おすすめのロボアドバイザーサービス9種類を比較します。運用実績や利回り、手数料などについて各ロボアドバイザーごとに比べ、自身の行いたい投資や資産運用のスタイルに応じて最適なロボアドバイザーを選択する際に非常に便利です。ロボアドバイザー投資に興味を持ち、ロボアドバイザー選びに迷っている方は参考にしてみてください。
ロボアドバイザーの選ぶ前に
自身が利用するロボアドバイザーを選択する前に、知っておきたいロボアドバイザーの概要や特徴、ロボアドバイザー選びのポイントをお教えします。これからロボアドバイザーを利用した投資を視野に入れている方は、以下の情報を確認した上で様々なロボアドバイザーを比較して自身の利用するロボアドバイザーを選択しましょう。
そもそもロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、投資のアドバイスや実際の資産運用を、最新技術を駆使してロボットが人に代わって行なってくれるサービスの総称です。アメリカで誕生し、日本ではここ数年でサービスを提供する金融機関が一気に増加しています。
このロボアドバイザーサービスは、ロボットが投資に介入する度合いによって以下の2種類に分けられます。
- 投資一任型
- アドバイス型
ここからは、この2種類のロボアドバイザーのそれぞれについて説明し、様々な投資対象が組み込まれた、投資信託との違いについても説明します。ロボアドバイザーの利用を検討している方はまずは基本的な情報を確認しておきましょう。
ロボアドバイザーとは?仕組みとメリット・デメリット、具体的な利回りや実績も比較
投資一任型
投資一任型のロボアドバイザーとは、ポートフォリオの提案やアドバイスから、実際の資産買付、運用の一連の資産形成に必要な手続きを、投資家に代わって全て行ってくれるサービスです。本来投資家が行うべき手続きを、ロボアドバイザーが代わりに行うこととなるため、通常証券口座よりも高い手数料がかかりますが、投資家の手間がほとんどないメリットがあります。
また、サービスによっては資産運用を行う中で市場の変動に影響されて変化する、ポートフォリオ内の資産バランスを調整してくれる、リバランス(*1)機能が付いているものなどがあります。投資家は登録と投資資金の入金のみを行うだけで良く、非常に便利です。
(*1:資産配分を調整することです。)
アドバイス型
一方のアドバイス型のロボアドバイザーは、投資家の資産に関する質問の答えに合わせて最適なポートフォリオが提案され、投資に関するアドバイスが行われるだけのロボアドバイザーです。
実際の資産買い付けやポートフォリオのリバランスなどは投資家自身で行う必要があります。
投資信託との違い
ロボアドバイザーと投資信託では、投資を行う際に投資家が選択する対象に違いがあります。ロボアドバイザーでは提案されたポートフォリオの中から投資家が自由に選択して投資を始めることとなりますが、投資信託の場合には投資家自身で投資対象を選択する必要があります。
投資信託とは複数の投資家から投資資金を集め、株式や債権、不動産などの様々な金融資産に対して運用の専門家が代わりに投資・運用を行い、運用益を投資家に還元する金融商品です。そのため、投資家は投資信託内の投資対象を自身で選定して投資を行います。
一方のロボアドバイザーでは、投資家ごとにロボアドバイザーから最適な投資信託や海外ETF(*1)などが提案され、投資家はその中から最適なポートフォリオを選択するだけで後はロボアドバイザーが投資対象を決定して自動で購入する仕組みです。
(*1:特定の指標と連動した価格変動が目指される投資信託のことで、証券取引所などに上場しているものを指します。)
ロボアドバイザーの特徴
次に、ロボアドバイザーの特徴を説明します。通常証券口座から投資家が自身で資産運用を行う場合と比べて、どのような特徴やメリット、デメリットがあるのでしょうか。メリット・デメリット両面をきちんと理解した上で、ロボアドバイザーの利用を判断する際に活かしていきましょう。
メリット
ロボアドバイザーを利用して資産運用を行うことで、投資家は投資知識が無くても安心なことや少額投資が可能なこと、投資の手間や時間が省けるメリットがあります。
特に投資一任型のロボアドバイザーを利用することで、最新技術によって過去の投資データ等をもとに、資産運用の方針やポートフォリオの提案、実際の資産運用などを、投資家のリスク許容度に応じて自動で行ってくれます。そのため、投資に関する知識が乏しい投資家でも、資産運用を行うことが可能となります。
さらに、ロボアドバイザーを利用して投資信託やETFに投資する場合、通常の株式投資を始めるよりも安く始めることができるメリットがあります。通常証券口座から株式投資を行う場合、安全な銘柄を選択・購入しようとすると、まとまった資金を用意する必要があります。(*1)しかし、ロボアドバイザーはサービスによって、1万円から投資を始めることができるものがあり、投資を始めるハードルが低いメリットがあります。
また、ロボアドバイザーが投資家に代わって資産運用のほとんどを行ってくれるため、銘柄選びや株価情報を毎日細かく確認する時間や手間がかからないメリットがあります。自動リバランス機能が搭載されているロボアドバイザーを選択することで、自身の保有資産内のバランスが保たれ、常に株価を気にしたりする必要がなくなります。忙しくて投資に時間を割くことができない投資家には非常に便利です。
(*1:銘柄によって必要最低投資資金は異なります。)
デメリット
一方で、ロボアドバイザーを利用した資産運用には、メリットだけでなくデメリットがあります。
ロボアドバイザーのデメリットの1点目に、投資家自身で投資を行うよりも高い手数料がかかることがあります。アドバイス型のロボアドバイザーであれば基本的に無料で利用できますが、投資一任型のロボアドバイザーは投資家の代わりに資産運用を行ってもらうことに対する代行手数料が発生します。
デメリットの2点目は、ロボアドバイザーを利用した投資でも、元本割れリスクがあることです。過去のデータをもとに、安全性の高い資産運用が行われると言っても、不測の事態による株価の暴落を完全に予測することは不可能です。
さらに、ロボアドバイザーでは長期投資以外の投資スタイルを取ることができません。ロボアドバイザーは長期間じっくりと堅実に資産を積み上げたい方向けのサービスです。そのため、ハイリスク・ハイリターンである短期投資を行うことができず、デイトレを行いたい投資家には向いていません。
また、NISA(ニーサ)制度(*1)と併用ができないデメリットがあります。NISAとは、投資の利益を非課税適用を受けて得ることができる、便利な税制優遇制度です。つまり、ロボアドバイザーでは基本的な長期投資しか行うことができないデメリットがあります。
(*1:資産運用益を非課税にて受け取ることができる税制優遇制度のことです。)
参考:NISAとは? (金融庁公式サイト)
ロボアドバイザーのデメリットとは?損失はでるのか、本当に信頼できるのか
ロボアドバイザーを選ぶポイント
ここからは、利用するロボアドバイザーを選ぶ際のポイントをお教えします。
ロボアドバイザーを利用した投資を行おうと思っていても、ロボアドバイザーサービスは非常に沢山の種類があり、その中からどのような基準で実際に使用するロボアドバイザーを選択すれば良いのかが分からない方も少なくないと思います。まずは以下のポイントを確認して、自身に最適なロボアドバイザーを選択し、便利に資産運用を行なっていきましょう。
運用実績
ロボアドバイザー選びのポイントの1点目に、ロボアドバイザー投資の運用実績があります。
資産を増やす目的で投資を行うにも関わらず、ロボアドバイザーを利用することで保有資産が結果的にマイナスとなってしまっては元も子もありません。利用するロボアドバイザーを判断する際には、該当のロボアドバイザーを使用した投資による実績を確認することが非常に重要です。
運用コスト
次に、ロボアドバイザーを利用した投資を行う際にかかる、運用コストがあります。ロボアドバイザーは通常証券口座から投資を行う場合に比べて、ロボットが投資家に代わって実際の資産運用を行なってくれるため、その分の代行手数料がかかります。
運用コストは、投資家が実際に得ることができる利益額に直接影響する重要なポイントです。ロボアドバイザーごとに発生する手数料は異なりますので、事前にきちんと確認しておきましょう。
最低投資金額
ロボアドバイザー選びポイントの3点目に、「最低投資金額」があります。最低投資金額とは、ロボアドバイザーの口座から投資を行うことができる最低ラインの金額のことです。
この最低投資金額はロボアドバイザーによって異なり、投資可能金額が低いロボアドバイザーを利用することで、まとまった投資資金を用意することができない場合にデメリットとなる場合があります。
機能
ロボアドバイザー選びの際には、ロボアドバイザーに搭載されている機能を確認することが大切です。ロボアドバイザーはそれぞれに特徴があり、独自の機能が搭載されているものが少なくありません。
例えば、ロボアドバイザーサービスとして非常に有名なWealthNavi(ウェルスナビ)には、ある一年間資産運用を行うことで支払う必要のある税負担の一部または全部を、自動で翌年以降に持ち越すことができる、「DeTAX(デタックス)」と言われる税金最適化機能搭載されています。これは、WealthNavi独自の機能で、他ロボアドバイザーにはありません。
このように、他ロボアドバイザーにもそれぞれの特色があるため、自身の利用したい機能があるかどうかを利用の判断材料とすることで最適なロボアドバイザーを選択することができます。
投資一任型のロボアドバイザーはどこを選べば良いのか
ここからは、実際に複数のロボアドバイザーについて取扱銘柄や運用コスト、運用金額、搭載機能、運用益など様々な項目ごとに比較を行います。比較するロボアドバイザーは以下の9種類です。
- WealthNavi(ウェルスナビ)
- THEO(テオ)
- 楽ラップ
- マネラップ
- ダイワファンドラップ
- クロエ
- WealthNavi for 住信SBIネット銀行
- THEO+ 住信SBIネット銀行
- WealthNavi for SBI証券
それぞれのロボアドバイザーごとに特徴が異なり、行いたい投資によって最適なロボアドバイザーは違います。自身の状況に応じて項目ごとにロボアドバイザーの概要を確認しましょう。
ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」について実績や手数料など徹底解説。
ロボアドバイザー「THEO(テオ)」について。実績や手数料から始め方まで徹底解説。
ロボアドバイザーの評判について。ウェルスナビほか運用実績の比較と損失リスクを解説
