株式投資やNISA、イデコ、FXなどに関する金融メディア

Sensis(センシーズ)

ロボアドバイザー 投資

ロボアドバイザー7種類の運用実績を比較!各ロボアドバイザーに対する評価もご紹介

更新日:

ロボアドバイザーを利用した資産運用実績を比較します。ロボアドバイザーサービス7種類の運用実績を比較し、実際に利用している個人投資家の意見やロボアドバイザーに対する評価もご紹介します。これからロボアドバイザーを利用した投資を視野に入れている投資家の方は参考にして自身に最適なロボアドバイザー選びに役立ててみてください。

ロボアドバイザーの運用実績について記載されているノートの画像

ロボアドバイザーは高い実績が出る?

ロボアドバイザーを利用した投資では、高い実績を得ることができるのでしょうか。ここからはロボアドバイザーを活用した資産運用の概要と発生する可能性のあるリスクとリターンについて説明します。

ロボアドバイザーとは

最新技術を駆使して、過去のデータを基に投資家に対して投資のアドバイスを行うサービスのことです。ロボットが投資家に対して投資の助言を行い、実際の資産運用を行う場合もあります。このロボアドバイザーサービスは大きく2種類に分けられます。

ロボアドバイザーとは?仕組みとメリット・デメリット、具体的な利回りや実績も比較

投資一任型

資産運用の全てをロボアドバイザーに一任することができるロボアドバイザーです。投資家に合わせてポートフォリオを提案して資産形成のアドバイスを行った後に、提案ポートフォリオに基づいた資産の売買などを全て自動で行ってくれます。

アドバイス型

投資一任型に対して、資産運用のアドバイスやポートフォリオの提案のみを行うロボアドバイザーです。希望の資産配分などを入力することで投資家に最適なポートフォリオが提案され、売買タイミングなどもアドバイスしてくれますが、運用自体は投資家自身で行う必要があります。

リスクとリターン

投資にリスクは付き物です。そのため、ロボアドバイザーを使用した投資も元本割れリスクがあります。

元本割れリスクとは資産運用を行った結果、投資資金に対して損失となってしまうことを言います。過去のデータを基に最新技術を駆使して資産運用が行われるロボアドバイザーですが、投資では不測の事態によって急な暴落が発生する可能性があるデメリットがあります。

公式サイトからみるロボアドバイザーの実績比較

ここからは、WealthNavi(ウェルスナビ)・THEO(テオ)・楽ラップ・マネラップ・大和ファンドラップ・8NOW!・クロエという7種類のロボアドバイザーの運用実績を比較します。それぞれの運用実績は2019年1月26日時点で公式サイトに掲載されている円建ての数値となります。

サービス名 最高運用実績(月) 最低運用実績(月) 平均利回り
WealthNavi
7.90% 1.90% 1.806%
THEO 9.98% -8.27% 3.92%
楽ラップ 3.20% -3.53% 6.67%
マネラップ -0.19% -7.59% 1.77%
大和ファンドラップ 運用実績非公開 - -
クロエ 運用実績非公開 - -

最低運用実績の数値が+となっていることから、WealthNaviの運用実績の高さが分かります。また、WealthNaviには「WealthNavi for SBI証券」や「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」といったサービスがありますが、これらは通常のWealthNaviと基本的に運用上の違いはありません。

参考:WealthNaviの運用実績(WealthNavi公式サイト)
参考:2018年10月までの実績に関して(THEO公式サイト)
参考:運用状況(楽天証券株式会社公式サイト)
参照:運用実績情報開示(2018年10月末時点) (マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社公式サイト)

運用者の実績・口コミからみるロボアドバイザー比較

次に、実際に各ロボアドバイザーを使用して資産運用を行っている個人投資家の運用実績と評価をご紹介します。実際の投資家さんが利用したケースを確認することで、自身がロボアドバイザーを利用した投資を行うイメージがしやすくなります。確認してみましょう。

WealthNavi(ウェルスナビ)

最大で+14.33%の含み益となった方がいる一方で、損失状態にある方もいます。

ちなみに過去最大の含み益は、2018年1月22日に、+14.33%でした。

引用元:WealthNavi(ウェルスナビ)に投資して23ヶ月経過【運用実績公開】(30代運用男子!!)

