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楽天証券FXの評判は?楽天MT4と楽天FXの違い・手数料・スプレッドを解説

更新日:

楽天証券は、楽天グループが展開するネット証券です。楽天証券で利用できるFXは、楽天MT4と楽天FXの2種類あり、それぞれスプレッドや通貨ペア数が異なります。こちらでは、楽天証券の楽天MT4と楽天FXのスプレッド、スワップポイント、使いやすさ、評判について解説します。楽天証券で口座開設を検討されている方は、特徴やメリットなどを把握してから手続きを行いましょう。

楽天証券のFXについて調べているパソコン

楽天証券FXと楽天銀行FXの違い

今回ご紹介するFX業者は、楽天証券です。楽天銀行と混同される方が多くいらっしゃいますが、楽天証券と楽天銀行はグループが同じであり、サービスを提供している会社は異なります。そのため、楽天証券と楽天銀行では、入出金方法などサービス内容に違いがあります。楽天証券と楽天銀行は同一のFX業者ではないため、注意しましょう。

参考:よくある質問(楽天証券公式サイト)

楽天証券FXの特徴

FX業者は、サービス内容や取引において、強みや特徴があります。それぞれの特徴を把握し、「コストを抑えたい」「使いやすい取引ツールがいい」など、ご自身のトレードスタイルと相性の良いFX業者を選びましょう。

メリット

楽天証券FXのメリットは、スプレッドが比較的安く抑えられており、豊富な通貨ペアを取り扱っている点です。

楽天証券で始める
楽天証券FX口座開設の申し込みの流れ

スプレッドが安く抑えられている

楽天証券のスプレッドは、楽天FXにて米ドル/円が0.3銭に設定されています。FXの米ドル/円の業界最狭水準が0.3銭のため、安いスプレッドで取引することができます。ただし、楽天MT4コースでは米ドル/円のスプレッドは0.5銭であり、そのほかの通貨ペアも楽天FXと比べて高く設定されています。(*1)

(*1:MT4とは、メタトレーダー4と呼ばれる取引ツールであり、楽天MT4はMT4が利用できるFXコースです。)

通貨ペアが豊富

楽天FXの魅力は通貨ペアが豊富に揃っていることです。特に、楽天FXの全26通貨ペアは、他のFX業者と比べて多く取り扱っています。トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨から、安定した通貨で知られるスイスフランまで幅広く取引することができます。

デメリット

楽天証券FXは約定力の評判が低く、さらに、過去にシステムトラブルが何度か発生しています。

約定力の評判が低い

約定力(約定率)は高ければ高いほど、注文と決済との間のズレの発生を抑えることができます。しかし、利用者からは楽天証券の約定力は低く評価されています。そのため、注文価格と決済価格に大きなズレが生じる可能性があります。(*1)

過去にシステムトラブルが発生

楽天証券は、2016年に米ドル/円の相場において異常レートを配信したシステムトラブが発生しました。また、過去にはサーバーダウンの発生により、業務改善命令を受けています。システムトラブルが何度か発生しているため、システムの安全性には注意しましょう。

(*1:約定力は、利用者によって評価が大きく分かれることがあります。)

楽天証券FXの詳細

楽天証券FXについて、取扱商品やコスト、機能ごとに解説します。楽天証券のメリットとデメリットだけでなく、詳しいサービス内容も確認してから口座開設するようにしましょう。

取扱商品

楽天証券では、楽天MT4と楽天FXの2つのコースから取引することができます。両者のコースでは、通貨ペア数が異なるため、必ずコースごとにサービス内容を確認しましょう。

通貨ペア数

楽天証券では、楽天MT4で全22通貨ペア、楽天FXで全26通貨ペアを取り扱っています。FX業者の通貨ペア取扱数が20前後であるなか、楽天FXでは比較的多くの通貨ペアを取り扱っています。

楽天MT4通貨ペア(全22)

米ドル/円 ユーロ/円
ポンド/円 豪ドル/円
NZドル/円 南アフリカランド/円
カナダドル/円 スイスフラン/円
トルコリラ/円 メキシコペソ/円
ユーロ/米ドル ポンド/米ドル
豪ドル/米ドル NZドル/米ドル
米ドル/スイスフラン ポンド/スイスフラン
ユーロ/ポンド ユーロ/スイスフラン
豪ドル/スイスフラン NZドル/スイスフラン
豪ドル/NZドル 米ドル/カナダドル

楽天FX通貨ペア(全26)