取扱銘柄(投資対象)
まずは各ロボアドバイザーを利用して投資を行うことができる取扱銘柄の対応数をまとめました。取扱銘柄が多いことで、ロボアドバイザーを使用して幅広くリスクを分散した投資を行うことができます。ロボアドバイザー選びの参考にしてみましょう。以下は2019年2月14日時点での各ロボアドバイザーの取扱銘柄の種類数です。
サービス名 | 取扱数 |
WealthNavi |
7種類 |
THEO | 41種類 |
楽ラップ | 15種類 |
マネラップ | 非公開 |
ダイワファンドラップ | 商品別(以下参照) |
クロエ | 非公開 |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | 7種類 |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | 41種類 |
WealthNavi for SBI証券 | 7種類 |
取扱銘柄については多くのロボアドバイザーサービスで非公開となっており、実際にどのような銘柄へ投資を行い、資産運用を行うかどうかは利用してみないと分からない状態となっています。また、ダイワファンドラップについてはプランごとに取扱銘柄の数や種類が異なります。
プラン | 投資対象 |
ダイワファンドラップ | 資産クラスごとに計10本(*1) |
ダイワファンドラップ オンライン | 資産クラスごとに1本 計9本のインデックス投資信託 |
ダイワファンドラップ プレミアム | 4タイプ計38本の投資信託 資産クラスごとに対象ファンドから最大3銘柄選択可能 |
取扱銘柄数については、THEO(テオ)が圧倒的に多くなっています。THEOでは41種類の銘柄、200種類を超える中から投資家に応じて最適なポートフォリオが選択され、それに応じて資産運用が自動で行われることになります。投資家ごとに異なる資産状況に対応することができ、非常に便利です。
また、楽ラップも15種類の中から投資家のリスク許容度に応じてポートフォリオが形成されることとなります。取扱銘柄が多いことで様々な金融商品に対して分散投資が可能となり、株価が不測の事態で暴落した場合でも大損を被るリスクを抑えた投資を行うことが可能です。
そのため、分散投資を行いたい投資家には、THEOやTHEO for 住信SBIネット銀行といったロボアドバイザーを使用することがおすすめです。
(*1:MRFという換金性・流動性の高い公共債型投資信託の種類は取扱がありません。)
運用コスト
次に、ロボアドバイザーを利用した投資を行う際にかかる運用コストについて説明します。通常証券口座で投資を行うよりも運用コストが高い傾向にあるロボアドバイザー投資では、できるだけコストを抑えた投資を行うことで投資家が得ることができる利益額に大きく影響することとなります。それぞれのロボアドバイザーを利用することでかかる運用コストをきちんと確認しておきましょう。
ロボアドバイザーの手数料は高い?手数料の種類とロボアドバイザー7種類の手数料を比較
手数料
ロボアドバイザー投資を行う際には、基本的に「運用管理手数料」、「信託報酬」の2種類の手数料が発生することとなります。(*1)以下ではこの2種類についてロボアドバイザーサービスそれぞれを利用した際にかかる手数料を説明します。
サービス名 | 運用管理手数料 | 信託報酬(年率) | 信託売却時手数料 |
WealthNavi |
〜3,000万円:1%(税別) 3,000万円を超える部分:0.5% (*2) |
0.11%〜0.14% | 無料 |
THEO/td> |
〜3,000万円:1%(税別) 3,000万円を超えた部分:0.5& |
無料(1%内に含有) | 無料 |
楽ラップ | 固定報酬型(*3):0.702%(税込) 成功報酬併用型(*4):固定報酬0.594%+運用益の5.4% |
最大で年率0.378%(税込・概算) | 無料 |
マネラップ | 0.1%(税込・概算) | 0.891%(税込) | 無料(0,991%に含有) |
ダイワファンドラップ | 1%(税別) | 0.17~0.27% | -(記載なし) |
クロエ | 0.88%(税別) | なし | −(公式サイト記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 |
〜3,000万円:1%(税別) 3,000万円を超える部分:0.5% *長期割:保有資産50万円ごとに0.01%を割引 |
0.11%〜0.14% | -(記載なし) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 |
〜3,000万円:1%(税別) 3,000万円を超えた部分:0.5& |
無料(1%内に含有) | 無料 |
WealthNavi for SBI証券 |
〜3,000万円:1%(税別) 3,000万円を超える部分:0.5% *長期割:保有資産50万円ごとに0.01%を割引 |
0.11%〜0.14% | -(記載なし) |
記載している信託報酬は、運用管理手数料と別で発生する金額です。
楽ラップでは、基本的にファンドの解約手数料(信託売却時手数料)がかかることはありません。しかし、「成功報酬併用型」の手数料コースで、成功報酬が発生している場合には、ファンドの減額・解約時に手数料を支払う必要があります。
運用管理手数料と信託報酬、信託売却時手数料の3点を総合して見ると、WealthNavi(ウェルスナビ)では、運用管理手数料に加えて信託報酬が発生するため、THEO(テオ)を利用して投資を行う際にかかる手数料が最も安くなっています。投資を行う際にかかる運用コストとして重要な手数料ですが、手数料が高いだけで利用しないと判断するのではなく、搭載機能や他サービスの充実度にも着目してロボアドバイザーを選択することが大切です。
(*1:ロボアドバイザーによっては他の種類の手数料が徴収される可能性があります。)
(*2:長期割の適用によって保有資産50万円ごとに0.01%が割引かれる場合があります。)
(*3:毎月運用資産額に一定の比率をかけた固定報酬を支払うタイプです。)
(*4:固定報酬に加えて一定期間の運用成果に応じた成功報酬を支払うタイプです。)
長期割
ロボアドバイザーサービス、WealthNavi(ウェルスナビ)には、長期的にWealthNaviを利用して資産運用を行うことで、割引を受けることができるキャンペーンがあります。WealthNaviの長期割では、預かり資産の金額に応じて手数料の割引率が違います。
長期割判定額(預かり資産額で判定) | 手数料割引率(年率・消費税別) |
50万円以上〜200万円未満 | 0.01% |
200万円以上〜 | 0.02% |
上述の通り、通常の運用管理手数料のみで比較すると、他ロボアドバイザーに比べて高い手数料が取られるWealthNavi(ウェルスナビ)ですが、「長期割」によってWealthNaviを続けた期間と運用金額に応じて、最大0.90%(年率)まで手数料を割り引いてくれます。このような割引サービスは他ロボアドバイザーにはない独自のもので、WealthNaviの特徴の1つです。
キャンペーン
次に、ロボアドバイザーサービスを使用することで適用対象となる、キャンペーンについて説明します。ロボアドバイザーによっては、新規に一定額以上を入金するだけで最大10万円を貰うことができるキャンペーンなどがあり、賢く利用することで投資家に大きなメリットがある場合があります。
新規に利用を開始するだけでプレゼントの対象者となることができるキャンペーンなどもあるので、事前に情報をきちんと確認しておきましょう。以下は2019年2月15日時点での各ロボアドバイザーのキャンペーン情報です。
WealthNavi(ウェルスナビ)
キャンペーン名 | キャンペーン期間 | キャンペーン対象者 | 特典内容 |
2019年の資産運用応援キャンペーン | 2019年2月1日~2019年2月28日 | 左記期間中に10万円以上の入金を行なった方 | 入金した合計金額に応じて現金をプレゼント(*1) |
積立開始キャンペーン | 2018年11月20日〜2019年2月19日 | 左記期間中にエントリーし、3ヶ月連続で自動積立を行った方 | 自動積立額に応じて最大10,000円をプレゼント |
招待キャンペーン | 2019年2月1日~2019年4月30日 | 左記期間中にご家族・ご友人をWealthNaviに招待した方、および招待を受けた方 |
1名招待ごとに500円 (上限:10,000円/20名)
500円 |
WealthNavi(ウェルスナビ)では、初回もしくは積立を含む10万円以上の追加入金を行なった方を対象に、入金額に応じて500円〜10万円がプレゼントされることとなります。ただし、2019年2月1日から2019年4月30日の期間に1度も出金を行わないことを条件に、現金自体は5月中旬にWealthNavi口座に振り込まれることとなります。また、他キャンペーンのプレゼントも同様に、WealthNavi口座へ振り込まれることとなります。
招待キャンペーンについては、招待した側も招待された側も現金プレゼントを受け取ることができるため、非常に魅力的なキャンペーンと言えます。
このように、WealthNaviでは他ロボアドバイザーと比べて多くのキャンペーンが同時期に複数開催されており、投資家にとって魅力的なサービスと言えます。
参考:最大10万円プレゼント! 2019年の資産運用応援キャンペーン(WealthNavi公式サイト)
参考:最大10,000円プレゼント!招待キャンペーン(WealthNavi公式サイト)
参考:最大10,000円プレゼント!積立開始キャンペーン(WealthNavi公式サイト)
THEO(テオ)
WealthNavi(ウェルスナビ)と並んで非常に有名なロボアドバイザーサービスであるTHEO(テオ)では、以下のキャンペーンが開催されています。
新規の積立引落し月から3ヵ月連続THEO積立を完了した後、期間中1度も出金を行わないことを条件に、約2ヶ月後にTHEO口座へプレゼント金が入金されることとなります。プレゼント金額は積立金額に応じて500円〜5,000円となっています。
WealthNaviに比べて小規模に見えるキャンペーンですが、WealthNaviでは50万円以上の入金を行なった方までプレゼント金額が設定されていることで最大金額が高くなっており、30万円以下のプレゼント金額自体は同じです。そのため、50万円以上の積立入金を新規で行おうとしている方は、WealthNaviを利用してキャンペーン適用を受ける方がお得になります。
