ひまわり証券では、ループ・イフダンとひまわりFXの2つのコースからFXを取引することができます。ループ・イフダンとは、自動売買システムを使ったコースであり、取引中はシステムが自動的に売買を繰り返します。一方、ひまわりFXはトレーダー自身が取引を行う裁量トレードのコースです。ループ・イフダンとひまわりFXではスプレッドや取引単位が異なります。各コースのサービス内容を確認してから、口座開設の手続きを始めるようにしましょう。
ひまわり証券のFXとは
ひまわり証券では、ループ・イフダンとひまわりFXの2つのコースから取引することができます。2つのコースの最大の違いは、トレードスタイルです。
ループ・イフダンのトレードスタイルは、システムトレードです。システムトレードとは、自動売買システムを利用し、自動で売りや買いを行う方法です。自動で売買を繰り返すため、FX初心者や忙しい方におすすめです。一方、ひまわりFXはトレーダー自身が手動で取引を行い、裁量トレードとも呼びます。自分自身で売りや買いのタイミングを決定することができますが、その分知識やテクニックが必要となります。
ループ・イフダンとひまわりFXのメリットやデメリットを把握した上で、口座開設の手続きを行いましょう。
ひまわり証券FXの特徴
FX業者は、サービス内容や取引において、強みや特徴があります。それぞれの特徴を把握し、「コストを抑えたい」「使いやすい取引ツールがいい」など、ご自身のトレードスタイルと相性の良いFX業者を選びましょう。
メリット
ひまわり証券FXのメリットは、ループ・イフダンと呼ばれる自動売買システムを利用できる点と約定率の評判が高い点です。
- 自動売買システムループ・イフダン
- 約定の評判が高い
ひまわり証券では、ループ・イフダンと呼ばれる自動売買システムを利用することができます。ループ・イフダンとは、売買の条件を設定し、取引中は自動で売買を繰り返すシステムです。自動売買のメリットは、取引が感情に左右されないことです。感情を介入せずに機械的に売買を繰り返すため、損切りのタイミングを逃しにくくになります。
ひまわり証券では、約定において利用者から高い評価を得ています。約定とは、注文価格と決済価格のズレの生じにくさを表します。FXでは、レートが常に変動しているため、注文価格と実際に決済された価格にズレが生じる場合があります。ズレが生じてしまうと、その分利益や損失にも影響が出てしまうため、約定の評価が高いFX業者を利用するようにしましょう。
デメリット
ひまわり証券のデメリットは、スプレッドが広く、サポート体制がそれほど充実していない点です。
- スプレッドが広い
- サポート窓口は平日のみ
ひまわり証券のスプレッドは、ループ・イフダン、ひまわりFX共に広く設定されています。米ドル/円の業界最狭水準のスプレッドは、0.3銭ですが、ループ・イフダンでは2.0銭、ひまわりFXでは1.0銭と2倍以上あります。スプレッドは、取引におけるコストになるため、ひまわり証券はコストが他のFX業者と比べて高くなってしまう可能性があります。
ひまわり証券のサポート窓口は、24時間体制ではありません。受付時間は、平日の9:00〜17:00となっており、電話窓口も1つのみです。他のFX業者では、口座開設や商品サポートによって窓口を設置しているところもあり、チャットサービスで24時間相談を受け付けている業者もあります。そのため、ひまわり証券のサポート窓口は、他のFX業者と比べてそれほど充実していない印象を受けます。
ひまわり証券FXの詳細
ひまわり証券FXについて、取扱商品やコスト、機能ごとに解説します。ひまわり証券のメリットとデメリットだけでなく、詳しいサービス内容も確認してから口座開設するようにしましょう。
取扱商品
ひまわり証券では、ループ・イフダンとひまわりFXの2つのコースから取引することができます。両者のコースでは、取引単位が異なるため、必ずコースごとにサービス内容を確認しましょう。
通貨ペア数
