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WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)・つみたてNISAは併用できる?

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WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)、つみたてNISAの併用について解説します。各制度やサービスの特徴を比較し、NISAとつみたてNISAはどっちを利用すべきなのかなどをお教えします。3種類とも投資を行う際に役立つ制度ですので、きちんと理解してそれぞれの利用を判断しましょう。

WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)を利用した投資が行われているスマホの画像

WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)・つみたてNISAの違い

WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)の違いを解説します。また、NISAには一般NISAとつみたてNISAと言われる2種類がありますので、それぞれの違いを比較します。3種類のサービスや制度について理解して、自身の資産運用に活かせるものがあれば利用を開始しましょう。

NISA(ニーサ)とは

まずは、NISA(ニーサ)について解説します。個人投資家が利用できる税制優遇制度ですが、利用することで投資家はどのようなメリットを享受でき、どのようなデメリットがあるのでしょうか。NISAについての知識を身に付けて自身の資産運用に活かしていきましょう。

NISAとは?初心者でも分かるNISA解説。種類と運用時の注意点

制度概要

NISA(ニーサ)は、2014年に始まった税制優遇制度です。「NISA」とは、「Nippon Indivisual Savings Account」の略で、イギリスのISA(少額投資非課税制度)を参考に作成されました。

利用可能な方 20歳以上の日本国内在住者
非課税対象 株式・投資信託等への投資から得られる利益や配当金・分配金、譲渡益
非課税枠 年間で120万円
非課税期間 最大で5年間

NISAは、20歳以上の日本国内在住者であれば誰でも口座を開設して利用できます。年間で120万円以内の資金から行なった投資の利益や配当金などを非課税にて受け取れ、株式や投資信託など様々な種類の金融商品へ投資できます。

NISA口座を開設するだけで、投資家は対象の金融商品の中から自由に投資対象を選択して資産運用を行えます。

非課税期間は、NISA口座を開設した時点の年から数えて5年後の12月31日までとなるため、「最大で」5年間となります。年間120万円非課税枠を5年間、最大で600万円の投資資金から行った運用益を非課税適用を受けて得られます。

参考:NISAの概要(金融庁公式サイト)

メリット

NISA(ニーサ)制度を利用して投資を行うメリットは以下の3点です。

  1. 投資の利益を非課税で受け取れる
  2. 配当金を非課税で受け取れる
  3. 確定申告手続きが不要

NISA制度最大のメリットは、投資の利益に課税されないことです。NISA口座ではない総合証券口座から行った投資の利益には20.315%(*1)が課税されますが、NISA口座から行った投資の利益には税金がかからず、投資家は利益を全額得られます。

また、NISA口座では株式や投資信託など様々な種類の金融商品へ投資でき、配当金や分配金についても非課税メリットが適用され、非常に便利です。

メリットには、NISA口座を利用して資産運用を行うことで、年末の確定申告手続きが不要になることもあります。確定申告とは、一年間の税額を計算して納税を行う手続きです。そもそも税金がかからないNISAでは、確定申告を行う必要がありません。

(*1:所得税15.315%、住民税5%が課税されます。また、この所得税には「復興特別所得税」として0.315%が含まれています。)

デメリット

投資の利益を非課税で受け取れる大きなメリットがあるNISA(ニーサ)ですが、一方でデメリットも少なくありません。

  1. 非課税枠がある
  2. 非課税期間がある
  3. 損益通算・繰越控除が行えない
  4. 非課税枠は繰り越せない
  5. 一人1口座しか開設できない

NISAの非課税メリットは、口座開設から5年の期間内に、一年間で120万円以内の資金から行った投資の利益でないと適用されません。期間外であったり、120万円を超えた部分の投資の利益は課税されます。

また、NISAでは資産運用を行って損失が発生した際に、他証券口座で生じた利益と合算して損失を相殺できる損益通算や、翌年に損失を繰り越す繰越控除が行えません。そのため、NISA口座で損失が発生した場合には、投資家が損失を全額負担しなければなりません。

年間の非課税枠は翌年に繰り越せないため、一年間で120万円を使い切らなかった場合、翌年の1月1日になった時点で新たな非課税枠の120万円として計算されます。さらに、NISA口座は投資家一人につき、全金融機関を含めて1口座しか開設できず、NISAもしくはつみたてNISAのいずれかしか利用できません。

つみたてNISA(ニーサ)とは

次に、つみたてNISA(ニーサ)について解説します。つみたてNISAの特徴を知って、NISAやWealthNavi(ウェルスナビ)との違いを比較しましょう。

制度概要

つみたてNISA(ニーサ)とは、2018年から始まった税制優遇制度です。上述のNISAよりも少額からの長期・積立・分散投資を目的にした制度で、NISAに比べて非課税期間が長く、非課税枠が少額に設定されています。