ただし、THEO+(テオプラス)を利用している方は対象外となるので注意が必要です。
楽ラップ
楽ラップでは、2019年2月15日現在で適用対象となるキャンペーンは開催されていません。しかし、過去には「楽ラップ デビュー&積立キャンペーン」として楽ラップの新規申込金額に応じて楽天スーパーポイントが付与されるキャンペーンが開催されていたことがあります。
楽天スーパーポイントは楽天証券だけでなく、楽天市場内での買い物などに使用することができるポイントのため、使用用途が限定されず非常に便利です。今後もキャンペーンが開催される可能性がありますので、逐一情報を確認することが大切です。
参考:現在実施中のキャンペーン一覧(楽天証券株式会社公式サイト)
マネラップ
マネックス証券のロボアドバイザーサービス、マネラップでは以下のキャンペーンが開催されています。
上述の入金に加えて、毎月5万円以上の積立を1年間継続した場合には、さらに追加ボーナスで3,000円分のJCBギフトカードが付与されます。ギフト券3枚で6個のハーゲンダッツを貰うことができます。
WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)のキャンペーンに比べると若干規模が小さい印象ですが、積立投資を始めるだけでギフト券を貰うことができるため、嬉しいポイントです。
参考:積立開始でもらえる!マネラップ積立応援キャンペーン(マネックス証券株式会社公式サイト)
ダイワファンドラップ
キャンペーン名 | キャンペーン期間 | キャンペーン対象者 | 特典内容 |
ダイワファンドラップ オンライン 冬のキャンペーン | 2019年1月4日~2019年3月29日 | 左記期間中に「ダイワファンドラップ オンライン」で運用開始した方 | 対象金額(*1)に応じて最大50,000円をプレゼント 新規契約の方にはさらに一律1,000円をプレゼント |
ダイワで積立投資 スタートキャンペーン 第2弾 | 申込:2018年10月1日〜2019年3月29日 積立:2018年10月1日〜2019年9月30日 |
左記申込期間に、 1.「NISA/つみたてNISA投信積立」、「ファンドラップオンライン定期積立コース」いずれかに申込み 2.積立期間内の累計積立金額の合計が10万円以上 |
抽選で最大10万円プレゼント |
「ダイワファンドラップ オンライン 冬のキャンペーン」では、対象金額に対して0.5%がプレゼントされます。「ダイワファンドラップ オンライン」で、「ダイワ・コンサルティング」コース、「ダイワ・ダイレクト」コースの個人もしくは法人の方を対象にキャンペーンが適用されることとなります。
また、「ダイワで積立投資 スタートキャンペーン 第2弾」では、「NISA投信積立」、「つみたてNISA投信積立」または「ファンドラップオンライン定期積立サービス」のいずれかに申込を行なった方のみが対象となります。抽選で10名に10万円、50名に5万円、500名に1万円の現金がプレゼントされることとなります。
キャンペーン対象となるには、1・2両方の条件を満たしている必要があり、それぞれに期間が設定されています。事前にきちんと確認しておくことが大切です。また、2018年9月28日時点でNISA・つみたてNISA口座の申込を行なっていた方は対象から外れてしまうため、注意が必要です。
(*1:キャンペーン期間中に運用開始となった「ダイワファンドラップ オンライン」の契約金額から解約金額を引いた金額です。
参考:ダイワファンドラップ オンライン 冬のキャンペーン(大和証券株式会社公式サイト)
参考:ダイワで積立投資 スタートキャンペーン 第2弾(大和証券株式会社公式サイト)
クロエ
エイト証券が提供するロボアドバイザーサービス「クロエ」では、キャンペーンは開催されていません。新規の利用開始や積立投資を始める際にキャンペーン適用を受けてロボアドバイザーの利用を行いたい方には向いていません。
WealthNavi for 住信SBIネット銀行
「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」では、2019年2月15日時点でキャンペーンは開催されていません。
ただし、過去に「資産運用キャンペーン」として投資家に資産運用残高の増加金額に応じて抽選で最大30,000円相当のポイントがプレゼントされるキャンペーンが開催されていたことがあり、今後も時期によって同様のキャンペーンが開催される可能性があります。
THEO for 住信SBIネット銀行
「THEO for 住信SBIネット銀行」では、上述の「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」と一緒にキャンペーンが開催されていましたが、現在はキャンペーンは開催されていません。資産運用キャンペーンとして今後新たにキャンペーンが開催される可能性があるため、「THEO for 住信SBIネット銀行」の利用に迷っている方は逐一情報を確認しておきましょう。
WealthNavi for SBI証券
「WealthNavi for SBI証券」では、2019年2月15日現在キャンペーンは開催されていません。ただし、2018年12月月中旬まで、「WealthNavi for SBI証券」の新規口座へ投資資金30万円以上を新規入金することで最大50,000円の現金がプレゼントされるキャンペーンが開催されるなど、時期によっては投資家に大きなメリットがあるキャンペーンが開催される場合があります。
運用金額
ここからは、ロボアドバイザーを利用して投資を行う際にかかる運用金額について説明します。ロボアドバイザー口座から投資を始めることができる最低投資額や、自動積立が可能な金額、ロボアドバイザー口座からお金を引き出すことができる出金可能額の3種類の金額についてロボアドバイザー11種類ごとに比較します。
例えば、出金可能額によっては自身の資産を自由に出し入れできない場合があり、利用を開始してから思わぬデメリットとなる可能性があります。利用するロボアドバイザーを判断する前に確認しておきましょう。
サービス | 最低投資額 | 最低自動積立金額 | 出金可能額 |
WealthNavi |
10万円 | 1万円(以降1円単位) | 1円から |
THEO | 1万円 | 1万円(以降1,000円単位) | 出金後残高が10万円以上の条件有 (1万円単位) |
楽ラップ | 10万円 | 1万円(以降1円単位) | 出金後残高が10万円以上の条件有 (1万円単位) |
マネラップ | 1,000円 | 1,000円(以降1,000円単位) | 1,000円(以降1,000円単位) |
ダイワファンドラップ | 1万円(以下参照)から | 1万円(以降1円単位)から | 1万円(以降1円単位)から |
クロエ | 1万円(以降1万円単位) | 自動積立非対応 | -(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | 10万円 | 1万円(以降1円単位) | 1円から |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | 1万円 | 1万円(以降1,000円単位) | -(記載なし) |
WealthNavi for SBI証券 | 10万円 | 1万円(以降1円単位) | 1円から |
ロボアドバイザー口座からお金を引き出すことを「出金」、もしくは「減額」と言います。減額は口座内の保有資産からいくらか資産を減額して換金するという意味で使用されています。WealthNaviでは制限なく自身のWealthNavi口座から自由に出金を行うことができますが、THEO(テオ)では出金後の預かり資産額が10万円を下回らない範囲での出金が可能として条件が設定されています。
出金後の預かり資産額による出金制限は、楽ラップでもTHEOと同額の条件が設定されています。しかし、楽ラップでは、1万円以上であれば以降は1円単位からの出金が可能となっており、少額からロボアドバイザー口座よりお金を引き出したい方にはメリットとなります。
マネラップでは最低投資可能額が1,000円、自動積立が可能な金額も1,000円となっており、まとまった投資資金を用意することが難しい方にとっては大きなメリットと言えます。
ダイワファンドラップの場合には、ダイワファンドラップの中のプラン3種類ごとにそれぞれの金額が異なります。上述の表では各金額について3プランの中で最低金額を表示しています。プランごとの基準額は以下のように規定されています。
プラン | 最低投資可能額 | 自動積立可能額 | 出金可能額 |
ダイワファンドラップ | 300万円以上(以降1万円単位) | 自動積立非対応 | 1万円以上(以降1万円単位) |
ダイワファンドラップ オンライン | 1万円以上(以降1円単位) | 1万円以上(以降1円単位) | 1万円以上(以降1円単位) |
ダイワファンドラップ プレミアム | 3,000万円以上(以降1万円単位) | 自動積立非対応 | 1万円以上(以降1円単位) |
自動積立は「ダイワファンドラップ オンライン」のみが対応しており、他プランでは行うことができません。また、最低投資可能額もプランによって大きく開きがあり、自身の資産状況に合わせて利用するロボアドバイザーを選択することが大切です。減額手続きは、運用を開始後3ヶ月以降から可能となります。
エイト証券が提供するクロエについては、自動積立機能に対応しておらず、手間を省いて積立投資を行いたい方にとっては不向きと言えます。
住信SBIネット銀行やSBI証券と提携して提供されているWealthNaviやTHEOといったロボアドバイザーでは、提供されているサービス自体が公式と同様のものであることから、通常のWealthNaviとTHEOのサービスと同様の最低投資額や最低自動積立金額が設定されています。
機能
次に、ロボアドバイザーに搭載されている機能についてロボアドバイザーそれぞれについて比較します。手数料が安く、少額から投資が可能なロボアドバイザーであっても、搭載されている機能の精度が低いと結果的に資産を増やすことができなくなってしまいます。自身の資産形成を目的にロボアドバイザー投資を行うために、きちんとそれぞれの搭載機能を確認しておくことが大切です。
以下では9種類の機能について対応の可否とそれぞれの機能について簡単に概要を説明します。
1.資産運用シミュレーション
資産運用シュミレーションとは、複数の質問に答えるだけで回答に基づいて投資家の投資に対するリスク許容度に応じて、現時点から資産運用を始めると将来どのように資産が変動するのかをシュミレーションしてくれる機能です。資産形成を行う期間や投資資金などの条件によって、結果的にいくらの資産を形成することができるのかを知ることができます。