円建てでみると投資額166万に対して評価額が約161万なので資産が5万ほど減っているという結果ですね。

ドル円レートが108円台と円高が進んだのでドル資産を円換算したときの見た目の評価額が減ってしまいますね。

ま〜あくまでも為替レートの影響なんで全く気にしていません。

引用元:評判のWealthNavi(ウェルスナビ)で22ヶ月。ブログで利回りや手数料の実績を公開!(akilog)

またまた含み損になりました/(^o^)\

引用元:【損失あり】ウェルスナビをレビューする【ステマなしで実績公開】(manablog)

日本円でマイナス175,142円、ドル建てでマイナスUS$1,290.00、立派な赤字運用です。

実はこのマイナス運用、2018年2月の株価下落の時から約1年間ずーっと続いています。

実際にはちょこっとだけ黒字運用の時もありましたが、それも今やまっかっかです。

引用元:2019ウェルスナビの運用実績はマイナス・赤字。株価暴落がきっかけ(ムクっといこう)

自身の保有資産や銘柄によって様々な実績が得られていることが分かります。長期投資を目的とするロボアドバイザーでは、現時点で含み損となっている場合でも、ポートフォリオのりバランス等によって将来的に値上がりする可能性があります。ある時点での資産価格のみで資産の売却を慌てて判断しないことが大切です。

特にWealthNaviでは自動りバランス機能が搭載されているため、資産を預けておくだけで勝手に相場変動を考慮して最適な保有資産のバランスを保つことができ、非常に便利です。

WealthNaviを始める

THEO(テオ)

THEO(テオ)の評判を確認してみましょう。実際の利用者の実績を参考にすることで自身の資産運用に役立てることができます。

テオで運用を始めて4ヶ月ちょっと経ちましたが、10万円がなんと10万5,449円(+5.4%!)まで増えました。

これはすごいパフォーマンスですね…もちろん日々変化はしていますが、個人的にはじゅうぶん満足です。

引用元:THEO(テオ)の評判・メリットを元銀行員が解説|1万円から始められるロボアドバイザー!(Bank Academy)

約25,354円のプラスとなっています。

利回りはなんと約12%です。

引用元:THEO(テオ)の評判や口コミは信じていいの!? 2年以上投資した実績を元にわかったことをすべてまとめてみました(IPOで稼ぐメカニックの株ログ)

どちらの投資家の方も非常に高い利回りとなっています。しかし一方で損失が発生している方も少なくありません。

それではテオの運用実績を紹介していきます。

テオの運用実績

投資元本:210,000円
評価金額:204,288円
評価損益:-5,712円
運用利回り:-2.72%

引用元:THEO(テオ)の運用実績は-5,712円。利回り-2.72%。ウェルスナビと損失額を比較してみました【2018年10月3週】(30代のアパレル会社員が1,000万円を資産運用して不労所得を作るブログ)

テオのETF投資はマイナスとなっています。積み立て投資を行っていたらもっと損失幅も縮小している可能性があります。

引用元:ウェルスナビとテオに1年間投資をした実績 | 利益と損失あり(IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記)
この方は、THEO口座から1年間積立投資を行わずに資産運用を行った結果、-3.15%の実績となってしまったようです。

投資家によって資産状態は様々ですが、長期的な目線でロボアドバイザーを利用した資産運用を行うことが大切です。また、THEOでは「THEO+docomo」と言われるdocomoとの提携による、資産運用を行いながらdポイントを貯めることができるサービスも配信されています。

THEO+docomoを始める

楽ラップ

楽天証券が提供するロボアドバイザーサービスです。

今の所は5,147円のプラスとなっています。

利回りは5.1%ほどですかね。

引用元:楽ラップの評判や運用実績は?? 10万円投資してわかったことをまとめてみました(IPOで稼ぐメカニックの株ログ)

