株式投資やNISA、イデコ、FXなどに関する金融メディア

Sensis(センシーズ)

FX

FXでスキャルピングを始める前に知っておきべきこととは

更新日:

スキャルピングを始めようと考えている方、まずは正しい知識を身につけるようにしましょう。今回は手法からメリット、デメリット、テクニカル分析までスキャルピングについて徹底解説します。口座選びで迷っている方におすすめのFX会社のご紹介もしております。知識がない方や初心者の方は必ず知識を身につけてから始めるようにしましょう。

FXのスキャルピングについて調べている人

FXスキャルピングの手法まとめ

FXのスキャルピングに興味がある方は、まずはスキャルピングについて正しい知識を身につけましょう。正しい知識を身につけてから始めないと、使いこなすことができません。スキャルピングとは何かをここで学んでいきましょう。

スキャルピングとは

FXの取引手法はポジションの保有時間によって異なります。ポジションとは決済前の通貨の残高のことです。ポジションごとに異なるFXの取引手法は主に以下の3つに分かれます。

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード

ポジション保有時間が最も短い、つまり決済までの時間が短いのがスキャルピングです。スキャルピングは数秒から数分で何度も取引を行います。次に短いのがデイトレードで数時間から1日で取引を行います。最も長いスイングトレードは数日以上かけて1度の取引を行い、ポジションの保有時間も長くなります。

スキャルピングのメリット

数秒から数分で取引を行うスキャルピングには、短時間取引ならではのメリットがあります。メリットを理解し、取引ではスキャルピングの強みを生かしましょう。

少額資金でトレードできる

スキャルピングは小さい利益を積み重ねる取引手法です。そのため、少額資金からスタートさせることができます。また、FXはレバレッジを利用することができるため、レバレッジで少額資金を元手に取引できます。ただし、レバレッジをかける時はレバレッジのかけ過ぎに注意しましょう。

リスクを抑えられる

スキャルピングはリスクを抑えた取引をすることができます。小さな値幅を狙うため、ロスカットの値幅も低くなります。万が一負けてしまっても、1度の取引の負けの金額を少額に抑えられます。また、長時間ポジションを保有しないため、予想外の値動きをした場合にも大きな影響を受けることがありません。

短時間でトレードできる

短時間で何度も取引をするのがスキャルピングです。小さい値幅でも利益を得ることができるため、1日に何度もチャンスを狙うことができます。取引の練習にもなるので、スキャルピングでFXの経験を積んでみるのも1つの手です。ただし、初心者の場合はデモトレードから始めるようにしましょう。

スキャルピングのデメリット

短時間で小さな利益を狙えるスキャルピングですが、一方でデメリットもあります。メリットだけでスキャルピングを始めるのではなく、必ずデメリットも知っておくようにしましょう。

一度の取引の利益が少ない

スキャルピングは何度も取引を重ねて勝つスタイルです。そのため、一度の取引の利益が少なくなってしまいます。もし一度の取引で大きな利益を求めたい場合は、デイトレードやスイングトレードなどポジションを長く保有する取引手法を選びましょう。

チャートを見続けなければいけない

2つめのデメリットはチャートを見続けなければいけないことです。デイトレードやスイングトレードでは決済するまでチャートに張り付く必要はありません。しかし、スキャルピングはわずかな値動きで利益が左右されてしまうため、チャートから離れられないという弱点があります。

高速インターネットが必要

スキャルピングをする場合は必ず高速インターネットが完備された環境で行いましょう。スキャルピングはわずかな値動きで決済を行うため、インターネットの動作性が重要になります。わずかな遅れでも損失につながることがあるので、インターネットの環境は整えておきましょう。

スプレッドコスト

取引を何度も繰り返すということは、その分スプレッドコストもかかってきます。わずかな利益だけではスプレッドコストを差し引いたときにマイナスになることもあります。取引をする際は必ずスプレッドコストも考慮しましょう。また、スプレッドコストが低いFX業者を選ぶようにもしましょう。

スキャルピングのコツ

スキャルピングのメリット、デメリットはきちんと把握していただけたでしょうか?では、実際にスキャルピングを始めて行きましょう。スキャルピングには勝つためのコツがあります。まずはそのコツをおさえていきましょう。