以下では9種類のロボアドバイザーで資産運用のシュミレーションを行うことができるかどうかを比較します。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
× |
THEO | × |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | ○ |
ダイワファンドラップ | ○ |
クロエ | -(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | × |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | × |
WealthNavi for SBI証券 | × |
ロボアドバイザーの利用を開始していなくても、無料で資産運用をシュミレーションすることができます。楽ラップのシュミレーションでは、お金の質問だけでなく心理テストのような質問で自身の性格やどのような傾向にあるかも知ることができ面白いです。
マネラップのシュミレーションではチャット形式で質問に答えていき、利用が簡単な点が魅力です。将来的にどのように資産が増えていくのかをグラフで推移を視覚的に確認することができます。
ダイワファンドラップオンラインでは、「ライフプランニング」、「資産運用プランニング」、「リスク許容度診断」の3種類を診断することができます。現状のお金の流れを確認し、何年後にいくらの資産が欲しいのか、自身に最適な資産運用のスタイルを知ることができて非常に便利です。
2.自動税金最適化
ある一年間資産運用を行うことで発生する、支払いの必要がある税負担の一部または全部を翌年以降に持ち越すことができる機能です。ロボアドバイザー上で行った投資の利益に対してかかる税金をロボアドバイザーが自動で調整してくれます。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○ |
THEO | × |
楽ラップ | × |
マネラップ | × |
ダイワファンドラップ | × |
クロエ | × |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○ |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | × |
WealthNavi for SBI証券 | ○ |
自動税金最適化機能は、WealthNavi(ウェルスナビ)独自の機能です。「DeTAX(デタックス)」と言われ、WealthNaviと名の付くロボアドバイザーサービスであれば基本的に搭載されています。
ポートフォリオの中に含み損がある銘柄があれば、店頭取引によってその銘柄を一度売却し、同時に「同じ銘柄を、同じ数量、同じ価格」で買い戻すことで税負担を軽減することができる仕組みとなっています。WealthNaviでは、投資の利益により生じる税負担が2万円を超える場合を目安として、DeTAXによる取引が自動的に行われることとなります。
節税対策を行いながら賢くロボアドバイザー投資を行いたい方にとって、非常に嬉しい機能です。
参考:DeTAX(デタックス)について教えてください。(WealthNavi公式サイト)
3.リスク回避機能/AIアシスト(下落ショック軽減)
リスク回避機能とは、AI(人工知能)によって世界中のニュースやSNSといった膨大な情報と市場データをもとに、投資対象銘柄や関連する指数が大幅に下落するかどうかを判断し、保有銘柄を売買することで保有資産の大幅な下落を防いでくれる機能のことです。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
× |
THEO | ○ |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | × |
ダイワファンドラップ | × |
クロエ | × |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | × |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | × |
リスク回避機能は、THEO(テオ)と楽ラップに搭載されている機能です。また、住信SBIネット銀行やSBI証券で配信されているTHEOサービスについても同様に搭載されています。
THEOもしくは楽ラップを使用することで、保有資産が大幅に下落する可能性を最大限低くすることができます。ただし、ロボアドバイザー投資についても投資であることに変わりはなく、元本割れリスクが無くなることはないので注意が必要です。
4.自動リバランス
リバランスとは、資産運用を行う中で変化する自身の保有資産のバランスを、自動で調整してくれる機能です。資産運用を行う中で、市場の変化に応じて資産価値が変動することで保有資産全体のバランスが崩れる場合がありますが、ロボアドバイザーによってはこの際に資産バランスを当初ポートフォリオの最適な状態に自動で戻してくれる機能が搭載されているものがあります。この機能を「自動リバランス機能」と言います。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○ |
THEO | ○ |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | ○ |
ダイワファンドラップ | ○ |
クロエ | ○ |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○ |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | ○ |
資産配分のバランスを保つ自動リバランス機能は、ご紹介している9種類のロボアドバイザー全てに搭載されています。これはダイワファンドラップの3プランについても全て対応しています。そのため、どのロボアドバイザーを使用しても、資産運用の途中で逐一自身の保有資産のバランスを確認する必要がありません。
参考:リバランスとは何ですか。どのようなメリットがありますか? (WealthNavi公式サイト)
5.自動再投資
自動再投資機能とは、ロボアドバイザーが自動で再投資を行なってくれる機能です。そもそも再投資とは、自身で行った投資から得られた利益をそのまま次の投資の資金に回すことです。特に投資信託においては「分配金再投資」と言われ、同一ファンドを手数料無料で自動的に買い付ける仕組みのことを指します。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○ |
THEO | ○ |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | × |
ダイワファンドラップ | −(記載なし) |
クロエ | −(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○ |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | ○ |
上述のロボアドバイザーサービスでは、海外ETFへ投資して資産形成を行うこととなります。そのため、自動再投資機能では投資信託から発生する分配金が自動で次の投資資金に回されることとなります。分配金再投資は購入手続きの際に手数料がかからないため、手間を省いて分配金を次の投資に回したい方にとっては非常に便利な機能ですが、得られた分配金を現金として得たい方や、全ての分配金を同じファンドの購入に当てたくない方などにとっては不向きです。
ダイワファンドラップでは、保有しているファンドごとに分配金を再投資に回すかどうかを設定することができるため、一定金額の分配金を再投資に、他は投資家自身で現金化するなど投資家が自由に設定することができて非常に便利です。
6.自動積立
ロボアドバイザーでは、毎月の積立を自動で行ってくれる機能が搭載されているものがあります。自動積立では、積立期間と金額を設定し、一定期間ごとに積立金額が自動で投資家の指定した口座からロボアドバイザー口座へ振り込まれる仕組みです。自動積立機能が搭載されているロボアドバイザーを使用することで、投資家は定期的に積立手続きを行う手間がなくなり、非常に便利です。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○ |
THEO | ○ |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | × |
ダイワファンドラップ | ○ |
クロエ | -(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○ |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | ○ |
マネラップには自動積立機能が搭載されておらず、積立投資を行う際には投資家自身で一定期間、一定金額を積み立てる必要があります。そのため、ロボアドバイザーに自身の資産を預け、できるだけ手間なく管理・運用を行いたい方は、自動積立機能が搭載されているロボアドバイザーを選択することがおすすめです。
7.おつりで投資
ロボアドバイザーサービスによっては、日常の買い物から発生したおつりを投資資金に回すことができる便利機能が搭載されています。おつり投資は、日々の買い物のおつりを貯金して、まとめて投資資金に回す仕組みです。まとまった投資資金を用意するのが難しい方や、貯金が続かない方などにとってメリットの多い機能と言えます。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○ |
THEO | ○ (THEO+ docomo のみ) |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | × |
ダイワファンドラップ | × |
クロエ | × |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○ |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | ○ |