米ドル/円 ユーロ/円
ポンド/円 豪ドル/円
NZドル/円 南アフリカランド/円
カナダドル/円 スイスフラン/円
香港ドル/円 SGドル/円
Nクローネ/円 トルコリラ/円
人民元/円 メキシコペソ/円
ユーロ/米ドル ポンド/米ドル
豪ドル/米ドル NZドル/米ドル
米ドル/スイスフラン ポンド/スイスフラン
ユーロ/ポンド ユーロ/スイスフラン
豪ドル/スイスフラン NZドル/スイスフラン
豪ドル/NZドル 米ドル/カナダドル

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参考:取引ルール(楽天証券公式サイト)

最低取引単位数

最低取引単位数とは、FXの1度の取引における取引単位です。

楽天証券では、楽天MT4、楽天FX共に1000通貨単位から取引することができます。取引単位数が少ないほど少額資金で取引ができ、1000通貨単位は比較的低い取引単位数となっています。例えば、米ドルでは1,000ドルから取引が可能です。

上限取引単位数

上限取引単位数とは、1度の取引における最大取引数量です。

楽天証券では、楽天MT4、楽天FX共に200万通貨単位が一度の取引の上限です。例えば、米ドルでは200万ドルが取引の上限額となります。

コスト・利益

FXでは、口座開設の際には口座開設費が、取引の際にはスプレッドと呼ばれるコストが発生します。コストはFX業者で異なり、コストの違いは得られる利益にも大きく影響します。必ず各FX業者のコストを確認しましょう。

FXのスプレッドはトレーダーにとって手数料。変動要因や計算方法を理解しましょう

手数料

楽天証券では、楽天MT4、楽天FX共に口座維持に手数料は発生しません。また、無料で口座開設ができます。以下は、楽天MT4と楽天FXの手数料です。

手数料 料金
口座維持費 無料
取引手数料 無料
日本円の入金手数料 無料(*1)
日本円の出金手数料 無料

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(*1:リアルタイム入金(クイック入金)のみ手数料が無料です。銀行振込の場合は、振込手数料は自己負担となります。)

参考:その他の手数料・費用(楽天証券公式サイト)

スプレッド

スプレッドとは、取引におけるコストです。スプレッドが狭い(低い)と、取引にかかるコストを安く抑えることができます。

楽天証券では、楽天MT4と楽天FXでスプレッドが異なります。以下は、楽天証券の主要4ペアのスプレッドを抜粋したものです。楽天FXの米ドル/円のスプレッドは業界最狭水準の0.3銭で、非常に狭いスプレッドが設定されています。

楽天MT4

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.5銭(原則固定*1)
ユーロ/円 1.1銭
ポンド/円 2.0銭
豪ドル/円 1.2銭

楽天FX

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.3銭(原則固定)
ユーロ/円 0.5銭
ポンド/円 1.0銭
豪ドル/円 0.7銭

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(*1:基本的には表示されたスプレッドで取引できますが、相場が急変動した場合はスプレッドが変更される可能性があります。)

参考:スワップ・スプレッド(楽天証券公式サイト)

スリッページ(約定力)

FXでは、注文価格と実際に確定した価格に差が生じることがあります。この差をスリッページと言います。スリッページを最小限に抑えるためには、約定力が高いFX会社を選ぶことが大切です。(*1)

ただし、約定力は公式サイトで公表されるものではないため、利用者の評価や口コミから自己判断する必要があります。一度ご自身で評価や口コミを調査し、できるだけ利用者の評判が高いFX業者を選ぶようにしましょう。

以下は、楽天証券の利用者の口コミや評価を一部抜粋したものです。

楽天FXのアプリを使用してトレードしましたが、スリッページして約定しないことが多々あります。

引用元:価格.com(性別:男性 | 年齢:40代 | 職業:自営業 | FX投資歴:~1年)

混雑を感じたことはなく、約定しやすい。

引用元:価格.com(性別:女性 | 年齢:30代 | 職業:会社員 | FX投資歴:1~3年)

スマホで取引するときの約定するときのシステム並びスピードがすごいスムーズでよっかた。

引用元:価格.com(性別:男性 | 年齢:20代以下 | 職業:会社員 | FX投資歴:3~5年)

(*1:約定力とは、投資家の希望通りに注文が通る割合や確率のことを指します)

スワップポイント

スワップポイントとは、取引する通貨の金利差で、業者ごとに異なります。楽天証券では、楽天MT4、楽天FX共に同じスワップポイントが設定されています。

以下は、楽天証券の主要4ペアのスワップポイントを抜粋したものです。(*1)

