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NISA(ニーサ)・つみたてNISA・ジュニアNISAの投資対象商品。おすすめ商品も説明

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NISA(ニーサ)・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類のNISA制度の投資対象商品と、各NISA制度におすすめの投資商品を説明します。NISA制度を活用して、どのような投資を行うか迷っていませんか? 具体的におすすめの投資商品銘柄もお伝えしますので、自身に最適なNISA制度を選択して投資を始めましょう。

NISA(ニーサ)の対象商品への投資資金の画像

NISA(ニーサ)の対象商品

NISA(ニーサ)口座から投資可能な金融商品を解説します。NISA口座から投資を行って、利益を非課税で受け取るには、以下の金融商品に投資する必要があります。

NISA口座での投資先選びに迷っている方は、まずは3種類あるNISA制度の投資対象を確認しておきましょう。

一般NISA(ニーサ)・ジュニアNISAの対象商品

一般NISA(ニーサ)と未成年向けのジュニアNISAでは、以下の金融商品に投資して、利益を非課税で受け取れます。

  • 株式(国内・海外)
  • 投資信託
  • REIT(不動産投資信託)
  • ETF(上場投資信託)
  • ETN(指数連動証券)
  • NISAやジュニアNISAでは、大きく分けると国内外の株式と投資信託へ投資可能となっています。債券や先物取引、FX、個人向け国債等へは投資できません。

    つみたてNISA(ニーサ)の対象商品

    一般NISA(ニーサ)やジュニアNISAに対して、長期・積立・分散投資を目的に作成されたつみたてNISAでは、金融庁によって指定された投資信託にしか投資できません。

    2019年5月8日時点で、つみたてNISA口座から投資可能な投資信託は163本あり、金融庁によって指定された比較的安全に運用可能な投資信託が厳選されています。

    参照:つみたてNISA対象商品届出一覧(金融庁公式サイト)

    タイプ別おすすめ商品

    ここからは、NISA(ニーサ)口座のタイプ別に、投資におすすめの商品をお伝えします。NISAは、3種類の制度ごとに非課税期間や非課税枠が異なり、行える投資スタイルが変わります。

    資産形成の目的や、期間を考慮して、自身に最適なNISA制度を利用しましょう。

    NISA(ニーサ)がおすすめの人

    NISA(ニーサ)、もしくは上述の一般NISAは、投資経験がある方や、5年以内に資産が必要な方、できるだけ大きく資産を増やしたい方におすすめの制度です。

    NISAは、幅広い金融商品に投資可能で、投資先選びの選択肢が豊富です。そのため、投資経験がある方であれば、自身が行いたい投資スタイルが実現可能で、自由に投資先を選択できます。

    また、NISAは非課税期間が5年間と比較的短く、3種類の中で最も非課税枠が大きいです。そのため、5年以内に保有資産を増やしておきたい方や、非課税メリットを活用して、できるだけ多くの利益を上げたい方におすすめの制度です。

    NISAとは?初心者でも分かるNISA解説。種類と運用時の注意点

    ジュニアNISA(ニーサ)がおすすめの人

    20歳未満の未成年向けのジュニアNISA(ニーサ)は、相続対策や教育費を形成したい方におすすめの制度です。

    ジュニアNISA口座は、口座開設者の両親や祖父母といった、二親等以内の親族による代理運用が可能で、未成年の口座開設者本人が18歳になるまで口座内の資産を払い出せません。そのため、口座開設者が18歳以降に必要になる可能性がある資金形成を目的にして、賢く活用できます。

    ジュニアNISA(ニーサ)とは?メリット・デメリットと積立NISAとの違いまで解説

    つみたてNISA(ニーサ)におすすめの人

    長期・積立・分散投資を目的にしたつみたてNISA(ニーサ)では、10年以上先の資産を形成したい方や、投資初心者の方、長期間で積立投資を行いたい方におすすめの制度です。

    つみたてNISAは、非課税枠が年間40万円で、非課税期間は20年間と非常に長いです。そのため、10年以上先の将来的に資産を形成したい方や、長期間積立投資を行って、非課税メリットを活用したい方に最適です。

    また、投資可能な商品が、金融庁によって比較的安全な投資信託のみに限定されているため、投資経験が浅い方でも投資先選びに迷わず、損失リスクを軽減できておすすめです。

    NISA(ニーサ)と積立NISAはどっちがおすすめ?口座の区分変更についても解説

    おすすめの投資商品

    ここからは、NISA(ニーサ)口座からの投資におすすめの商品を紹介します。NISAとジュニアNISAについては、最もリターン率が高い株式銘柄を、つみたてNISAについては金融庁が指定した投資信託の中から2種類を説明します。