WealthNavi(ウェルスナビ)では、「マメタス」というアプリサービスを使用することでWealthNavi口座に貯金したおつりを投資資金として入金することができます。WealthNavi口座(*1)を開設してマメタスアプリをダウンロードし、自動積立(マメタス引落口座)を申し込むだけであとは投資資金を入金するだけでおつりで投資サービスを利用することができます。
THEO(テオ)のおつりで投資は、「THEO+ docomo」という大手キャリアのdocomoと提携しているTHEO口座であれば利用することができます。THEO+ docomoでは、docomoのdカードを利用した買い物のおつりを積み立てていくことができます。おつりの基準額は100円もしくは500円で設定することができ、おつりは毎日積み立てられて、毎月1回、指定の銀行口座からまとめて引き落とされる仕組みです。
「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」・「WealthNavi for SBI証券」では通常のWealthNaviと同様に「マメタス」アプリを使用したおつりで投資サービスを利用することができ、「THEO+ 住信SBIネット銀行」については「THEO+ docomo」を利用することでおつりを積み立てて投資を行えます。
つまり、WealthNaviの提供するロボアドバイザー口座か、THEO+ docomoの口座を開設しないと、おつりで投資サービスを利用することはできません。日常生活の中で投資資金を貯金することが難しく、まとまった投資資金を用意することが難しい方にとっては嬉しいサービスでしょう。
(*1:WealthNavi・WealthNavi for 住信SBIネット銀行・WealthNavi for SBI証券はもちろん、他WealthNavi口座であれば全ておつりで投資機能を利用することができます。)
8.クイック入金
次に、ロボアドバイザー口座へ入金する際の便利機能、クイック入金機能について対応の可否を比較します。クイック入金とは、インターネット上で簡単にロボアドバイザー口座内へ入金を行い、入金後即時にロボアドバイザー口座に反映されるサービスです。購入したい商品があった場合に、口座内にすぐ入金額が反映されることで購入タイミングを逃す心配がなくなります。また、手続きが完了していても実際に目に見て入金を確認することができるまで時差が生じることで、投資家の手間が増える可能性があります。
クイック入金に対応しているかどうか、ロボアドバイザーを比較して自身のロボアドバイザー投資に活かしていきましょう。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○ |
THEO | ○ |
楽ラップ | × |
マネラップ | ○ |
ダイワファンドラップ | -(記載なし) |
クロエ | -(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○ |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | ○ |
クイック入金は、WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)のロボアドバイザーサービスを利用する場合と、マネックス証券を利用する場合に利用可能な機能となっています。WealthNaviとTHEOについては住信SBIネット銀行とSBI証券それぞれで専用のサービスが提供されていますが、これらサービスについても同様にクイック入金を行うことができます。
基本的には各サービスが指定した金融機関のインターネットバンキング口座を保有していることで、クイック入金サービスの利用が可能となります。以下よりクイック入金サービスを利用可能なWealthNavi・THEO・マネラップに対応している金融機関をそれぞれ比較します。
クイック入金サービスを利用するためにわざわざ新規に銀行口座を開設する手間がかかってしまう可能性がありますので、既にインターネットバンキングを利用をしている方は、自身の金融機関に対応しているか、各ロボアドバイザーサービスを確認してみましょう。
WealthNavi |
三井住友銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 住信SBIネット銀行 ソニー銀行 イオン銀行 じぶん銀行 |
THEO | 三井住友銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 住信SBIネット銀行 じぶん銀行 |
楽ラップ | 三井住友銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 住信SBIネット銀行 ソニー銀行 りそな銀行 埼玉りそな銀行 ゆうちょ銀行 楽天銀行 ジャパンネット銀行 |
上述の3種類のロボアドバイザーサービスでは、インターネット上で対応している金融機関の口座から24時間365日、いつでも自由に、なおかつ手数料がかからず入金手続きを行うことができ、非常に便利です。クイック入金が可能なロボアドバイザーを選択して、スムーズな資産管理・運用を行いましょう。
9.家計簿アプリとの連携
最後に、家計簿アプリとロボアドバイザーサービスの連携が可能かどうかをロボアドバイザーごとに確認しましょう。家計簿アプリと投資を行うロボアドバイザーサービスが連携することで、自身のお金について一括で管理することができて非常に便利です。
サービス | 対応 |
WealthNavi |
○(3種類) |
THEO | ○(2種類) |
楽ラップ | ○ |
マネラップ | ○(1種類) |
ダイワファンドラップ | -(記載なし) |
クロエ | -(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | ○(3種類) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○(2種類) |
WealthNavi for SBI証券 | ○(3種類) |
家計簿アプリとは、収入と毎日の支出を記録することができる便利アプリです。現在使用している家計簿アプリに対応していれば自身の収支のバランスと資産運用のお金を一括で確認・管理することが可能となります。楽ラップではマネーフォワードと言われるアプリにのみ対応しており、これは楽天証券の通常証券口座を利用する際にも連携管理を行うことが可能です。
また、WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)では、複数の種類の家計簿アプリと連携することができるため、より多くの投資家が現在使用している家計簿アプリ内の情報をそのままに効率的な資産管理を行うことが可能となります。WealthNaviとTHEOそれぞれの連携可能なアプリを以下で確認しましょう。
WealthNavi |
マネーフォワード Moneytree Zaim |
THEO | マネーフォワード Wallet+(ウォレットプラス) |
マネーフォワードについては、楽ラップでも唯一対応している家計簿アプリです。その他のアプリについてはそれぞれロボアドバイザーごとに対応の可否が異なるため、自身が現在使用している家計簿アプリがあれば確認してみましょう。
参考:THEO+[テオプラス] Wallet+ (ウォレットプラス)とのAPI連携を開始(株式会社お金のデザイン公式サイト)
参考:対応金融機関一覧(株式会社マネーフォワード公式サイト)
運用益
次に、ロボアドバイザーを使用して実際に資産運用を行なった実績を比較しましょう。手数料や搭載機能の比較を行なっても、実際に利用して資産運用を行なった際に元本割れする確率が高いものを利用していては、本来の目的である資産形成を達成することができません。各ロボアドバイザーの運用実績を確認した上で、利用するロボアドバイザーを選択することが大切です。
利回り実績
まずは利回り実績を比較します。利回りとは、投資した金額に対する利益の割合を1年当たりの平均に直した数字のことを言います。公式サイトにて利回り実績が公開されているロボアドバイザーもありますが、一方で公開されておらず実績が分からないサービスもあります。実績公開の有無も含めて、ロボアドバイザー選びの参考にしていきましょう。
また、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」と「WealthNavi for SBI証券」、「THEO+ 住信SBIネット銀行」の3種類については、WealthNaviとTHEOという提供されているそれぞれのロボアドバイザーサービスとしては通常のものとの違いはありません。そのため、WealthNaviやTHEOの通常の実績を確認してください。それぞれの運用実績は2019年1月26日時点で公式サイトに掲載されている円建ての数値となります。
サービス名 | 最高運用実績(月) | 最低運用実績(月) | 平均利回り |
WealthNavi |
7.90% | 1.90% | 1.808% |
THEO | 9.98% | -8.27% | - |
楽ラップ | 3.20% | -3.53% | 6.675% |
マネラップ | -0.19% | -7.59% | 3.21% |
ダイワファンドラップ | 運用実績非公開 | - | - |
クロエ | 運用実績非公開 | - | - |
WealthNavi(ウェルスナビ)では運用開始前の質問から投資家のリスク許容度を1から5の段階に分けてポートフォリオが形成され、リスク許容度の数字が大きくなるほどハイリスク・ハイリターンの運用を行うこととなります。最高で+7.90%、最低成長率でも+1.90%となっています。WealthNaviを利用することでリスク許容度に応じて伸び率は異なりますが、安定的に資産が成長していることが分かります。
THEO(テオ)では、228通りのポートフォリオの中から投資家に合わせて最適なものが提案されることとなります。公式サイトに公開されている228通りのポートフォリオの運用実績の中から算出した数値となります。
最低運用実績について、基本的にマイナスが生じていますが、WealthNaviではプラスとなっていることから、運用実績の高さが伺えます。
また、ダイワファンドラップやクロエについては運用実績が公開されておらず、いざ運用を開始してから元本割れする可能性がどの程度あるのかが分からない難点があります。情報が非公開なことで投資家にとってデメリットがどの程度あるかを理解して、利用するロボアドバイザーを選びましょう。
ロボアドバイザー7種類の運用実績を比較!各ロボアドバイザーに対する評価もご紹介
ロボアドバイザー7種類の利回りを比較。ロボアドバイザー選びのポイントと注意点とは?