取引に向いた時間帯

スキャルピングには取引に適している時間帯があります。狙うべき時間帯は取引が活発に行われるときです。

日本時間では午後10時ごろからです。アメリカが参加するニューヨーク時間は最もチャートの動きが激しくなる時間帯とも言われています。また、日本のお昼12時ごろもヨーロッパ勢の参加により変動しやすくなります。これらの時間帯を狙って取引しましょう。

スキャルピングに向いた通過ペア

スキャルピングに向いている時間帯があれば、向いている通貨ペアもあります。通貨ペアはスプレッドが狭く、取引が活発なものを選びましょう。スプレッドが狭い通過は米ドル/円などです。

また、取引が活発な通貨ペアですがトレンドによって変化します。そのため、ニュースなどで情報収集を必ず行い、取引が活発に行われそうな通貨ペアを把握しておきましょう。

スキャルピングに向いている人

スキャルピングが向いている人の特徴は以下の通りです。

・集中力がある
・我慢強い
・瞬時に判断ができる
・コツコツ努力ができる

スキャルピングは1日チャートに張り付いていなければいけません。何度も取引を行うために、集中力や我慢強さが求められます。また、小さな取引を積み重ねるためコツコツと努力できる人が向いています。

決めておくべき取引ルール

スキャルピングのコツをおさえた後は、取引のルールを決めておきましょう。ルールのない投資はギャンブル投資と変わりません。自分なりにルールをあらかじめ決めておき、そのルールを忠実に守ることが生き残るための手段です。

損切り条件を決める

取引を開始させる前に必ず損切りのリミットを決めましょう。FXで負ける要因の1つに損切りができないことが挙げられます。特にスキャルピングは1日に何度も取引をするため、損切りをしなければいけない場面が何度もあります。損切りを必ず行い、1度の取引の負けをできるだけ小さくおさえましょう。

1日の負け額を決める

「今日はこの金額分負けたらやめる」と自分なりの負け額を決めましょう。スキャルピングは1日に何度も取引を繰り返します。どこかで区切りをつけなければ、際限なく取引をしてしまうこともあります。負けた分をその日に取り戻したいと思う気持ちもわかりますが、一度冷静になって翌日の取引で取り返すようにしてください。

ポジションを保有したら目を離さない

わずかな値動きで利益が確定するスキャルピングはチャートに張り付かなければいけません。1度ポジションを保有したら、チャートから目を離さないようにしましょう。時間を確保するのが難しい、チャートをずっと見続けられないという方はスキャルピングをおすすめしません。

テクニカル分析

スキャルピングにはいくつかトレード手法があります。今回は代表的なボリンジャーバンドとRSIについてご紹介します。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドはテクニカル分析の1つで、ジョン・ボリンジャーによって発見された手法です。移動平均線をもとにアッパーバンドとロワーバンドからチャートの動きを推測します。ボリンジャーバンドとスキャルピングは相性が良いと言われています。

RSI

RSIもスキャルピングと相性がいいとされているテクニカル分析です。RSIはチャートの一定期間の動きから今後の変動を推測します。しかし、予測不可能な急変する相場には不向きとされています。トレンド性の強すぎるチャートではボリンジャーバンドなどのテクニカル分析を利用しましょう。

初心者は勝ちにくい

小さな利益を狙うスキャルピングは、一見初心者向きの取引手法のように思えます。一方で、ギャンブル性が高い手法とも言われています。

ランダムウォーク理論によると、勝率50%の勝負においては、掛け金が大きく回数の多くなればなるほど負けやすいと言われています。スキャルピングは少額資金にレバレッジをかけ、上がるか下がるかどちらか推測するという取引手法です。つまり、スキャルピングはある意味ギャンブル性が強く、最終的には負ける確率が高まります。

スキャルピングは必ずしも初心者におすすめの手法とは言えないかもしれません。

スキャルピング禁止の可能性

一部のFX会社ではスキャルピングが禁止されているという噂を耳にします。実際にDMM スキャルピングが原因でFXの口座凍結されたと思われる事例が数多く報告されています。

