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NISA(ニーサ)はどれくらい儲かる?NISAの平均的な利益と、注意点を解説

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NISA(ニーサ)やつみたてNISAを利用すると、どれくらい儲かるのでしょうか。金融庁の調査書をもとに、NISAを利用した投資家が実際に得られている平均的な利益率を確認し、おすすめの投資先も紹介します。自身の投資にNISAを利用するかどうか判断する際の参考にしてください。

NISA(ニーサ)を利用した投資で儲かるか調べているスマートフォンの画像

NISA(ニーサ)は儲かる?

税制優遇制度であるNISA(ニーサ)制度を活用すると、儲かるのでしょうか。投資を行う際にNISA制度を活用するかどうか迷っている方は、NISA制度を利用した投資について理解して、利用を検討してください。

NISAとは?初心者でも分かるNISA解説。種類と運用時の注意点

NISA(ニーサ)利用者の利益

実際にNISA(ニーサ)制度を利用した投資で利益が得られるのかどうかを、NISAの効果検証のために金融庁が実施した、2016年10月の調査内容のデータから確認しましょう。NISA制度を活用した投資を始めるかどうか迷っている方は、実績を確認したうえで利用を検討してください。

参照:NISA制度の効果検証結果 平成28年10月(金融庁公式サイト)

7割弱は利益

2016年10月の調査書によると、2015年11月時点のNISA(ニーサ)口座利用者のうち、67%の投資家が利益を上げていました。NISAを利用することで、50%超の確率で投資家が非課税メリットを活用できることとなります。

ただし、この結果は、アベノミクスの景気対策が上手くいっていることに大きく影響されていると考えられ、今後も同率のNISA利用者が利益を上げられる保証はないため、注意が必要です。

利益10%未満が中心

NISA(ニーサ)制度を利用している投資家のうち、約70%が利益を得ていますが、得られた利益額は保有資産に対して10%未満とする投資家が26%を占めています。

これは、NISA制度の特徴である、「非課税枠」によって、年間で120万円までしか投資できないことが要因と考えられます。

保有資産額が向上した際に、投資額が大きかった場合よりも、投資資金が少額になった場合、獲得できる利益が小さくなります。そのため、非課税枠のあるNISAでは、高額な利益を上げにくくなっていると考えられ、投資資金に対して10%未満の利益を上げている投資家が多い傾向にあると言えます。

NISA(ニーサ)での儲け方

ここからは、NISA(ニーサ)制度を活用して、投資で儲ける方法を解説します。投資の利益を非課税で受け取れたり、年間で投資可能額が限定されていたり、様々な特徴があるNISAですが、どのようにして利益を上げられるのでしょうか。

NISA制度を利用する前に、NISA口座での投資における儲け方を理解しておきましょう。

利回りで儲ける

NISA(ニーサ)制度を利用して投資を行うと、利回りで儲けられます。利回りとは、配当利回りのことを指します。利回りとは、保有株式の企業が事業によって利益を上げた場合に、利益の一部を投資家に支払う、年間の配当金額と、現状の株価を比較して、割合で示されるものです。

NISAでは、配当金を非課税適用を受けて受け取れるため、通常証券口座よりも効率的に利益を獲得できます。

運用益で儲ける

NISA(ニーサ)制度を利用して投資を行うと、運用益で儲けられます。運用益とは、投資元本に対して売却時に値上がりしている分を利益として得られる仕組みです。

例えば、80万円で購入した株式Aを、100万円に値上がりした時点で売却することで、20万円の利益を受け取れます。また、NISAでは、株式以外に投資信託にも投資可能で、複数の金融商品へ投資信託から投資できることで、安定的に利益を上げられます。

自身の投資スタイルに合わせて最適な金融商品へ投資して、非課税適用を受けて効率的に利益を享受しましょう。

利回りでおすすめの銘柄

利回りでおすすめの銘柄を紹介します。配当利回りが高い銘柄に投資して、非課税メリットを活用して効率的に利益を上げられます。以下の中で気になる銘柄があれば、投資してみましょう。

ただし、数値は2019年4月26日時点の数字ですので、変化している可能性があります。情報を参考にして、現時点での数値を確認したうえで投資を判断してください。

JT(2914)