利用可能な方 20歳以上の日本国内在住者
非課税対象 金融庁指定の投資信託への投資から得られる利益や配当金・分配金、譲渡益
非課税枠 年間で40万円
非課税期間 最大で20年間

つみたてNISAで投資可能な金融商品は金融庁によって指定された162本の投資信託に限られ、手数料が低水準で頻繁に分配金が支払われないなどの厳しい基準をクリアしたもののみが対象となっています。

非課税枠はNISAよりも非常に小さく、年間40万円に設定されていますが、非課税期間が最大20年と長くなるため、最大で800万円の投資資金の運用益を非課税適用にて受け取れます。

参考:つみたてNISAの概要(金融庁公式サイト)
参考:つみたてNISA対象商品届出一覧(金融庁公式サイト)

メリット

つみたてNISA(ニーサ)を利用して資産運用を行うことで、投資家には以下のメリットがあります。

  1. 投資の利益を非課税で受け取れる
  2. 配当金を非課税で受け取れる
  3. 非課税期間が長い
  4. 投資対象に迷わない

つみたてNISAでは、非課税枠40万円以内で行った投資の利益を非課税で受け取れる大きなメリットがあります。非課税メリットは株式の配当金や投資信託の分配金にも適用され、非常に便利です。

また、非課税期間が最大で20年と非常に長く、積立投資を長期的に行いたい方にとっては大きなメリットとなります。

投資可能な商品は金融庁によって162本の投資信託に限定されているため、投資の知識が乏しい方でも投資対象に迷ってしまう心配がありません。さらに、まとまった投資資金を用意できない方でもメリットを上手に活用できるため、利用のハードルが高くなく、幅広い投資家が利用しやすい制度となっています。

デメリット

長期的に少額を積み立てて投資を行いたい方向けのつみたてNISA(ニーサ)ですが、以下のようなデメリットがあります。

  1. 非課税枠が小さい
  2. 投資対象が限定される
  3. 損益通算・繰越控除が行えない
  4. 非課税枠は繰り越せない
  5. 一人1口座しか開設できない

つみたてNISAには、年間40万円の非課税枠しかありません。そのため、例えば毎月積立を行う場合には最大で月3,3万円ずつしか積立てられず、その分得られるリターンも少なくなります。また、投資対象も金融庁によって限定されているため、様々な投資を行いたい方にはデメリットとなります。

損益通算や繰越控除が行えず、つみたてNISA口座での投資から生じた損失は投資家が全て負担しなければなりません。非課税枠を翌年に繰り越せないため、年間40万円の非課税枠は一年間で使い切ることが大切です。NISAの制度上、投資家一人につきNISA口座は1口座しか開設できないため、つみたてNISAの非課税メリットは一口座でしか利用できません。

WealthNavi(ウェルスナビ)とは

次に、ロボアドバイザーサービスのWealthNavi(ウェルスナビ)を説明します。NISAやつみたてNISAと比較してどのような特徴があるのでしょうか。さらに、WealthNaviを利用した投資は、投資家にどのようなメリットがあるのでしょうか。確認しておきましょう。

ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」について実績や手数料など徹底解説。
ロボアドバイザーとは?仕組みとメリット・デメリット、具体的な利回りや実績も比較

制度概要

WealthNavi(ウェルスナビ)は、AIなどの最新技術を駆使して投資家に資産運用のアドバイスなどを行うロボアドバイザーサービスの一種です。

ロボアドバイザーサービスは、投資家ごとに資産運用のポートフォリオ提案やアドバイスのみが行われるアドバイス型と、投資家に代わって実際の資産運用を行う投資一任型の2種類に分かれます。WealthNaviは投資一任型のロボアドバイザーとして、投資家に代わってポートフォリオに合わせた資産運用を行なってくれます。

WealthNaviは投資家であれば誰でも利用でき、海外ETFを対象に投資が行われます。非課税枠や非課税期間といった利用の際の制限はありませんが、最低投資可能額が10万円となっています。

メリット

投資一任型のロボアドバイザーであるWealthNavi(ウェルスナビ)を利用した投資は、投資家にどのようなメリットがあるのでしょうか。

  1. 手間と時間がかからない
  2. 投資知識が不要
  3. 少額投資が可能
  4. 投資家ごとに最適なポートフォリオが提案される
  5. 節税対策ができる

