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NISA(ニーサ)・つみたてNISAの利回りは?運用シュミレーションと投資信託の選び方

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NISA(ニーサ)やつみたてNISAを利用すると、平均でどれくらいの利回りを得られるのでしょうか。NISAやつみたてNISAを利用した投資を行うかどうか迷っている方に嬉しい、資産運用をシュミレーションできるサイトも紹介します。NISAをきっかけにこれから投資を始めたい方や、NISAを自身の投資に活用したい方は、NISAに関する情報を理解して、利用を判断しましょう。

NISA(ニーサ)を利用した投資の利回りの調査結果が記載されたノートの画像

NISA(ニーサ)の利回りはどの程度?

資産運用の際に、NISA(ニーサ)を利用すると、利回りはどれくらいなのでしょうか。金融庁が2016年に行った調査をもとに、実際にNISAやつみたてNISAを利用した投資家が得られた利益を確認しましょう。

NISA(ニーサ)はどれくらい儲かる?NISAの平均的な利益と、注意点を解説

NISA(ニーサ)利用者の利益

5年間の非課税期間内に、年間120万円の非課税枠内から行なった投資の利益を非課税で受け取れるNISA(ニーサ)を利用した投資家は、以下のような投資実績を得ています。

これからNISAを利用した投資を行いたい方や、NISAをきっかけに投資を始めたい方は、以下の2016年の金融庁の調査情報を確認したうえで、NISA制度の利用を判断しましょう。

参照:NISA制度の効果検証結果 平成28年10月(金融庁公式サイト)

7割弱は利益

2016年の金融庁の調査によると、2015年10月時点のNISA(ニーサ)の利用者のうち、67%の投資家が利益を得ています。

この実績は、2015年から始まったアベノミクスの影響が大きく、今後もNISAの利用者の7割弱の投資家が利益を得られる保証はありません。参考程度に確認しておきましょう。

利益10%未満が中心

2016年の金融庁の調査によると、約7割のNISA(ニーサ)利用者が利益を上げていますが、利益率が10%未満の投資家は26%となっており、利益を得ている投資家の約40%は、投資資金に対して10%未満の利益を得ています。

NISAでは、年間の投資可能資金が非課税枠として120万円に設定されています。そのため、通常証券口座から投資を行う際に比べて、大きな利益を得られにくくなり、利益率が10%未満の投資家が中心となっています。

つみたてNISA(ニーサ)の利回り

次に、つみたてNISA(ニーサ)の利回りを解説します。NISAよりも長期・積立・分散投資を目的に作成された、つみたてNISA制度を利用して投資を行うと、どのくらいの利益を得られるのでしょうか。

平均利回り

まずは、つみたてNISA(ニーサ)で投資可能な、投資信託のクラスごとに1年・3年・5年・10年単位での利回りを確認しましょう。

投資信託クラス 1年 3年 5年 10年
国内株式 16.58% 6.50% 14.89% 5.52%
先進国株式 12.57% 4.90% 14.06% 6.10%
新興国株式 20.85% 4.70% 7.56% -
先進国・新興国
株式
13.62% 4.40% 13.15% -

上述の数値は、つみたてNISA口座から投資可能なインデックスファンドの運用実績の平均値です。全ての数値でプラスとなっており、つみたてNISA口座での投資信託運用の好成績が伺えます。

しかし、つみたてNISA口座から投資可能な商品は、作成されて10年経過しているものが少なく、データが分からないタイプのファンドが少なくありません。あくまで参考程度に、上述の情報を確認しておきましょう。

長期投資になるほど効果が大きい

つみたてNISAで投資する際には、投資信託を長期保有すると、より大きな利益を得られます。

つみたてNISAでは、投資資金を積み立てて運用を行うこととなり、積み立てた投資金額が多いことで、投資資金に対してかかる利率が同じでも、得られる利益額が上がります。

例えば、つみたてNISA口座で、毎月3万円、年間36万円を積み立て投資すると、投資資金が毎年36万円追加されていき、2年目には72万円、3年目には108万円といった形で増えていきます。