たばこ事業で有名なJTです。銘柄の割安度を表す「PER」(*1)の数値が11.97倍と、基準の15倍よりも低く、会社の価値に対して、株価が割安なことが分かります。また、およそ1.5倍が平均値と言われる配当利回りが5.97%と非常に高く、投資資金に対する5%の金額の配当を得られます。

安定した業績を保ち、株価が大幅に下落するリスクも少ないため、おすすめの銘柄と言えます。

(*1:企業の純資産と1株当たりの株価を比較して、株価が資産額に対して割安か割高かを示す数値です。業種ごとに平均は異なります。)

ソフトバンクグループ(9984)

情報・通信サービスを提供する、ソフトバンクグループでは、5.72%の配当利回りを誇ります。大手通信会社として携帯電話サービスを手がけ、今後も安定した業績が見込まれることや、ここ3年間で高騰が続いていることで、安定した株価変動が見込まれます。

急な高騰や大幅下落のリスクは考えにくく、長期保有向けの銘柄と言えます。

みずほ(8411)

銀行業やその他様々な金融業を営む、みずほFGです。配当利回りは4.32%と高配当銘柄と言えます。

また、最低投資額の安さが特徴的で、株価は、200円を下回っており、2万円以下で投資可能です。NISA(ニーサ)では、非課税枠として年間の投資資金に上限があるため、最低投資額の安さは大きなメリットです。

また、株価が比較的安定していることも、中長期的な投資を目的としたNISA制度と合わせて投資したいポイントです。

三菱商事(8058)

ガスや石油、天然資源等を取引する総合商社です。配当利回りは3.66%と比較的高く、利回りに着目して投資先を選択したい方にはおすすめです。銘柄の割安度を表すPERが、基準と言われる15倍を大きく下回り8.51倍となっていて、買い時と言えます。

1単元を30万円で購入可能で、非課税枠が設定されているNISA口座からでも手を出しやすい銘柄なことも、おすすめのポイントです。

運用益でおすすめの銘柄

次に、運用益でおすすめの銘柄を紹介します。運用益とは、保有銘柄の株価が上昇し、購入時の価格よりも高い値段で銘柄を売却できることで得られる利益のことです。今後の株価上昇が予測できて、かつ非課税枠内で購入可能な銘柄が以下に当たります。

気になる銘柄があれば、購入を検討してみましょう。しかし、以下で記載する数値は、2019年5月7日時点のものです。自身が購入を検討する時点の最新の数値を確認したうえで、実際に買い付けを行いましょう。

花王(4452)

化学メーカーの花王です。過去5年間で株価が継続的に向上しており、3年以上の保有で運用益を得られる可能性が高い銘柄です。ただし、2019年5月7日時点での株価で、1単元を購入するのに約90万円かかるため、2単元をNISA(ニーサ)口座から購入することはできません。

リクルート(6098)

幅広いサービス業を提供するリクルートHGは、過去3年間で株価が継続的に上昇している銘柄です。2019年5月8日時点で、約30万円から購入可能な点も、NISA(ニーサ)口座からの投資に最適な銘柄と言えます。

業績も安定して伸ばしており、今後も成長が見込める銘柄です。

ソニー(6758)

電気機器メーカーのソニーは、ここ5年株価を伸ばしている銘柄です。割安度を示すPERも8倍を切り、非常に買い時の銘柄と言えます。ただし、2019年5月8日時点で、1単元の購入に約55万円がかかり、配当利回りは0.63%と低めですので、考慮したうえで購入を判断しましょう。

NISA(ニーサ)運用における注意点

NISA(ニーサ)制度を利用した資産運用を行う際には、損失発生時に注意が必要になります。

NISA口座から投資を行うと、非課税枠内で行った投資の利益が課税されませんが、損失が発生した際に損益通算や繰越控除と言った投資家を保護する制度を利用できません。

2016年10月の調査で、NISA利用者の7割以上の投資家が利益を上げていますが、損失を被っている投資家も存在します。NISA制度を利用して投資を行う際には、損失発生リスクを考慮したうえで、投資判断を下すことが大切です。

つみたてNISA(ニーサ)は儲かる?

