最近、SBI証券や楽天証券などで増えているスマホでの株式投資ですが、買い方がわからない方も多いのではないでしょうか?今回はスマホでの株の買い方からスマホ専用アプリまでご紹介します。株の買い方がわからない初心者の方は、知識もないまま始めるのは危険ですので、必ず確認するようにしましょう。
初心者でもわかるスマホでの株の買い方
スマホで株を購入するためには、まずは証券会社を選ばないといけません。ここではおすすめ証券会社をご紹介していますので、口座開設の際にはぜひ参考にしてください。
ネット証券会社を選ぶ
まずは証券会社で口座を開設しましょう。証券会社は総合証券とネット証券の2つありますが、スマホで株式投資をするならネット証券がおすすめです。
ネット証券はパソコンやネットでの取引に特化しているため、ツールが使いやすく、口座開設から取引まで全てネットで行えます。また、ネット証券には取引手数料が安いというメリットもあります。
SBI証券
SBI証券はネット証券の中でもユーザーからの評判が高い証券会社です。取引手数料の安さからサポート体制、またツールの使いやすさまで全般的に高水準となっています。また、IPO株や外国株の取り扱いもあり、米国株、ロシア株、中国株、韓国株などが取引できます。
SBI証券であれば一通りの金融商品を取引できるので、証券会社が決まってないのであれば、まずはSBI証券で開設してみることをおすすめします。
楽天証券
楽天証券は楽天グループならではのサービスを受けることができます。例えばマネーブリッジサービスでは、楽天銀行を利用している方の銀行普通預金金利が5倍に引き上げられます。
さらに、取引に応じて楽天ポイントを受け取ることができ、各楽天グループで利用が可能です。楽天証券での口座開設、口座管理、入出金はすべて無料です。楽天銀行や楽天ユーザーであれば楽天証券が一番おすすめです。
松井証券
松井証券は少額投資におすすめの証券会社です。松井証券では1日の取引額が10万円以下であれば、取引手数料がかかりません。さらにNISA口座を開設すれば、金額に関わらず、また無期限で取引手数料が無料になります。
入出金も指定の銀行から行えば無料でできるので、取引手数料を抑えたい方に人気のある証券会社です。初心者向けのサポートサービスが充実しているのも魅力です。
マネックス証券
米国株を取引するなら、マネックス証券がもっともおすすめです。マネックス証券は米国株の取り扱い数トップレベルで、3,000を超える銘柄を取り扱っています。
さらに注文方法も成行注文、指値注文のほかに逆指値注文も可能です。米国株の投資をするならマネックス証券が最適です。また、取引ツールトレードステーションが利用できるのもマネックス証券のみです。
口座を開設し、スマホから売買注文する
証券会社を選んだら、口座開設、入金を行い、売買の準備をしましょう。株式投資ではさまざまな売買手法がありますが、まずは基本的な指値注文と成行注文からマスターしていきましょう。
指値注文
指値注文と成行注文の違いは値段を決めるかどうかです。指値注文は株を購入するときや売却するときに値段を設定します。購入する場合であれば「100円の指値で100株の買い」、売却する場合であれば「100円の指値で100株の売り」というようになります。
指値注文は指定の金額に達するまで注文は成立しません。先ほどの例で言えば、100円以下にならなければ株を買うことはありません。また、100円以下でもっとも安い値段が優先されるので、投資家が設定した値段中で利益が出るように注文が成立します。
成行注文
対照的に、成行注文は値段を設定せず注文する方法です。相場の動きに合わせて注文が出せるので、株価が急上昇した場合には成行注文が有利になります。
また、指値注文は設定した値段になるまでは注文が成立しませんが、成行注文はすぐに注文が成立します。持ち株をすぐに売却したい、もしくはすぐに購入したいという場合にも成行注文がいいでしょう。
スマホ限定のアプリ、ワンタップバイ
これまでは口座が開設できるのは総合証券かネット証券に限られていました。しかし、最近ではスマホ専用証券が登場しています。このスマホ専用証券とは、その名通りスマホに特化した証券会社で、口座開設から取引までスマホで完了します。
ここではスマホ専用証券のワンタップバイについてご紹介します。
3タップで購入できる
ワンタップバイは株の購入を簡略化しており、3ステップで購入できます。①まずは売買できる30銘柄のうち1つ選択します。②次に購入価格を指定します。③最後に確認画面が表示されるので「買う」ボタンをタップで購入完了です。
1,000円から投資できる
通常の株式投資では数万円の資金が必要です。しかし、ワンタップバイでは、少額資金で購入できる銘柄を取り扱っているため、1,000円から株式投資が行えます。少額資金でスタートしたい方にはおすすめです。
24時間取引
株式投資は証券取引所が開いている時間のみ取引が可能です。一方ワンタップバイの場合は、株の売買はワンタップバイと投資家の間で購入、売却をするため、24時間365日取引ができます。
スマホでの株式投資のメリットとデメリット
スマホ専用証券は初心者を中心に広まりつつあります。では、スマホでの株式投資のメリットとデメリットとは一体何なのでしょうか?
メリット
株式投資にはパソコンやディスプレイ、インターネットの環境など初期の設備が必要になります。しかし、スマホ専用証券を利用すればスマホだけで取引ができます。初期投資も抑えられ、パソコンやディスプレイを新たに購入する必要もありません。
また、スマホは持ち運びが便利であり、電車内やカフェ、ちょっとした隙間時間にも取引できます。特に忙しい方にはスマホでの株式投資がおすすめでしょう。
デメリット
スマホで簡単にできるスマホ専用証券ですが、デメリットもあります。
まず、スマホの株式投資はデイトレードには向きません。デイトレードとは短期間で注文から決済を行う投資方法です。そんなデイトレードは相場の小さな変動でも利益が大きく左右します。そのため、スマホの1画面のみでなく、複数のディスプレイを使って相場を見張る必要があります。
また、スマホを紛失した場合のリスクが大きいこともデメリットです。通常の株式投資であれば、自宅でパソコンを使うため、紛失する恐れはありません。しかし、スマホは持ち運びができるがために、外出中に紛失する可能性もあります。よく落し物をしてしまう方にはスマホの株式投資はおすすめできません。
デメリットも理解した上で、スマホ取引を進めていきましょう
今回はスマホでも株式投資についてご紹介しました。最近ではスマホの普及により、スマホ専用証券やスマホ専用アプリなども登場しています。スマホでの株式投資は便利な部分もありますが、紛失のしやすさなどデメリットもあります。きちんとデメリットも理解した上で、株式投資を始めましょう。