分配金
次に、分配金についての情報を確認しましょう。分配時期・分配場所・分配金利回りについては投資対象のETFの種類によって異なります。それぞれの項目について各ロボアドバイザーの情報を確認しましょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)
まずはWealthNavi(ウェルスナビ)の分配金について説明します。WealthNaviでは以下の7種類のETF(*1)銘柄に対して投資を行うことが可能です。
ETF銘柄 | 分配時期 | 分配場所 | 分配金利回り(*2) |
1.VTI(米国株) | 3・6・9・12月 | WealthNavi内口座の現金部分 | 1.48% |
2.VEA(日欧株) | 3・6・9・12月 | WealthNavi内口座の現金部分 | 1.63% |
3.VWO(新興国株) | 3・6・9・12月 | WealthNavi内口座の現金部分 | 0.80% |
4.AGG(米国債権) | 毎月 | WealthNavi内口座の現金部分 | 2.70%(2018年5月) |
5.TIP(物価連動債) | 毎月 | WealthNavi内口座の現金部分 | 5.32%(2018年5月) |
6.GLD(金) | なし | なし | なし |
7.IYR(不動産) | 3・6・9・12月 | WealthNavi内口座の現金部分 | 3.2% |
全銘柄の分配金はWealthNavi口座に振り込まれ、自動で再投資に回されることとなります。ETFの銘柄によって投資家が実際に得ることができる分配金額には差がありますが、利回りについては時期によっても異なります。あくまで参考程度に、海外ETFの運用によって投資額の1.0%~2%の分配金を得ることができると考えておきましょう。
(*1:証券取引所に登録され、株価などの指標に合わせて同様の値動きができるよう、何種類もの株式などを組み合わせた金融商品のことです。)
(*2:2018年3月時点での数値です。米国債権と物価連動債以外は全てこの時点での数値となります。)
(*3:日本・英国・カナダ・フランス・ドイツ・スイスを始めとする先進国を指します。)
(*4:債権市場における複数の商品・会社の価格を統合や平均化した数字のことです。)
参考:
THEO(テオ)
THEO(テオ)では、41種類の銘柄の中から自由に投資先を選択することができます。以下はその41種類の中から9種類の銘柄を抽出して分配時期・分配場所・利回りについて表示しています。
ETF銘柄 | 分配時期 | 分配場所 | 分配金利回り(*1) |
1.VTV(米国株) | 3・6・9・12月 | THEO内口座の現金部分 | 2.75% |
2.EWG(日欧株) | 6・12月 | THEO内口座の現金部分 | 5.64% |
3.EWY(新興国株・韓国) | 12月 | THEO内口座の現金部分 | 2.59% |
4.IEF(米国債権) | 毎月 | THEO内口座の現金部分 | 2.46% |
5.EMB(新興国債権) | 毎月 | THEO内口座の現金部分 | 14.43% |
6.TLT(先進国債権) | 毎月 | THEO内口座の現金部分 | 2.81% |
7.TIP(物価連動債) | 毎月 | THEO内口座の現金部分 | 2.02% |
8.DBC(コモディティ) | 12月 | THEO内口座の現金部分 | 1.23%(*2) |
9.IYR(不動産) | 3・6・9・12月 | THEO内口座の現金部分 | 2.38% |
THEOの取扱銘柄は、分配金利回りが高いものが多く、分配時期も複数ある銘柄が多くなっています。分配金は自動再投資に回されることとなりますが、時期をずらした再投資が可能となることで、大幅下落を抑制した資産運用を行うことが可能となります。
(*1:2019年1月24日時点の数値です。)
(*2:DividendInvestor.com公式サイトでの過去12ヶ月間の数値です。)
参考:Divided.com公式サイト
参考:DBC(DividendInvestor.com公式サイト)
参照:2018 FUND DISTRIBUTIONS SCHEDULE(iShares公式サイト)
ロボアドバイザー「THEO(テオ)」について。実績や手数料から始め方まで徹底解説。
楽ラップ
楽ラップでは、国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産の15種類の銘柄に対して投資することができます。以下は15種類の中からランダムに銘柄を抽出して分配時期や分配場所、分配金利回りを記載しています。
ETF銘柄 | 分配時期 | 分配場所 | 分配金利回り(*1) |
1.S・ストリート 日本株式インデックス(国内株) | 3月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
2.S・ストリート 先進国株式インデックス(先進国株) | 11月 | 楽ラップ内口座 | 1.02% |
3.S・ストリート 新興国株式インデックス(新興国株) | 11月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
4.S・ストリート日本債券インデックス(国内債権) | 3月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
5.たわらノーロード 先進国債券<ラップ向け>(先進国債権) | 4月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
6.S・ストリート 新興国債券インデックス(先進国債権) | 4月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
7.たわらノーロード 国内リート<ラップ向け>(国内不動産) | 4月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
8.たわらノーロード先進国リート<ラップ向け> (海外不動産) | 4月 | 楽ラップ内口座 | 0% |
楽ラップでは、国内の投資信託を投資対象としています。米国上場投資信託であるETFは、非常に低コストな資産ですが、運用成果とは別に投資家自身が購入・換金する際に為替の影響を気にする必要があります。外国為替は時期によって大きく変化するため、投資家が結果的に得ることができる利益額に影響を及ぼす可能性がありますが、国内投資信託ではその心配はありません。
また、為替ヘッジに対応しているため、為替の動きも含めた完全にロボアドバイザーにおまかせした運用を提供することが可能となります。
(*1:2019年2月15日時点での数字です。)
マネラップ・ダイワファンドラップ・クロエ
ここまでロボアドバイザーごとの分配金に関する情報を解説してきました。分配金は、銘柄によって分配時期や分配利回りが全く異なり、取扱銘柄によって分情報が大きく異なることとなります。しかし、ロボアドバイザーによっては取扱銘柄が非公開となっているものも少なくなく、分配金情報を確認することはできません。
WealthNavi(ウェルスナビ)・THEO(テオ)・楽ラップ以外の4種類については取扱銘柄に関する情報は記載されていません。また、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」、「THEO+ 住信SBIネット銀行」、「WealthNavi for SBI証券」の3種類については、それぞれ提供ロボアドバイザーサービスの取扱銘柄に対応することとなります。
期間
次に、ロボアドバイザーを利用した投資を行う際にかかる期間についてお教えします。入金から買い付け、出金依頼から実際に出金するまで、運用プランを変更したい場合に要する時間の3点について解説します。手続きにかかる時間が長いことで、手続きを行なっている間に投資したい商品の価格が変動してしまう可能性などがあります。事前に確認して、余裕を持って手続きを行えるようにしましょう。
入金から買い付けまで
まずはロボアドバイザー口座に入金を行ってから実際に資産購入を行うことができるまでにかかる期間を全9種類のロボアドバイザーで比較します。「手続き条件」の時間までに行われた入金について、「買い付け」の最短期間で資産の買い付けが行われることとなります。
サービス | 手続き条件 | 買い付け |
WealthNavi |
20:00まで(平日) | 入金日の深夜から |
THEO | 15:00まで | 入金日の夜から |
楽ラップ | 15:00まで(平日) | 契約締結日の翌営業日から |
マネラップ | 毎月10日までの入金 | 毎月11日 |
ダイワファンドラップ | -(記載なし) | -(記載なし) |
クロエ | 15:00まで | 翌営業日の午前中から |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | -(記載なし) | -(記載なし) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | 15:00まで | 入金日の夜から |
WealthNavi for SBI証券 | -(記載なし) | -(記載なし) |
WealthNavi(ウェルスナビ)では、平日の20:00までに完了した入金手続きについては、入金日の深夜から資産が自動購入されることとなります。また、THEO(テオ)については15:00までに行われた入金手続きについては入金日の夜から自動購入が行われますが、楽ラップの場合には平日15:00までの手続きで契約締結日の翌営業日から買い付けが可能となっています。