つみたてNISA(ニーサ)を利用した投資は、儲かるのでしょうか。つみたてNISAの平均利回りと、注意点などをお伝えしますので、つみたてNISAの活用を検討している方は、以下の情報を参考にしてください。

つみたてNISA(ニーサ)の平均利回り

つみたてNISA(ニーサ)を利用して資産運用を行うと、最大で20年間非課税メリットの適用を受けて利益を享受できます。つみたてNISAでは、投資可能な投資信託が金融庁によって限定されており、そのうち9割以上がインデックスファンドです。

まずは、以下のインデックスファンドの利回りデータを参考にして、つみたてNISA制度を利用した投資を行うか否かを判断してみましょう。

投資信託クラス 5年間平均利回り 10年間平均利回り
日本株 14.89% 5.52%
先進国株 14.06% 6.10%
新興国株 7.56% -%

つみたてNISAで投資可能な投資信託は、比較的新しいものが多く、過去5年・10年の平均利回りデータを入手できるものは多くありません。参考程度に上述の情報を確認して、自身の投資につみたてNISAを利用するかどうかを判断しましょう。

高利回りを目指したい場合はNISA(ニーサ)

つみたてNISA(ニーサ)は、一般NISAに対して長期・積立・分散投資を目的に作成された制度です。非課税期間は20年間と非常に長く、年間の非課税枠は40万円しかありません。

投資では、投資資金が多いほど、大きな利益を得られますが、つみたてNISAでは年間で40万円しか新規で投資できないため、大きな利益を上げる投資スタイルには不向きです。

つみたてNISA(ニーサ)におすすめの商品

ここからは、つみたてNISA(ニーサ)口座からの投資におすすめのファンド(*1)を紹介します。つみたてNISAでは、投資可能な投資信託が金融庁によって限定されており、163本(*2)の投資信託にしか投資できません。

また、非課税枠が40万円に限定されていることから、投資対象選びは非常に重要になります。紹介するファンドの情報を確認して、投資先を迷っている方は参考にしてください。

(*1:投資信託の銘柄の総称です。)
(*2:2019年5月7日時点の本数です。)

参照:つみたてNISA対象商品届出一覧(金融庁公式サイト)

ひふみプラス

直近5年間の利回りが非常に高いファンドです。

日本国内の株式に投資する投資信託で、投資信託内の現金比率を50%まで高められる特徴があります。現金保有の比率を上げられると、株価の暴落時に、ファンドの価格の下げ幅を最小限に留められて、リスクの少ない投資を実現できます。

eMAXISシリーズ

国内はもちろん、先進国や新興国も含めた海外の多様な資産へ投資可能なファンドシリーズです。幅広い品ぞろえから自身に最適な金額商品を選択して投資でき、非常に便利です。

比較的新しく作成されたファンドなため、直近10年間の利回りデータ等はありませんが、信託報酬等の手数料が安いメリットがあります。投資コストを下げた効率的な資産運用を実現可能です。

つみたてNISA(ニーサ)の注意点

非課税枠内で行った投資の利益を非課税で受け取れるつみたてNISA(ニーサ)ですが、分配金の再投資に関して注意すべき点があります。

分配金とは、投資信託の運用実績から、投資信託の運用会社の判断で投資家に還元されるお金のことです。分配金は、受け取った時点でそのまま再投資に回すことができ、継続的に保有資産を増やせます。

しかし、分配金の再投資は、つみたてNISAの1年間の非課税枠を消費して行われるため、投資信託購入時に再投資コースを選択して、知らない間に非課税枠が使用されている場合があり、注意が必要です。

ご自身の目標に応じた運用方法を選択しましょう。

NISA(ニーサ)・つみたてNISAを利用している投資家の実際の運用益について解説し、儲け方、おすすめの投資先を説明しました。NISA制度を利用すると、非課税枠内で行った投資から発生した利益を、全額非課税で受け取れて、大きなメリットとなります。

しかし、NISAとつみたてNISAでは、非課税枠の大きさが異なり、投資可能な商品や非課税適用を受けられる期間も異なります。自身の行いたい投資スタイルや形成したい資産額、資産形成を行いたい期間を考慮したうえで、自身に最適なNISAを選択して、投資に活用しましょう。

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