通貨ペア スワップポイント
米ドル/円 買い 70円/売り -93円
ユーロ/円 買い 0円/売り -15円
ポンド/円 買い 25円/売り -50円
豪ドル/円 買い 30円/売り -47円

(*1:2019年1月28日時点の数値)

キャッシュバック/キャンペーン

楽天証券では、定期的にキャンペーンが開催されています。なかには、初めての取引で最大10万円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンがあるため、非常にお得に取引を開始することができます。

以下は、楽天証券のキャッシュバック、キャンペーンを抜粋したものです。

キャンペーン名 内容 期間
はじめての取引で最大10万円キャッシュバック 楽天FXにて始めて取引した方に最大10万円キャッシュバック 第一弾:2019/2/1~2019/3/30
第二弾:2019/3/1~2019/5/1
300万口座突破!感謝還元キャンペーン 合計20万通貨以上の取引で最大1万ポイントプレゼント 2019/1/16~2019/3/29

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参考:現在実施中のキャンペーン一覧(楽天証券公式サイト)

機能

FXは、利用する業者ごとに取引ツールが異なるため、ツールに搭載されている注文機能も異なります。自身のトレードスタイルに合わせて、利用できる注文機能を確認しましょう。

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注文機能

楽天証券では、以下の11種類の注文機能を利用できます。なお、楽天MT4、楽天FX共に利用できる注文方法は同じです。

成行

リアルタイムのレートで買いや売りの注文を出す方法です。あらかじめ価格を指定するのではなく、その瞬間の価格で売買します。

指値

あらかじめ設定したレートに到達した場合に注文を確定する方法です。

逆指値

あらかじめレートを設定し、予想外の値動きをした場合に、損失を拡大させないために注文(ロスカット)を確定する方法です。

IFD

新規注文と決済注文の2つの注文を同時に出す方法です。通常、注文と決済は別で発注しますが、IFDは両方同時に行います。

OCO

2つの注文(指値と逆指値)を同時に発注する方法です。1つの注文が約定すると、もう1つの注文は自動でキャンセルされます。

IFDOCO(IFO)

IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。

ASストリーミング

自動的に決済注文と決済のポジションの選択が行われる注文方法です。発注ごとの条件の指定を行わなくてもよくなります。

ストリーミング

成行注文において、許容スリッページを指定して注文する方法です。

全決済

全てのポジションを決済する注文方法です。

通貨別全決済

通貨ペアごとに一度に決済する注文方法です。

リブオーダー

指値注文と逆指値注文を総称した注文方法です。

参考:FXの取引注文方法(楽天証券公式サイト)

取引

楽天証券では、自動売買サービスを利用することができます。自動売買とは、あらかじめ搭載された自動売買プログラムにもとづいて、売買注文を行う方法です。システムトレードと呼ばれることもあります。

最大レバレッジ 25倍
自動売買
追証 ◯(*1)
スリッページ設定 ◯(*2)
デモトレード

(*1:楽天FXのスタンダード25倍コースおよび法人口座のみ追証が適用されます。楽天MT4では、個人法人共に適用されません。)
(*2:楽天FXにて設定可能です。楽天MT4に関しては公式サイトにて記載されていません。)

なお、楽天証券のデモトレードに関しては、期間無制限で利用することができます。以下は、デモトレードの詳細です。

デモトレード詳細項目 有無
価格/期間 無料/なし
専用アプリ
レート反映
取引ツール・ルール 本番と同様(*3)

(*3:デモトレードでは追証はありません。)

参考:取引ルール(楽天証券公式サイト)

入出金

楽天証券の楽天MT4、楽天FXの入金、出金方法については以下の通りです。なお、楽天証券ではクイック入金をリアルタイム入金もしくは楽々入金と表記しています。

クイック入金(対応銀行数) ◯(対応銀行:11行)(*1)
ネット出金
米ドルの証拠金換金 ×
現受け ×
初回入金額 記載なし

(*1:楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、セブン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行、住信SBIネット銀行)

トレードスタイル

楽天証券では、システムトレードを利用することができます。裁量トレードだけでなく、システムトレードも利用したい方は、楽天証券と相性が良いと言えます。以下は、楽天MT4と楽天FXで利用できるトレードです。

システムトレード
スキャルピング 明記なし
バイナリーオプション ×
両建て

通知

FXでは、注文が確定した際やロスカットが行われた場合に通知が届くようになっています。以下は、楽天証券で利用できる通知機能です。なお、通知機能の設定は楽天証券総合口座から行います。