マネラップでは、毎月資産の買い付け日が11日になっています。入金からマネラップ口座への反映を行う際には、入金の翌営業日の早朝にマネラップ口座へ振替が行われることとなるため、それまでに入金を完了しておく必要があります。
楽ラップやマネラップと言った、証券会社が提供するロボアドバイザーサービスの場合には、基本的に通常証券口座へ入金手続きを行い、そこから振替という形でロボアドバイザー口座へ投資資金が移動されることとなります。
クロエでは、入金後、翌営業日からでないと買い付けを行うことができず、入金から買い付けまである程度の時間がかかってしまいます。そのため、入金後すぐに買い付けを行なって、運用を開始したい方は、WealthNaviやTHEOが最適と言えます。
出金依頼から出金まで
次に、ロボアドバイザー口座内の資産を引き出す、「出金」を依頼してから実際に資産を引き出すことができるまでにかかる時間を比較します。資産の引き出しは「出金」の他に、ロボアドバイザー口座の資産を引き出すという意味で「減額」と表現されることがありますが、どちらも同じ意味を持っています。
以下の表では、「手続き条件」に従って出金申請を行うことで、最短の「振込可能日」がいつなのかを示しています。
サービス | 手続き条件 | 振込可能日 |
WealthNavi |
20:00まで(平日) | 最短3営業日 |
THEO | 15:00まで(営業日) | 最短3営業日 |
楽ラップ | −(記載なし) | 10営業日以内 |
マネラップ | -(記載なし) | 翌営業日または翌々営業日 |
ダイワファンドラップ | -(記載なし) | 申込受付日の翌営業日から5営業日後までの間 |
クロエ | 15:00まで | 3営業日 |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | -(記載なし) | -(記載なし) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | 15:00まで(営業日) | 最短3営業日 |
WealthNavi for SBI証券 | -(記載なし) | -(記載なし) |
WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)では、海外ETFへの投資を行うこととなるため、出金依頼を行なってから円ドルの交換を行なった後にようやく投資家指定の口座へ出金額が振り込まれることとなります。これはクロエについても同様の仕組みで、外貨交換に時間がかかるため楽ラップよりも時間がかかることとなります。
楽ラップでは国内ファンドのみに投資することとなるため、他ロボアドバイザーよりも入金が早いと思われますが、最短の振込日の記載はなく、10営業日以内での入金が約束されています。マネラップでは、投資家が指定した金融機関口座への出金は、翌営業日または翌々営業日となりますが、セブン銀行・ゆうちょ銀行・クレディセゾンATMのいずれかであれば即時出金が可能です。
運用プランの変更
現在利用しているロボアドバイザーの運用プランを変更したい場合には、どのくらいの期間が必要なのでしょうか。以下よりロボアドバイザーごとに、運用プランの変更申請から、ポートフォリオ再構築までにかかる時間を比較します。現在のプランから変更申請後の手続きに時間がかかってしまうことで、その期間自由な投資を行えなくなってしまう場合があります。
変更手続きにかかる時間を把握して、余裕を持って変更の申請を行いましょう。
サービス | 手続き条件 | 手続き期間 |
WealthNavi |
20:00まで(平日) | 申請日の深夜 |
THEO | 15:00まで(営業日) | 申請日の夜 |
楽ラップ | 15:00まで(営業日) | 翌営業日 |
マネラップ | 変更したい前月の月末 | 申請の翌月11日以降 |
ダイワファンドラップ | 変更したい前の月末まで | 翌月1日から |
クロエ | −(記載なし) | −(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | −(記載なし) | −(記載なし) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | 15:00まで(営業日) | 申請日の夜 |
WealthNavi for SBI証券 | −(記載なし) | −(記載なし) |
確定申告
ロボアドバイザーを使用した投資を行う際には、利用する証券口座の種類によって確定申告手続きの必要が異なります。これはどのロボアドバイザーを使用た場合も同じですが、ロボアドバイザーによっては対応している証券口座の種類が1種類のみのものがあります。知らない間に脱税とならないよう、ロボアドバイザーの利用開始前にきちんと確認しておくことが大切です。
証券口座の種類 | 確定申告の必要 |
特定口座・源泉徴収あり | 無し |
特定口座・源泉徴収なし | 有り |
一般口座 | 有り |
証券口座は、大きく一般口座と特定口座の2種類に分かれます。また、特定口座はさらに源泉徴収の有無で2種類に分類され、証券口座は確認申告手続きの手間の違いから3種類に分かれます。源泉徴収とは資産運用益が発生した時点で事前に税金が差し引かれる制度のことです。
そのため、源泉徴収あり特定口座を選択することで、投資の利益が振り込まれる度に税金が差し引かれることとなり、年末に確定申告手続きを行う必要がなくなります。一方で、源泉徴収なし特定口座と一般口座では、投資家が自身で確定申告を行って納税手続きを完了する必要があります。さらに、源泉徴収なし特定口座では確定申告手続きに必要な書類が証券会社によって発行されますが、一般口座では書類作成から全てを投資家自身で行う必要があります。
また、海外ETFに投資する、WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)のようなロボアドバイザーでは、海外ETFの配当については現地の条件に基づいて源泉徴収された後、残った金額に対して日本国内で再度課税されている状態となっています。このような二重課税を調整したい場合には、確定申告を行って外国税額控除の適用を受ける必要があります。
ロボアドバイザーを利用してとことん手間を省いた資産運用を行いたい方は、年末に確定申告手続きの必要が発生しない「源泉徴収あり特定口座」を選択することがおすすめです。
参考:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人(国税庁公式サイト)
参考:No.1240 居住者に係る外国税額控除(国税庁公式サイト)
ロボアドバイザーごとの証券口座対応比較
ロボアドバイザーによって、対応している証券口座の種類が異なります。登録後に自身が使用したい証券口座の種類に対応していないといった事態に陥らないよう、きちんと確認してから利用するロボアドバイザーを選択しましょう。
サービス | 源泉徴収あり | 源泉徴収なし | 一般口座 |
WealthNavi |
○ | ○ | ○ |
THEO | ○ | ○ | ○ |
楽ラップ | ○ | ○ | ○ |
マネラップ | × | × | ○ |
ダイワファンドラップ | ○ | ○ | ○ |
クロエ | −(記載なし) | −(記載なし) | −(記載なし) |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | −(記載なし) | ||
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ | ○ | ○ |
WealthNavi for SBI証券 | ○ | ○ | ○ |
アプリ
次に、ロボアドバイザーサービスごとのアプリ対応について説明します。スマホアプリからロボアドバイザーを利用した投資が可能なことで、スマホからいつでも簡単にロボアドバイザー口座の状態を確認することができ、非常に便利です。また、毎回インターネット経由でロボアドバイザー口座にログインする必要がなくなるため、手間が短縮されることとなります。以下より各ロボアドバイザーのアプリ対応について確認しましょう。
サービス | アプリ対応 | 対応スマホ |
WealthNavi |
○ | iOS・Android |
THEO | ○ | iOS・Android |
楽ラップ | × | × |
マネラップ | × | |
ダイワファンドラップ | × | × |
クロエ | ○ | iOS・Android |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 | −(記載なし) | −(記載なし) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 | ○ | iOS・Android |
WealthNavi for SBI証券 | −(記載なし) | −(記載なし) |
WealthNavi(ウェルスナビ)とTHEO(テオ)では、iOSとAndroidの両方で利用可能なそれぞれのアプリが配信されています。また、エイト証券が提供するクロエについてはアプリ専用のロボアドバイザーサービスのため、Web経由での資産管理・運用を行うことはできません。また、「WealthNavi for SBI証券」ではSBI証券への口座ログインを経由して、公式のWealthNaviアプリを使用することができます。