WealthNavi(ウェルスナビ)を利用した投資を行う際には、投資家は基本的に投資資金の入金以外を行う必要はありません。WealthNaviでは投資資金を入金するだけで自動で資産買い付けが行なわれて運用が開始されます。株価変動に伴う資産バランスの変化に対しても自動でリバランスが行われるため、投資家の手間と時間がかからず、投資知識が乏しくても安心して投資を始められるメリットがあります。

また、ロボアドバイザーサービスは少額投資を目的に作成されているため、少額で様々な投資対象に分散投資されます。

WealthNaviの利用開始前には、資産運用に関する簡単な質問からリスク許容度が診断され、投資家ごとに最適なポートフォリオが提案されます。投資初心者の場合、どのようなバランスで投資すべきか分からず損失を出してしまう可能性がありますが、WealthNaviを利用することで投資家に最適なポートフォリオに沿った投資を行えます。

さらに、WealthNaviには「Detax(デタックス)」と言われる節税機能が搭載されているメリットがあります。Detax機能では、ある一年間の資産運用によって発生して支払い義務のある税負担の一部または全部を翌年以降に持ち越すことが可能になります。

WealthNaviを始める

参考:WealthNaviとは(WealthNavi公式サイト)

デメリット

WealthNavi(ウェルスナビ)を利用して手間と時間を短縮した資産運用が行える一方で、デメリットがあります。メリットだけでなくデメリットもきちんと理解しておきましょう。

  1. 手数料が高い
  2. 元本割れリスクがある
  3. 短期投資には不向き
  4. 投資対象を選べない
  5. 10万円からしか投資できない

WealthNaviでは、投資家に代わってロボアドバイザーが資産運用・管理を行うため、総合証券口座から投資家自身が資産運用や管理を行うよりも高い手数料がかかります。手数料は運用益から差し引かれ、投資の利益額に直接影響するため、高い手数料はデメリットとなります。

WealthNaviには、元本割れリスクがあります。ロボアドバイザーサービスは、過去の膨大な投資データをもとに利益が出る資産運用を行いますが、急な株価暴落などが発生した場合にリスク予測ができない可能性があります。

デメリットの3点目に、短期投資に不向きなことがあります。WealthNaviに限らず、ロボアドバイザーは長期的な少額投資を目的に作成されているため、デイトレードのような短期的なハイリスク・ハイリターンの投資を行うには不向きです。

さらに、WealthNaviでは投資家は運用プランしか選択できません。WealthNavi口座で投資する商品を選択できないため、自身で投資対象を決めたい方にはデメリットです。また、WealthNaviでは最低投資可能額として10万円が設定されており、10万円以上でないと投資を行えません。

WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)の併用

ここからは、WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)制度の併用について説明します。NISA・つみたてNISA・WealthNaviにはそれぞれ特徴があり、利用することで享受できるメリットが違います。これらを併用して投資を行い、各制度やサービスのメリットを上手に利用することはできるのでしょうか。

参考:手数料(WealthNavi公式サイト)

ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」について実績や手数料など徹底解説。
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WealthNavi(ウェルスナビ)でのNISA(ニーサ)利用

WealthNavi(ウェルスナビ)でNISA制度を利用することはできません。投資家の手間と時間が省ける非常に便利なWealthNaviですが、税制優遇制度はロボアドバイザーサービスで利用できません。

WealthNavi(ウェルスナビ)とNISA(ニーサ)を両方使用

WealthNavi(ウェルスナビ)を利用した投資を行いながら、別でNISA(ニーサ)口座を開設して投資を行うことができます。

証券口座は複数開設できるため、WealthNaviの口座と、別でNISAもしくはつみたてNISA口座を開設して両方から投資を行えます。ただし、NISAとつみたてNISAの併用はできず、全金融機関を含めてNISA口座は投資家一人につき1口座しか開設できないので注意が必要です。

WealthNavi(ウェルスナビ)・NISA(ニーサ)・つみたてNISAの選び方

WealthNavi(ウェルスナビ)・NISA(ニーサ)・つみたてNISAはどれを利用することが投資家にとって最もメリットが大きいのでしょうか。また、NISAとつみたてNISAは併用できないため、どっちを利用するか判断する必要があります。

それぞれに異なる特徴があり、制度の利用に最適な投資家は異なりますので、以下の情報を参考にして、利用する制度を選択する際の参考にしてください。

NISA(ニーサ)がおすすめな人

まずはNISA(ニーサ)制度の利用におすすめな人の特徴をお教えします。以下の条件に該当する方はNISA制度を利用した投資を行うことで、賢い資産形成を行える可能性が高くなります。自身の状況や投資レベルと比較してみましょう。