ロスカットメール
レートプッシュ(*1)
注文受付通知
約定通知
ウィジェット(*2)

(*1:あらかじめ設定したレートに到達した場合に、通知が届く機能)
(*2:アプリを起動しなくても、スマホ画面上にニュースやレートの通知が確認できる機能)

為替情報

楽天証券で利用できる為替情報は、以下の2種類です。

  • フィスコ
  • ロイター
  • また、楽天証券では、セミナーや自社コラムにてマーケット情報を配信しています。セミナーの他に、全国各地で投資に関する勉強会も開催されています。勉強会はオンラインにて参加も可能なため、遠方にお住みの方は一度利用してみてはいかがでしょうか。

    セミナー(会場)
    セミナー(オンライン)
    レポート
    自社コラム

    楽天証券で始める
    参考:投資を学ぶ(楽天証券公式サイト)

    取引環境

    楽天MT4、楽天FX共に、パソコン、スマホ、携帯電話から取引することができます。さらに、Apple Watchと取引ツールを連携することで、Apple Watchに約定や株価の通知を受け取ることができます。

    ウェブブラウザorインストール
    mac対応
    モバイル対応(アプリ)
    ガラケー対応
    日本語対応

    運営会社

    楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券です。楽天証券では、FXのほかに株式投資やNISA、投資信託など幅広い金融商品を取り扱っており、投資信託にて楽天スーパーポイントを投資に活用できる独自のサービスも展開しています。

    口座数 2800万口座
    自己資本規制比率 409.5%(※2018年12月)
    資本金 74億9,500万円
    証拠金残高 記載なし
    証拠金の信託先 三井住友銀行
    決済の公開
    上場 非上場
    サポート(24時間) ×
    取引時間/注文受付時間 月曜日 午前7:00~翌6:55
    (夏時間:午前7:00~翌5:55)
    火曜日~金曜日 午前7:10~翌6:55
    (夏時間:午前6:10~翌5:55)
    電話受付時間 平日8:00~18:00(土日祝・年末年始を除く)
    月間取引額 記載なし
    最短口座開設日数 記載なし

    申し込みの流れ

    楽天証券でFXの取引をするためには、先に楽天証券総合取引口座を開設し、その後にFXの口座開設をする必要があります。総合取引口座は、WEBもしくは郵便で開設手続きをすることができます。

    まずは、総合取引口座の口座開設の手続きの流れを解説します。

    WEBでの申し込み方法

    WEBでの総合取引口座の開設は、以下の手順で行います。

    1. 楽天証券のサイトから「口座開設」を選択
    2. 本人確認書類をアップロード
    3. ログイン情報を受け取る
    4. ログイン後初期設定を行う
    5. マイナンバーを登録

    郵送での申し込み方法

    郵送での総合取引口座の開設は、以下の手順で行います。

    1. 楽天証券のサイトから「口座開設」を選択
    2. 本人確認書類とマイナンバーを郵送にて提出
    3. ログイン情報を受け取る
    4. ログイン後初期設定を行う

    利用可能な本人確認書類

    楽天証券では、以下のものを本人確認書類として利用できます。

  • 運転免許証
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票の写し
  • 各種健康保険証
  • パスポート
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 住民基本台帳
  • 個人番号カード
  • 参考:口座開設から取引開始まで(楽天証券公式サイト)

    FX専用口座を開設

    総合取引口座の開設が完了した後、次にFXの専用口座を開設します。FXの専用口座は、以下の手順で開設します。

    1. 楽天証券のサイトから「楽天FX口座申込」を選択
    2. 登録情報の確認
    3. 楽天FXの取引規定の確認
    4. 投資に関する質問に回答

    楽天証券で始める

    こんな人は楽天証券を

    今回は、楽天証券のメリットやデメリット、特徴について解説しました。楽天証券は、スプレッドが狭く、幅広い通貨ペアを取り扱っているため、比較的利用しやすいFX業者です。さらに、取引量に応じて楽天スーパーポイントが付与されることもあるため、ポイントを貯めたい方に特におすすめです。

    しかし、過去にはシステムトラブルが発生しており、業務改善命令を受けています。約定力においても低い評価がいくつか見られるため、楽天証券を利用する前に、ご自身で一度口コミや評価を確認するようにしましょう。

    なお、楽天証券では無料でデモトレードを利用することができます。取引ツールの使いやすさや画面の見やすさに不安がある方は、一度デモトレードで操作性を確認することをおすすめします。

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