しかし、楽ラップではアプリサービスが配信されておらず、Web上で自身の資産管理や運用を行う必要があります。ロボアドバイザーを利用した投資の際には、通常の資産運用を行う場合よりも状況を確認する頻度が少ない傾向にありますが、毎回Web経由で口座にログインする手間がかかり、デメリットとなります。
参考:THEO [テオ]iOS公式アプリを提供開始(お金のデザイン公式サイト)
参考:THEO[テオ]Androidアプリを提供開始(お金のデザイン公式サイト)
提供金融機関
ここからは、ロボアドバイザーサービスを提供する金融機関についてお教えします。金融機関の情報は、自身の資産を預ける際に大切な確認事項です。サービスの安さだけで利用を判断して、個人情報が漏れてしまっては元も子もありません。それぞれのロボアドバイザーサービスの提供元の情報を確認して、利用するロボアドバイザー選びの参考にしましょう。
サービス | 資本金 | 預かり資産額 | 運用者数 |
WealthNavi (*1) |
56億8,578万円 | 1,300億円以上 (WealthNavi全体)(*2) |
18万人以上 (WealthNavi全体)(*2) |
THEO(*1) | 35億9,021万円 | 230億円以上 (THEO全体)(*3) |
52,466人 (THEO全体)(*3) |
楽ラップ | 74億9500万円 | 約490億円 | 約39,000人 |
マネラップ | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
ダイワファンドラップ | 1,000億円 | -(記載なし) | -(記載なし) |
クロエ | 27億8,355万円 | 非公開 | 非公開 |
WealthNavi for 住信SBIネット銀行 (*1) |
310億円 | 1,300億円以上 (WealthNavi全体)(*4) |
18万人以上 (WealthNavi全体)(*4) |
THEO+ 住信SBIネット銀行 (*1) | 310億円 | 230億円以上 (THEO全体)(*3) |
52,466人 (THEO全体)(*3) |
WealthNavi for SBI証券 (*1) |
483億2,313万円 | 1,300億円以上 (WealthNavi全体) |
18万人以上 (WealthNavi全体) |
WealthNavi(ウェルスナビ)は、サービス提供からおよそ2年7ヶ月で利用者が18万人を突破し、預かり資産額については2019年の2月時点で1,300億円に増えた非常に人気のロボアドバイザーサービスです。他のロボアドバイザーと比べて圧倒的に預かり資産額や総利用者数が多くなっています。
THEO(テオ)では、運用者の数では5万人を超え、預かり資産額は230億円を超える規模の大きなサービスとなっています。THEOの場合はWealthNaviよりも最低投資額が少ないことで、運用者数に対して預かり資産額が少ない傾向にあります。
WealthNavi for 住信SBIネット銀行では、2018年11月14日時点の預かり資産額が約100億円、運用者数は約1万人となっています。さらに、WealthNavi for SBI証券では2019年2月15日時点の数字で預かり資産額が約400億円、運用者数は5万人となっています。
(*1:2019年2月28日時点での情報です。)
(*2:WealthNavi口座全体の数です。WealthNavi for 住信SBIネット銀行や、WealthNavi for SBI証券、その他提携サービス全体を含みます。)
(*3:THEO+ 住信SBIネット銀行の口座も含んだ、THEO口座全体の数値です。)
参考:預かり資産・運用者数No.1 ロボアドバイザー(※1)「WealthNavi(ウェルスナビ)」が預かり資産1300億円を突破(WealthNavi公式サイト)
参考:THEO 2nd ANNIVERSARY 数字で見るロボアドバイザー(THEO公式サイト)
おすすめのロボアドバイザー
ここまで、9種類のロボアドバイザーサービスについて、取扱銘柄や運用コスト、運用実績や搭載されている機能などに様々な項目ごとに比較しました。ロボアドバイザーサービスはそれぞれについて特徴や独自サービスなどがあるため、ロボアドバイザー選びの際には注目したいポイントごとに最適なサービスが異なります。以下では、ロボアドバイザー選びの際のポイントとして実績・手数料・少額投資の3種類の観点からそれぞれのポイントに適したロボアドバイザーサービスをお教えします。
実績を重視したい方
ロボアドバイザーを利用して資産形成を行う際に、運用実績は非常に重要です。資産形成を目的にロボアドバイザー投資を開始したにも関わらず、結果的に元本割れを起こしてしまっていては意味がありません。あくまで参考程度にはなりますが、実際の運用実績を見て、比較的安心できるロボアドバイザーの利用を選択することがおすすめです。
月ごとの最低の運用実績を確認してみると、最低運用実績の数値で唯一プラスをキープしていたWealthNavi(ウェルスナビ)が最適なことが分かります。最高運用実績についてはTHEO(テオ)よりも数値が小さくなっていますが、マイナスが生じにくく安定的に保有資産を増やすことができるため、実績重視の方にはWealthNaviがおすすめです。
手数料を安く抑えたい方
ロボアドバイザー投資を行う際に、最大限手数料を抑えて資産運用を行なっていきたい方には、クロエの利用がおすすめです。クロエは、運用管理手数料が0.88%しかかからず、信託報酬を負担する必要もありません。これは紹介したロボアドバイザーサービスの中で最も安くなります。
手数料は投資の利益から差し引かれるため、投資家が得ることができる利益額に直接影響を及ぼします。そのため、手数料が高いことで投資家の手元に来る資産額がロボアドバイザーサービスによって増減する可能性があり、使用するサービス選びが非常に重要になります。
少額で投資したい方
少額投資を行いたい方には、THEO(テオ)やマネラップ、ダイワファンドラップ オンライン、クロエのいずれかの利用が最適です。特にマネラップでは1,000円から投資を行うことができるため、非常に便利です。
少額投資は、投資額が少なく投資タイミングが分かれることで、リスクが分散する効果があります。投資にリスクは付き物ですが、一度の投資額が少ないことで発生するリスクの大きさも小さくなります。まとまったお金を用意することが難しい場合や、リスクを最大限抑えた投資を行いたい方には少額での投資が可能なロボアドバイザーの利用が最適です。
ロボアドバイザーの始め方
次に、ロボアドバイザーを使用した投資の始め方を簡単に説明します。ロボアドバイザーサービスの登録手続きは、基本的に以下の流れに沿って行われますが、サービスによって必要書類が細かく違う場合があります。一度流れを確認した後で、自身が利用するロボアドバイザーの始め方をきちんと確認しましょう。
1.無料診断
まずはロボアドバイザーに投資を任せる際に、最適な運用プランを判断するために診断が行われます。この診断は、運用金額や運用期間といった具体的な資産運用に関する質問から、心理テストのような投資家の性格を簡単に知るためのものまでサービスによって形態は様々です。
診断後は質問の回答に合わせて最適なポートフォリオが作成されて提案されます。提案されたポートフォリオに沿って投資を行うかどうか、判断した上で運用プランを決定しましょう。
2.口座開設
次に、ロボアドバイザーサービスに登録してロボアドバイザー口座の開設を行います。
ユーザー登録はメールアドレスや名前などを入力することで完了しますが、口座開設の際には本人確認書類として「マイナンバーの分かる書類」や「運転免許証」などの書類を用意する必要があります。必要書類はロボアドバイザーサービスごとに指定された該当のものを用意する必要がありますので、事前にロボアドバイザーサービスの情報をきちんと確認しておきましょう。
また、開設する口座の種類を選択できる場合には、「一般口座」「源泉徴収あり特定口座」「源泉徴収なし特定口座」の3種類から確定申告手続きの手間を踏まえた上で最適なものを選択しましょう。
3.入金する
次に、開設した口座に投資資金を入金します。入金する金額は自由ですが、ロボアドバイザーごとに最適投資可能額が設定されているため、ロボアドバイザーと入金金額によっては入金後に運用を開始することができない場合があります。すぐに資産運用を開始したい場合は、最低投資額を事前に確認して、入金手続きを行うことが大切です。
ロボアドバイザーは投資資金の入金が完了するだけで選択したプランとポートフォリオを基に、自動で資産購入が行われ、運用が開始されます。
重要視するポイントを決めて自身にあったもので運用を開始しましょう
ロボアドバイザー9種類について、取扱銘柄や運用コスト、運用を開始する際に必要な金額条件、運用実績、搭載されている機能、手続きにかかる期間まで詳しく比較しました。ロボアドバイザーサービスは、独自の機能が搭載されているものがあるなどそれぞれに特徴があります。そのためそれぞれのロボアドバイザーごとに利用のメリットとデメリットがあります。
そのような中から自身に最適なロボアドバイザーサービスを選択するためには、ロボアドバイザー投資を行う際に優先したいポイントを絞ることが大切です。自身がどこのポイントに最も重点を置きたいかに合わせて利用するロボアドバイザーを選択していきましょう。