投資経験が豊富な人

NISA(ニーサ)制度を利用した投資には、投資経験が豊富な方におすすめです。NISAでは、株式や投資信託など様々な金融商品から自由に投資対象を選択できます。そのため、銘柄選びや対象を選択する際のポイントが分からない投資初心者にとってNISAはハードルが高くなります。

投資経験がある方であれば、銘柄選びやどのような対象に投資するかを決定するのに慣れているため、投資対象の判断に悩む可能性が低くなります。また、NISAでは損失が発生した際の投資家への救済措置がないため、ある程度投資の経験がある方が利用しないと、多額の損失を被る可能性があります。

投資判断を自分でしたい人

NISA(ニーサ)の利用には、投資判断を自身で行ないたい方にも最適です。NISAは、つみたてNISAやWealthNavi(ウェルスナビ)よりも取扱商品数が多く、非課税枠も大きいことから、投資家が自由に投資判断を行える範囲が3種類の中で最も広いです。

そのため、自身で資産買い付けのタイミングや銘柄などを選択して判断していきたい方には、NISAがおすすめです。

つみたてNISA(ニーサ)がおすすめな人

次に、つみたてNISA(ニーサ)の利用に最適な人をお教えします。少額からの長期・積立・分散投資を目的に作成されたつみたてNISA制度は、どのような投資スタイルの投資家に最適なのでしょうか。確認して自身のつみたてNISAの利用を検討する際に活かしていきましょう。

年間投資額が40万円以下の人

年間の投資総額が40万円以下の方には、つみたてNISA(ニーサ)の利用がおすすめです。つみたてNISAには、非課税枠が40万円しかない特徴があります。投資において年間40万円の投資資金は非常に少額で、様々な商品に対して幅広く投資したい方にはつみたてNISAの非課税枠はデメリットとなります。

そのため、まとまった投資資金が用意できないなど、年間40万円以下の投資資金で資産運用を行う方にはつみたてNISAの利用がおすすめです。

少額投資をしたい人

つみたてNISA(ニーサ)は、少額投資を行いたい方にもおすすめです。つみたてNISAはNISAよりもさらに少額での長期・積立・分散投資を目的に作成されているため、毎月積立を行う際には最大で3.3万円の積立投資となり、少額での積立投資を行いたい方にはぴったりの制度です。

国内の投資信託やETFに投資したい人

国内投資信託やETF(*1)に投資して資産形成を行いたい方にも、つみたてNISA(ニーサ)はぴったりです。つみたてNISAの取扱商品は、ノーロードファンドであることなど、金融庁が指定した厳しい条件をクリアした162本に限定されています。

そのため、投資経験が少なくても必然的に安全性が高く値動き幅が小さいファンドに投資することができます。

(*1:海外上場投資信託のことです。)

WealthNavi(ウェルスナビ)がおすすめな人

ロボアドバイザーサービスであるWealthNavi(ウェルスナビ)の利用に最適な投資家の特徴を説明します。WealthNaviの特徴を踏まえて、自身の投資スタイルも確認した上で、WealthNaviの利用を検討しましょう。

年間投資額が40万円以上の人

年間で40万円以上を投資する可能性がある方は、WealthNavi(ウェルスナビ)の利用がおすすめです。年間の投資資金が40万円以下の場合には、つみたてNISAを利用して非課税適用を受けて運用益を得ることができますが、非課税枠を超えて投資を行う場合には、つみたてNISAのメリットが享受できません。

また、NISAの非課税期間は最大5年間と短く、中長期的に資産運用を行いたい方には不向きです。年間で40万円を超える長期的な資産形成を行う場合には、WealthNaviを利用したロボアドバイザー投資が最適です。

投資の手間を省きたい人

WealthNavi(ウェルスナビ)を利用した投資の最も大きなメリットに、投資家の手間と時間が短縮されることがあります。そのため、投資に割ける時間があまり取れず、手間と時間をできるだけ省きたい方にはWealthNaviの利用がぴったりです。

WealthNaviは、資産の買い付けから運用・管理、さらに資産バランスの崩れを自動でリバランスしてくれます。基本的に投資家は投資資金を入金するだけでよく、銘柄選びなどの手間もかからないため、WealthNaviは資産管理の手間を省いて投資を行いたい方に最適です。

WealthNaviを始める

おすすめの運用方法

ここからは、WealthNavi(ウェルスナビ)やNISA(ニーサ)・つみたてNISAを利用した運用方法をご紹介します。WealthNaviとつみたてNISAを併用した場合にはどのような資産運用が可能なのでしょうか。既に3種類のいずれかの制度を利用して投資を行なっている方にも役立つ情報ですので、参考にして自身の資産運用に活かしていきましょう。