このような提案に基づいて50万円を入金して約半年間楽ラップで運用してきました。

結果としては2016年末時点で約1万4000円の含み益という結果だったので、投資額に対して2.8%の利益率ということになりました。

引用元:楽ラップの評判と実際に50万円半年間投資した実績を公開(Zバッファ)

楽ラップでの資産運用実績の高さが伺える評価がされています。しかし、損失が発生している投資家の方もいます。

それぞれの運用実績を紹介していきますね。

投資元本 評価金額 評価損益 運用利回り
ウェルスナビ 420,000円  417,704円  -2,296円  -0.55%
テオ   190,000円 189,953円  -47円   -0.02%
楽ラップ   100,000円 98,430円   -1,497円  -1.57%
合計   710,000円 706,087円  -3913円  -0.05%

引用元:ロボアドバイザーの運用実績を比較。損失が出ています…|ウェルスナビ・テオ・楽ラップ【2018年9月1週目】830代のアパレル会社員が1,000万円を資産運用して不労所得を作るブログ)

どのロボアドバイザーを利用する際にも、資産形成を行う過程での元本割れリスクがあることを考慮に入れてロボアドバイザーを利用した資産形成を行うことが大切です。楽ラップは楽天証券にて証券口座を保有している方のみが利用することができるロボアドバイザーとなっています。楽ラップを利用したい方で楽天証券の証券口座を開設していない場合、まずは楽天証券の証券口座を開設する必要があります。

マネラップ

3,640円の含み益です。

先月は888円のプラスでしたから大幅にアップしました!!

また、参考までに7ヶ月目からの推移を載せておきます。

7ヶ月目・・・ 57,958円(-2,042円)
8ヶ月目・・・70,092円 (+92円)
9ヶ月目・・・79,231円 (-769円)
10ヶ月目・・・91,442円(+1,442円)
11ヶ月目・・・110,888(+888円)
12ヶ月目・・・113,640円(+3,640円)

引用元:マネラップ(MSV LIFE)は危険なの!? 評判や口コミが気になる方のために運用実績を定期更新していきます!!(IPOで稼ぐメカニックの株ログ)

損益の動きはあるものの、基本的に含み益の状態で推移していることが分かります。しかし、投資家によってはマネラップの性能や手数料について批判的な意見もあります。

正直、マネラップはあまりおすすめできません。

理由としては2つあって、
性能が良くない
手数料が高い

この2点は、中長期で運用していくロボアドバイザーでは運用パフォーマンスに直結します。

引用元:評判悪っ!マネックス証券のマネラップ(MSV LIFE)を徹底検証してみた(【FALI】資産運用・投資・形成・保全の教養メディアサイト)
マネラップの不便さに関して、管理画面の見にくさや特定口座での口座開設ができないこと、運用開始までにかかる時間についてデメリットが指摘されています。

クロエ

エイト証券株式会社が提供するロボアドバイザーサービスです。WealthNaviなTHEOと比べて知名度は低いですが、手数料の安さや搭載機能が充実していることから利用者を増やしています。

こちらが2018年4月17日のスクリーンショットです。

実績を公開しちゃいます。ジャーン。

6.3%の含み益です。

引用元:クロエ(Chloe)での1年間の運用を振り返ってみました。運用実績も大公開![アラフィフゆたつか父さんの資産運用(資産運用しないと老後破綻しちゃうよ)]
含み益が6.3%と好実績であることが分かります。しかしクロエには実績ではないポイントで難点があるようです。

何か恨みがあるわけじゃないんですが、ログインしようとしたらまさかのエラーが発生。

うーん、何度やっても画面が開けず……。

これは金融サービスとして、ありえないでしょう……。

「こんなところに預けて、ぼくの10万円はどうなってしまうのか……!?」と不安になったので、解約いたしました。他にも良いサービスはありますしね。

そして予想通り「解約のご確認」的なメールも届かず。

まぁ、画面を見るに問題なくできているのですが……。来週には返金されるのかな?この設計ちょっと見直したほうがいいのでは……。

引用元:【資産運用】 ロボアドバイザー「クロエ」を解約……。(まだ東京で消耗してるの?)
資産運用の実績ではなく、サービス設計に対する評価があまり良くないようです。使い勝手の悪さが目立つようで、お金が絡むサービスだけに信頼を得られない状態であることが難点として挙げられています。