ひまわり証券では、ループ・イフダン、ひまわりFX共に全24通貨ペアを取り扱っています。FX業者の通貨ペア取扱数が20前後であるなか、ひまわり証券では比較的多くの通貨ペアを取り扱っています。
米ドル/円 | ユーロ/円 |
ポンド/円 | 豪ドル/円 |
NZドル/円 | カナダドル/円 |
スイスフラン/円 | 米ドル/カナダドル |
米ドル/スイスフラン | ユーロ/米ドル |
ユーロ/ポンド | ユーロ/豪ドル |
ユーロ/NZドル | ユーロ/カナダドル |
ユーロ/スイスフラン | ポンド/米ドル |
ポンド/豪ドル | ポンド/NZドル |
ポンド/スイスフラン | 豪ドル/米ドル |
豪ドル/NZドル | 豪ドル/スイスフラン |
NZドル/米ドル | 南アフリカランド/円 |
最低取引単位数
最低取引単位数とは、FXの1度の取引における取引単位です。
ひまわり証券では、ループ・イフダンで1,000通貨単位から、ひまわりFX1万通貨単位から取引することができます。取引単位数が少ないほど少額資金で取引ができ、ループ・イフダンでは5万円程度から取引することができます。(*1)
(*1:必要な資金は通貨ペアや相場によって異なります。)
上限取引単位数
上限取引単位数とは、1度の取引における最大取引数量です。
ひまわり証券では、ひまわりFXにて500万通貨、ループ・イフダンにて100万通貨の上限が設けられています。
コスト・利益
FXでは、口座開設の際には口座開設費が、取引の際にはスプレッドと呼ばれるコストが発生します。コストはFX業者で異なり、コストの違いは得られる利益にも大きく影響します。必ず各FX業者のコストを確認しましょう。
FXのスプレッドはトレーダーにとって手数料。変動要因や計算方法を理解しましょう
手数料
ひまわり証券では、口座維持や取引に手数料は発生しません。以下は、ループ・イフダンとひまわりFXの手数料です。
手数料 | 料金 |
口座維持費 | 無料 |
取引手数料 | 無料 |
日本円の入金手数料 | 無料(*1) |
日本円の出金手数料 | 無料 |
(*1:クイック入金サービスを利用した場合のみ無料です。)
スプレッド
スプレッドとは、取引におけるコストです。スプレッドが狭い(低い)と、取引にかかるコストを安く抑えることができます。
ひまわり証券では、ループ・イフダンとひまわりFXでスプレッドが異なります。以下は、各コースの主要4ペアのスプレッドを抜粋したものです。
ループ・イフダン
通貨ペア | スプレッド |
米ドル/円 | 2.0銭 |
ユーロ/円 | 3.0銭 |
ポンド/円 | 5.0銭 |
豪ドル/円 | 4.0 |
ひまわりFX
通貨ペア | スプレッド |
米ドル/円 | 1.0銭 |
ユーロ/円 | 3.0銭 |
ポンド/円 | 5.0銭 |
豪ドル/円 | 4.0 |
スリッページ(約定力)
FXでは、注文価格と実際に確定した価格に差が生じることがあります。この差をスリッページと言います。スリッページを最小限に抑えるためには、約定力が高いFX会社を選ぶことが大切です。(*1)
ただし、約定力は公式サイトで公表されるものではないため、利用者の評価や口コミから自己判断する必要があります。一度ご自身で評価や口コミを調査し、できるだけ利用者の評判が高いFX業者を選ぶようにしましょう。
以下は、ひまわり証券の利用者の口コミや評価を一部抜粋したものです。
FXのプロトレーダーの動画講座が今なら無料 ( FX約定能力の高さで選ぶならひまわり証券がおすすめ 利用歴2年私のレポ ) FXの世界、伝説的とまで言われている1人のトレーダーがいます。 http://t.co/unbcPrR3Ae
— 小野寺 (@goldonodera) February 19, 2014
数年ぶりにFOMCの指標トレードやってみました。 なぜか0時に起きてしまったのでね