WealthNavi(ウェルスナビ)とつみたてNISA(ニーサ)を併用

WealthNavi(ウェルスナビ)とつみたてNISA(ニーサ)を併用して、NISAの非課税メリットと、WealthNaviのメリットを最大限享受できます。

NISAでは年間120万円の非課税枠を5年間利用でき、最大で600万円の投資資金から行った投資利益を非課税で受け取れますが、つみたてNISAでは年間40万円の非課税枠を20年間利用可能なため、最大800万円の投資資金から行った投資の利益を非課税で受け取れます。そのため、つみたてNISAを利用した方が、NISAを利用するよりも非課税メリットを最大限利用することができます。

また、WealthNaviでは投資家の手間と時間を省いた運用が可能なため、非常に便利です。

WealthNavi(ウェルスナビ)の始め方

ここからは、WealthNavi(ウェルスナビ)の始め方を説明します。WealthNavi(ウェルスナビ)の特徴やメリット、デメリットを理解した上で、利用を開始したい方は以下の手順に従って口座開設の手続きを行い、ロボアドバイザー投資を始めていきましょう。

1.無料診断

まずはWealthNaviの公式サイトから資産運用のプラン診断を行いましょう。簡単な質問に答えることで、自身の投資に対するリスク許容度が判定され、最適な運用プランが提案されます。

また、提案されたポートフォリオは自身で細かく修正できます。提案されたポートフォリオでそのまま運用を開始したい場合にはそのまま「次へ」をクリックして、メールアドレスやパスワードを設定してユーザー登録が完了します。

2.口座開設

ユーザー登録が完了したら、口座開設を行います。口座開設は最短3分、オンライン上で完了することができます。個人情報を入力し、本人確認書類を登録して開設する証券口座の種類を選択しましょう。

3.ログインして資産運用を開始する

口座申込完了後、2日営業日後に登録した住所宛てに口座開設完了の通知が届きます。通知が届いたらお知らせに従ってWealthNavi口座へログインして、口座設定や投資資金の入金を行い、資産運用を開始しましょう。

WealthNaviを始める

つみたてNISA(ニーサ)の始め方

次に、つみたてNISA(ニーサ)の始め方をお教えします。WealthNavi(ウェルスナビ)とつみたてNISAを併用した資産運用を行う場合には、それぞれで別の口座開設手続きを行う必要があります。きちんと確認しておきましょう。

1.つみたてNISA(ニーサ)口座開設を申し込む

つみたてNISA(ニーサ)口座は、様々な金融機関で開設できます。そのため、自身で開設する金融機関を選択して、開設申し込みを証券会社に申請する必要があります。

また、つみたてNISA口座を開設する金融機関の総合証券口座の開設が必須ですので、つみたてNISA口座開設前もしくは事前に口座開設を完了することが大切です。

2.必要書類を提出する

つみたてNISA口座を開設したい金融機関に必要書類や情報を提出して、口座開設手続きを行いましょう。

3.税務署審査

NISAもしくはつみたてNISA口座を開設する際には、口座の二重開設を防ぐ目的で税務署審査が行われます。税務署審査は、証券会社によっては投資家自身で申請する必要がある場合がありますので、きちんと確認しておきましょう。

また、税務署審査は1〜2週間の時間がかかりますので、つみたてNISA口座開設手続きは時間に余裕を持って行うことが大切です。

4.口座開設通知が届く

税務署審査通過後、つみたてNISA口座開設完了の通知が届きます。口座開設の完了通知は、インターネット上で確認するケースや、郵送で通知書が届くケースなど金融機関によって様々です。自身が手続きを行う金融機関がどのような形式か事前に確認しておきましょう。

特徴を理解して効率的な運用を

WealthNavi(ウェルスナビ)・NISA(ニーサ)・つみたてNISAの3種類の投資制度やサービスについて比較し、それぞれの始め方を説明しました。NISAとつみたてNISAは併用できないため、3種類の制度を賢く利用するには、WealthNaviとつみたてNISAを併用することがおすすめです。

ただし、つみたてNISAでは損失が生じた際の救済措置がないことや、WealthNaviでは手数料が高く、元本割れリスクがあるなどデメリットも少なくありません。メリットだけでなくデメリットも理解した上で、利用を判断することが大切です。NISA制度の非課税メリットと、ロボアドバイザーサービスであるWealthNaviの手間がかからないメリットの両方を上手に活用して自身の資産を効率的に増やしていきましょう。

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