さらに、投資信託の年間利回りが3%で毎年変わらなかった場合、36万円ずつ増えた投資資金に対して利率がかかるため、得られる利益額も高くなります。

運用シミュレーション

つみたてNISA(ニーサ)を利用した投資を行う際には、金融庁や証券会社が提供している資産運用シュミレーションを利用して、資産形成の目標設定を行うことが大切です。

例えば、金融庁では自身が資産を形成したい期間と毎月の積立額、想定上の年率の利回りを入力して、積立金額と運用実績をグラフで確認できます。グラフでは、1ヶ月、もしくは半年単位で運用益と合計資産額、投資元本の増加を把握でき、一目で実際に資産運用を行った際の資産の増え方を確認可能です。

また、楽天証券の「積立かんたんシュミレーション」では、最終積立金額、毎月積立額、積立期間、リターンの4種類の条件の中から、自身が基準にしたい情報を入力して、資産運用をシュミレーションし、資産形成計画を立てられます。

参考:資産運用シミュレーション(金融庁公式サイト)
参考:積立かんたんシミュレーション(楽天証券株式会社公式サイト)
NISA・積立NISAのシュミレーションを比較。利回りから選ぶ運用商品とは?

自身に合った投資信託を探す

ここからは、自身が行いたい投資スタイルに最適な投資信託の探し方を説明します。税制優遇制度である、つみたてNISA(ニーサ)を賢く利用して、自身の資産形成に役立ててみましょう。

つみたてNISA(ニーサ)の投資信託の種類

つみたてNISA(ニーサ)では、金融庁が指定した投資信託にしか投資できず、投資可能な投資信託は大きく3種類に分けられます。

つみたてNISA口座から投資可能な投資信託は、運用実績や値動きをもとに、比較的安全に運用可能なものが厳選され、2019年5月8日時点で163本が登録されています。

インデックスファンド

つみたてNISA(ニーサ)口座から投資可能な投資信託の1種類目は、インデックスファンドです。インデックスファンド(*1)とは、日経平均株価・TOPIXなどの基準指標と同じ値動きをする投資信託のことです。

例えば、米国株式を含むインデックスファンドに投資すると、米国株式以外の複数の金融商品にも同時に投資できます。基準となる米国市場に気軽に投資でき、リスク分散も行えて非常に便利です。

また、基本的に投資信託は、購入時の手数料や、保有時の信託報酬等のコストがかかりますが、インデックスファンドは株価指数と同じ動きをするので、運用コストが抑えられて、手数料が低く設定されている特徴があります。

ただし、市場と全く同じ動きをするため、市場の値動き以上の利回りを得たい方には不向きです。

(*1:ファンドとは、投資信託の1銘柄を指す総称です。)

アクティブファンド

つみたてNISA(ニーサ)口座から投資可能な投資信託の2種類目は、アクティブファンドです。

アクティブファンドは市場の動き以上の利回りを得ようとするファンドです。アクティブファンドには、企業の指標と株価を比較し、割安と思われる銘柄に投資するものや、同業種の銘柄だけを集めたものなど、様々な種類があります。

市場の値動きを上回って利益を上げる目的があり、運用の手間がかかるため、インデックスファンドに比べて手数料が高い特徴があります。

バランスファンド

つみたてNISA(ニーサ)口座から投資可能な投資信託の3種類目は、バランスファンドです。バランスファンドとは、資産配分のバランスが取れている投資信託の銘柄のことです。

バランスファンドでは、値動きによって保有投資信託内の資産バランスが崩れた際に、資産配分バランスを整えてくれる、リバランスが自動で行われます。

例えば、投資信託内の資産配分バランスが、日本株式20%、海外株式20%、先進国株式20%、日本債券20%、外国債券20%となっているバランスファンドで、資産配分バランスが日本株式30%、先進国株式10%となった場合には、ファンドの運用会社が日本株式を売却して、先進国株式を購入し、元の20%:20%のバランスに戻してくれます。

つまり、バランスファンドでは、利益が確定した資産を売却し、値下がりした資産を購入するという運用の仕組みが自動で行われます。投資家の手間がかからず、非常に便利です。ただし、運用の手間がかかるファンドなため、手数料が高い傾向にあります。

投資信託の探し方

自身の投資に最適な投資信託の探し方を説明します。市場と同じ値動きの投資信託や、多くの利益獲得を目指す投資信託など、行いたい投資スタイルに応じて最適な投資信託は異なります。また、豊富な投資信託の中から、最適なファンドを見つけて投資することは非常にハードルが高いです。