その他の主な比較例

ここからは、ロボアドバイザーサービス比較時の実績以外の比較項目をお教えします。運用実績だけでなく、以下の項目についても各ロボアドバイザーの情報を確認することで自身に最適なロボアドバイザーを選ぶことができます。

  1. 最低投資額
  2. アプリの有無
  3. 投資対象
  4. 機能

運用実績だけを見て利用するロボアドバイザーを判断するのではなく、上述の項目についてそれぞれのロボアドバイザーの特徴を理解した上で利用するロボアドバイザーを選択することが大切です。

1.最低投資額

最低投資額とは、ロボアドバイザーを利用して投資することができる投資可能額のことです。まとまった投資資金を用意することが難しい場合でも、最低投資額が安いことで投資のハードルを下げることができます。

例えば、THEO(テオ)の場合1万円が最低投資可能額として設定されており、他ロボアドバイザーに比べてかなり少額からの投資が可能となっています。また、THEOではdocomoと提携して「THEO+docomo」というサービスを配信しており、資産運用とともにdポイントを貯めることができます。

THEO+docomoを始める

2.アプリの有無

ロボアドバイザー選びの項目の2点目として、アプリからのサービス利用が可能かどうかということがあります。

ロボアドバイザーサービスがアプリからでも利用可能となることで、スマートフォンでのロボアドバイザー利用の利便性が大きく向上することとなります。スマートフォンからインターネット接続を踏んでロボアドバイザーを利用することもできますが、画面が小さく、使い勝手が良いとは言えません。そのため、専用アプリがあることでいつでも簡単にロボアドバイザー口座内の資産について確認することができるようになります。

3.投資対象

投資対象とは、ロボアドバイザー口座から投資を行える資産のことです。投資対象商品はロボアドバイザーによって対応している種類や数が大きく異なります。投資対象の数が多いことで様々な資産に対して分散投資を行える一方で、投資対象について良く知らないとどれを選択して良いのかが分かりません。

そのため、ロボアドバイザーの利用開始前に投資対象をきちんと確認することで、自身が行いたい投資スタイルなどと照らし合わせておくことで利用開始後に慌てることがなくなります。

4.機能

ロボアドバイザーの比較基準の4点目に、搭載されている機能での比較があります。

各ロボアドバイザーには特徴があり、独自の機能を搭載しているロボアドバイザーが少なくありません。例えば、WealthNavi(ウェルスナビ)には自動である一年間資産運用を行うことで支払いの必要がある税負担の一部または全部を翌年以降に持ち越すことができる、税金最適化機能として「DeTAX(デタックス)」と言われる独自機能が搭載されています。これは他ロボアドバイザーにはなく、WealthNaviを利用する投資家のみが利用することができる非常に便利な機能です。

WealthNaviを始める

ロボアドバイザーは長期的な視点で選びましょう

ロボアドバイザーの運用実績について説明しました。ロボアドバイザー自体が長期投資を目的に提供されているサービスであることから、基本的には長期的な視点で資産形成を考慮して運用実績等を確認することが大切です。長期的な資産形成の場合には途中の過程で保有資産が値下がりするケースが少なくありません。しかしそのような場合に慌てて売却を行うのではなく、長い目で見て判断を下すことが大切です。

また、搭載機能やサービス利用の利便性などの点で手数料の年率が高い方が便利で利回りが良い場合などがあります。運用実績だけに囚われず、各ロボアドバイザーの特徴を踏まえた上で様々な種類のロボアドバイザーを比較し、利用するロボアドバイザーを判断することが重要です。

-ロボアドバイザー, 投資

Copyright© Sensis(センシーズ) , 2024 All Rights Reserved.