FX会社ではスキャルピングが禁止と名言はされていません。しかし、DMM FXでは短時間での注文を繰り返し行う行為を禁止しています。スキャルピングがこの行為に該当し、凍結された可能性があります。スキャルピングを行う場合は、FX会社を選ぶ際に注意しましょう。

スキャルピングにおすすめのFX会社

FX会社を選ぶときは、スプレッドコストや取引ツールなどを考慮しましょう。FX会社の選び方によって利益に大きな差が出ると言っても過言ではありません。こちらではおすすめFX会社を3社ご紹介します。

GMOクリック証券

GMOクリック証券の特徴は取引ツールが高スペックであることです。取引ツールであるスピード注文は、新規から決済までスピーディに行うことができます。スキャルピングではいかに一度の注文を素早く行えるかが重要になります。GMOクリック証券のスピード注文はスキャルピングに最適だと言えます。

YJFX!

YJFX!はスプレッドコストが低いFX会社です。スキャルピングは取引を何度も繰り返すために、スプレッドコストが重要になります。YJFX!であれば低いスプレッドコストのため、高い利益を狙うことができます。また、YJFX!では取引するとTポイントが貯まるのも魅力の1つでもあります。

JFX

JFXはスキャルピングに最適なFX会社として知られています。JFXはスキャルピングを容認しているFX会社のため、口座凍結の恐れもありません。また、スプレッドコストが低いのはもちろんのこと、取引ツールも充実しており、サーバもきちんと整備されています。どこのFX会社にしようか迷っている場合はJFXがおすすめです。

スキャルピングの情報収集

スキャルピングは日々の情報収集が鍵となります。ニュースや新聞で経済情報を入手するのはもちろんですが、トレーダーや専門書で情報収集するようにもしましょう。

ブログ

情報収集の手段の1つにブログを読むことをおすすめします。ブログはリアルタイムの情報やトレーダーの取引内容も知ることができます。情報だけでなく手法も一緒に学びましょう。

FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ

スキャルピングとデイトレード専門のトレーダーによるブログです。ブログ内容は日々のトレード内容と結果がメインです。トレード内容はpipsや損切りのタイミングなど詳しく記述されているので、どのようにスキャルピングをしているのか学ぶことができます。
FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ

FX スキャルピング 酒井式攻略ブログ

こちらもスキャルピングとデイトレード専門のトレーダーが運営しているブログです。FX スキャルピング 酒井式攻略ブログでは、トレード内容に加えて、手法や資金管理の方法まで記述されています。また、トレーダーのメンタルに関する記事もあるので、ぜひ1度見てみてはいかがでしょうか。
FX スキャルピング 酒井式攻略ブログ

FXの知識についてインターネットで学んでいる方も多いかもしれません。しかし、インターネットでは信ぴょう性の低い記事も数多く存在しています。正しい知識を身につけるためには専門書を読むことも必要です。

FXスキャルピング ――ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門

スキャルピングの導入本としておすすめなのがこちらのFXスキャルピング ――ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門です。FXの業界の概要からスキャルピングの手法まで幅広い知識が学べます。こちらの1冊を持っていれば、FXの教科書として重宝できます。
FXスキャルピング ――ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門

最強のFX 1分足スキャルピング

カリスマトレーダーによるスキャルピングの専門書です。プロのトレーダーから手法を学びたいのであれば最強のFX 1分足スキャルピングが最適です。本書ではリーマンショックでの巨額の損失など経験談も掲載されているので、サクサク読み進めることができます。
最強のFX 1分足スキャルピング

スキャルピングの基礎やメリットを理解し、勝負できると判断できる方のみ始めましょう

今回はスキャルピングの基礎知識から、メリット・デメリット、テクニカル分析までご紹介しました。スキャルピングには少額資金で始められるメリットがありますが、その分勝負の見極めが難しい取引手法でもあります。知識のない初心者がむやみに始めても生き残ることはできません。必ず正しい知識を身につけて、勝負できると判断できた方のみ始めるようにしましょう。

-FX

Copyright© Sensis(センシーズ) , 2024 All Rights Reserved.