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米国株の買い方を解説!米国株はおすすめ証券会社で取引しましょう

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米国株を始めたいけど、買い方を知らない。今回はそんな方のために、米国株の購入方法から投資のメリット、デメリット、さらにはマネックスやSBIなどおすすめ証券会社を紹介します。米国株を正しく理解して投資を開始しましょう。

米国株を取引するニューヨークの証券取引所

米国株と日本株との違い

米国株の投資を始める前に、まずは米国株と日本株の違いを知っておきましょう。主な違いは取引時間と購入単位の2つです。取引時間や購入単位が違えば、投資方法や戦略は変わってくるので、必ず確認しておくようにしましょう。

取引時間

日本の証券取引所が開いている午前9時から午後3時までです。しかし、この時間帯には休憩時間を含むので、実際に日本株が取引できるのは午前9時から11時30分までと午後12時30分から3時までとなっています。

一方、米国株の取引時間は現地時間の午前9時から午後4時までとなっています。日本では、夏は午後10時30分から午前5時まで、冬は午後11時30分から午前6時の間に米国株の取引が可能です。さらに、米国には証券取引所の休憩時間がないので証券取引所が開いている間は続けて取引が行えます。

このように米国株と日本株では取引できる時間が大幅に違います。米国株を投資する場合は夜の取引になるため、専業トレーダーの方はスケジュール管理をきちんと行いましょう。

購入単位

これまで日本株は100株や1000株単位で取引されていました。しかし、2018年10月以降からは購入単位が100株に統一されました。米国株の場合、基本的に1株単位から購入できます。

購入単位が違えば、必要資金も変わってきます。日本株は100株単位から購入できるため数十万円必要ですが、米国株は1株数万円ほどで購入可能です。米国株は購入単位が小さいため、少額資金で取引を開始できるという魅力があります。

初心者でもわかる米国株の買い方

米国株と日本株の取引時間や購入単位の違いはわかっていただけましたか?それでは、実際に米国株を購入しましょう。

基本的には日本株と購入方法は変わりません。口座を開設し、入金、そして取引を開始します。まずは口座を開設していきましょう。

外国株取引口座を開設する

購入するためには証券会社で口座を開設しなければいけません。米国株は日本でも多く取引されるため、取り扱っている証券会社はいくつかありますが、それぞれ取り扱い数は異なってきます。米国株に強いと言われる証券会社で口座開設しましょう。

マネックス証券

マネックス証券は米国株に強い証券会社で知られています。取り扱い銘柄数は国内トップで、個別銘柄に関しては3,000を超える銘柄を取り扱っています。

さらに注文方法も、成行注文、指値注文のほかに逆指値注文、OCO注文、連続注文、トレールストップ注文など多岐に渡ります。サポート体制も整っているので、初心者であればまずはマネックス証券で開設することをおすすめします。

SBI証券

SBI証券も米国株を取り扱っている証券会社の1つです。取り扱い銘柄数や注文方法はマネックス証券に劣りますが、独自のサービスが展開されています。

例えば、米国貸株サービスでは米国株を貸株にすることが可能です。米国貸株はマネックス証券や楽天証券では行うことができません。また、米国株式・ETF定期買付サービスが行われているのもSBI証券のみです。

楽天証券

楽天証券は比較的簡単に口座開設の手続きを行うことができます。マネックス証券やSBI証券では口座開設した後に、米国株を取引するための別の手続きをする必要があります。

しかし、楽天証券では口座を開設すれば日本株と同時に米国株も取引が開始できます。すでに楽天証券で株式投資をしている場合は、そのまま米国株も取引してしまいましょう。また、手数料もマネックス証券やSBI証券と遜色なく安く抑えられています。

入金する

口座を開設をした後は入金をしましょう。入金は日本円と米ドルから選ぶことができますが、日本円で構いません。口座に入金してから、米ドルに振替することができます。もちろん米ドルに振替するためには手数料がかかってきます。米ドルを保有しているのであれば、米ドルで入金するようにしましょう。