証券会社によっては、以下のように投資信託選びに関するサービスが提供されているため、銘柄選びに悩んでいる方は参考にしてください。

SBI証券の場合

SBI証券では、地域、資産、ノーロードなどのファンドの特徴から、投資信託を選べる「Fサーチ」と言われる機能があります。

「Fサーチ」では、地域や資産以外にも、分配回数や運用実績、ファンドの基準価格、さらに1年のリターンランキング等の条件を指定して、投資信託の絞込みを直感的かつスピーディーに行える特徴があります。

また、関連するキーワードを入力して、気になる分野に投資できるファンドを簡単に抽出できます。

SBI証券を始める

マネックス証券の場合

マネックス証券では、「マネックスアドバイザー」と言われる資産運用を提案してくれる機能を利用可能です。

マネックスアドバイザーでは、5つの質問に答えるだけで無料で自身に最適な資産運用プランが提案されます。投資経験がなく、どのような投資商品に投資すべきか分からない方でも、毎年どれくらいの資産が増えていくのかがグラフで分かって便利です。

マネックス証券を始める

楽天証券の場合

楽天証券では、年代別の資産形成の考え方や、自身の興味・関心のある分野に対して、自身の資産運用の考え方に沿った投資信託選びを行えます。

まとまったお金はないけれど、これから資産を増やしていきたい方や、まとまったお金をさらに増やしたい方など、投資家によって資産形成の目的は異なります。楽天証券では、自身の年齢や、投資に対する考え方などに合わせて、おすすめの投資商品を選べるため、非常に便利です。

楽天証券を始める

目論見書を確認する

投資する投資信託を決定する前には、目論見書(もくろみしょ)を確認しましょう。

目論見書とは、投資信託に関する、投資判断に重要な情報がまとまっている資料のことです。例えば、投資信託の運用目的や投資先、基準価格が変動する要因となるリスク、過去の運用実績、購入単位等が記載されています。

目論見書は、各証券会社で投資信託を検索することで、リンクが貼付されていて、すぐに確認できます。

実際にそのファンドに投資する際に、重要な情報がまとまっていますので、気になる投資信託があれば、目論見書を確認したうえで、実際に投資するかどうかを判断しましょう。

つみたてNISA(ニーサ)のおすすめ投資信託

つみたてNISA(ニーサ)口座からの投資におすすめの銘柄を紹介します。20年間の非課税期間と、年間40万円の非課税枠があるつみたてNISAを活用して、賢く資産形成を行いましょう。

ひふみプラス

直近5年間での利回りが非常に好成績なファンドです。保有資産を守りながら増やすことをモットーに運用が行われる投資信託です。

日本国内の株式を中心に、海外株式や債券等の多種多様な資産にバランスよく投資されます。投資信託内の現金比率を50%まで高めて、株価暴落時の、ファンドの価格の下げ幅を最小限に留められる特徴があります。

eMAXISシリーズ

先進国や新興国も含めた海外の多様な資産へ投資可能なファンドシリーズです。eMAXISシリーズでは豊富な品揃えから、自身の投資スタイルに最適なファンドを選択して投資可能です。

eMAXISシリーズのインデックス・バランス型ファンドは、つみたてNISA口座に対応しているものが多いですが、アクティブファンドについては「eMAXIS NYダウインデックス」の1種類のみが対応しています。

また、信託報酬等の手数料が安く、投資コストを下げた効率的な資産運用を実現可能です。ただし、比較的新しく作成されたファンドなため、直近10年間の利回りデータは分かりません。

利回りを意識して、投資を判断しましょう

NISA(ニーサ)とつみたてNISAを利用した投資家の運用実績と、平均利回りを説明しました。景気の影響もあり、NISA利用者の7割近くが利益を獲得していますが、得られる利益率は10%未満の方が多くなっています。

また、自身に最適な投資信託選びを行うための方法を紹介しました。証券会社によっては、資産形成の目的から最適な投資信託を探せて、非常に便利です。

実際にNISAを利用した投資家のデータを参考にして、自身の投資にNISAを活用するかどうかや、NISAをきっかけに投資を始めるかどうかを判断してください。

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