    投資先選びの参考にしてみてください。

    NISA(ニーサ)・ジュニアNISA

    NISA(ニーサ)やジュニアNISA口座からの投資におすすめの株式銘柄を7種類紹介します。

    投資先選びの際に着目したい、割安度を判断する指標や株価等について、2019年5月8日時点の数値で、配当利回りは2019年3月期の実績値で具体的に確認しましょう。投資先選びに役立ててみてください。

    JT(2914)

    たばこや食料品メーカーのJTです。平均的な数値が2%と言われる配当利回りが、6.10%と非常に高く、配当金も非課税で受け取れるNISA(ニーサ)口座におすすめの銘柄です。

    国内大手企業として、安定的な業績を誇ることから、暴落のリスクも少なく、割安度を占めるPER(*1)が基準の15倍に対して11倍と比較的低いです。

    (*1:企業の純資産と1株当たりの株価を比較して、株価が資産額に対して割安か割高かを示す数値です。業種ごとに平均は異なります。)

    ソフトバンクグループ(9984)

    情報・通信サービスを提供するソフトバンクグループでは、過去半年で株価が上昇傾向にあります。PERは12.51倍と比較的割安と言えそうですが、株価が高く1単元の購入に約110万円がかかるため、ジュニアNISAでは購入できません。

    みずほFG(8411)

    金融業を営むみずほFGです。株価が高くて200円台で、購入可能価格の安さが特徴で、非課税枠が設定されているNISA口座には嬉しいポイントです。

    配当利回りが4.41%と非常に高く、非課税期間内に保有しているだけで、非課税メリットを受けて、配当金を得られます。

    三菱商事(8058)

    ガスや天然資源等を扱う総合商社です。配当利回りの高さが3.76%と非常に高く、割安度を示すPERが基準の15倍に対して8.29倍と低く、割安銘柄と言えます。

    1単元を30万円以内で購入可能な点も、非課税枠のあるNISAにおいてはおすすめの点です。

    花王(4452)

    化学メーカーの花王です。過去5年間で継続的に株価が上昇しており、非課税期間内で保有していることで、利益を上げられる銘柄です。ただし、1単元の購入に約86万円かかることから、ジュニアNISA(ニーサ)では購入できません。

    リクルート(6098)

    サービス業を提供するリクルートでは、過去5年間で継続的に株価を上げている銘柄です。約33万円で購入可能で、NISAはもちろん、ジュニアNISAの非課税枠内でも投資できます。

    ソニー(6758)

    電気機器メーカーのソニーです。PERが7.47倍と割安を示しています。安定した業績を誇り、暴落のリスクは比較的少ないと言えます。約54万円から購入できて、NISA・ジュニアNISA口座から投資可能です。

    つみたてNISA(ニーサ)

    つみたてNISA(ニーサ)におすすめの、投資信託のファンドを紹介します。投資初心者の方で、金融庁が厳選してくれた銘柄の中からどの銘柄を選ぶべきか迷っていませんか? 

    つみたてNISAの投資対象の中から、おすすめのものを2種類紹介します。

    ひふみプラス

    主に、国内株式に投資するファンドで、過去5年間で高い年間のリターン率をキープしている投資信託です。

    投資信託内の現金比率を上げて、株価暴落時のリスクを軽減したり、市場の動きを見て国外株式に投資したりして、守りながら資産を増やせます。投資信託内の現金比率は最大で50%まで上げられます。

    eMAXISシリーズ

    三菱UFJ国際投信が提供する投資信託シリーズです。国内・国外・新興国等の株式や債券等の多種多様な資産に投資できます。

    シリーズの中には、ロボットや宇宙開発等のテーマ投資を行いたい方向けのファンドや、メンテナンスの手間が少ないファンド等、様々な種類があります。自身の行いたい資産運用スタイルに合わせて最適なファンドを選択可能です。

    シリーズ全体で手数料が非常に安いため、投資コストを抑えた資産運用を行いたい方に最適なファンドシリーズです。

    対象商品の違いと特徴を理解したうえで、投資判断に役立てましょう

    NISA(ニーサ)、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類のNISA制度の対象商品の違いを説明しました。利用するNISAによって、非課税期間や非課税枠が異なり、実現可能な投資スタイルが違います。

    できるだけ多くの資産を効率的に形成するには、資産形成にかけたい時間や金額、投資したい金融商品から、自身に最適なNISA制度選びが重要です。また、利用するNISA制度によっては、購入できない銘柄が少なくありません。

    事前に気になる銘柄やファンドの情報を確認して、投資を判断しましょう。

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