マネックス証券、SBI証券、楽天証券共に振替には片道25銭かかります。25銭でも何度も振替すれば多額になるので、米国株の取引開始後はその売買で得た米ドルは換金せずに、取引資金として保有するようにしましょう。

注文する

入金が完了したら、実際に注文をしていきましょう。銘柄を決め、売買する基本的な売買方法は日本株と変わりません。ただし、証券会社によっては注文方法が異なります。

SBI証券や楽天証券は成行注文と指値注文のみとなっており、マネックス証券はこの2つに加えて逆指値注文、OCO注文、連続注文、トレールストップ注文が可能です。注文方法は口座を開設する際に確認するようにしてください。

また、米国株は日本株と違って値幅制限がありません。そのため、1日で大幅に値上がりや値下がりが起こることもあります。米国株を取引する場合は必ず値動きを把握するようにし、リスクを管理しましょう。

米国株のメリットとデメリット

日本では米国株は人気の高い外国株です。では、どうしてそれほどまでに人気があるのでしょうか?米国株のメリット、さらにはデメリットについても学んでおきましょう。

米国株のメリット

米国株のメリットは以下の4つです。

・原則配当金が年4回
・1株から購入可能
・世界中の優良企業が集まる
・日本時間の夜でも取引可能

原則配当金が年4回

配当金とは株式会社が利益を投資家に分配する資金のことです。日本株は年1~2回が基本ですが、米国株では年4回も配当されます。企業によって差はありますが、アメリカの株式会社は配当金を多く分配する傾向にあります。

1株から購入可能

米国株は1株から購入できます。購入単位が小さいと少額資金でも株の取引ができます。株式投資のハードルも低くなるため、アメリカで株の取引が盛んなのは購入単位が小さいことが要因していると言われています。

世界中の優良企業が集まる

アメリカには世界的な大手企業が集まります。知名度もあり、財務体制もしっかりしているため優良企業でもあります。さらには成長性のあるベンチャー企業も多数あります。米国株であれば、それらの優良企業に投資も可能です。

日本時間の夜でも取引可能

日本では米国株は夜に取引ができます。働いている人であれば、日本証券取引所が開いている昼に取引することができませんが、米国株であれば仕事終わりの夜に取引できます。忙しい人でも気軽に株式投資が行えます。

米国株のデメリット

米国株のメリットは以下の4つです。

・配当金には二重課税
・手数料が割高
・企業情報が少ない
・為替変動リスク

配当金には二重課税

米国株のメリットは配当金を年4回受け取れることです。しかし、この配当金には二重課税が課せられます。米国株の配当金にはアメリカの10%と日本の20.315%の税率がかかります。ただし、確定申告の際に二重課税を取り戻せることもあるので、近くの税務署もしくは税理士に相談しましょう。

手数料が割高

米国株は手数料が高いことで知られています。手数料が高いためになかなか米国株に手を出せない方も多いのではないでしょうか?マネックス証券、SBI証券、楽天証券それぞれ手数料はさほど変わりませんが、日本株と比べるとおよそ5倍ほどの差があります。

企業情報が少ない

日本企業は会社四季報や経済新聞など情報収集できる手段が多数あります。一方でアメリカ企業はインターネットの発達で情報が手に入れやすくなったものの、やはりアメリカ現地と比べれば収集のしやすさは劣ります。特にベンチャー企業は難しいので、マネックス証券のスクリーニング機能などを利用することをおすすめします。

マネックス証券はじめての米国株

為替変動リスク

米国株は米ドルで売買されます。そのため、日本で売買するためには為替が大きく影響してきます。円安になれば保有している米国株の価値は上がりますが、購入するには多くの日本円が必要になります。売買する際は為替も考慮しなければいけないので、初心者にはどうしてもハードルが高くなります。

米国株のメリット、デメリットを理解した上で、正しく投資を始めましょう

今回は米国株のメリット、デメリット、始め方について解説しました。米国株と日本株は取引時間や購入単位は違い、さらには為替も考慮しなければいけません。安易に米国株を始めるのではなく、きちんと理解した上で米国株を始めましょう。

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