ひまわり証券のディールFXは早い動きでも注文がサクサク通るね、約定スピードが早いので気持ちいいです。 結果は+2000円・・・ 1万通貨だから— 「モモタのドル円一本勝負」 (@million_trader) April 27, 2011
引用元:価格.com
引用元:マネフルFX
(*1:約定力とは、投資家の希望通りに注文が通る割合や確率のことを指します)
スワップポイント
スワップポイントとは、取引する通貨の金利差で、業者ごとに異なります。ひまわり証券では、ループ・イフダン、ひまわりFX共に同じスワップポイントが設定されています。
以下は、ひまわり証券の主要4ペアのスワップポイントを抜粋したものです。(*1)
通貨ペア | スワップポイント |
米ドル/円 | 買い 70円/売り -100円 |
ユーロ/円 | 買い -27円/売り 0円 |
ポンド/円 | 買い 20円/売り -40円 |
豪ドル/円 | 買い 30円/売り -60円 |
(*1:2019年1月28日時点の数値)
キャッシュバック/キャンペーン
ひまわり証券では、定期的にキャンペーンが開催されています。なかには、初めての取引で最大30万円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンがあるため、非常にお得に取引を開始することができます。
以下は、過去のひまわり証券のキャッシュバック、キャンペーンを抜粋したものです。
キャンペーン名 | 内容 | 期間 |
FX20周年記念キャンペーン | 口座開設+ループ・イフダンの利用で2,000円分のQUOカードプレゼント | 2018/10/1~2018/12/31 |
ループ・イフダンお試しキャンペーン | ループ・イフダンをお試しで2,000円のキャッシュバック | 2018/7/1~2018/9/28 |
参考:お得なキャンペーンを実施中!(ひまわり証券公式サイト)
機能
FXは、利用する業者ごとに取引ツールが異なるため、ツールに搭載されている注文機能も異なります。自身のトレードスタイルに合わせて、利用できる注文機能を確認しましょう。
注文機能
ひまわり証券では、以下の7種類の注文機能を利用できます。なお、ループ・イフダン、ひまわりFX共に利用できる注文方法は同じです。
成行
リアルタイムのレートで買いや売りの注文を出す方法です。あらかじめ価格を指定するのではなく、その瞬間の価格で売買します。
指値
あらかじめ設定したレートに到達した場合に注文を確定する方法です。
逆指値
あらかじめレートを設定し、予想外の値動きをした場合に、損失を拡大させないために注文(ロスカット)を確定する方法です。
IFD
新規注文と決済注文の2つの注文を同時に出す方法です。通常、注文と決済は別で発注しますが、IFDは両方同時に行います。
OCO
2つの注文(指値と逆指値)を同時に発注する方法です。1つの注文が約定すると、もう1つの注文は自動でキャンセルされます。
IFDOCO(IFO)
IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。
トレール
注文を出すと同時に逆指値注文(ロスカット)を発注し、相場の変動に応じてロスカットも変動する方法です。
取引
ひまわり証券では、ループ・イフダンにて自動売買が可能です。自動で注文を発注してくれるため、忙しい方やFX初心者におすすめです。
最大レバレッジ | 25倍 |
自動売買 | ◯ |
追証 | ◯ |
スリッページ設定 | ◯ |
デモトレード | ◯ |
なお、ひまわり証券のデモトレードは無料で利用できます。以下は、デモトレードの詳細です。
デモトレード詳細項目 | 有無 |
価格/期間 | 無料/期間なし |
専用アプリ | ◯ |
レート反映 | ◯ |
取引ツール・ルール | 本番と同様 |
入出金
ひまわり証券の入金、出金方法については以下の通りです。
クイック入金(対応銀行数) | ◯(対応銀行:8行)(*1) |
ネット出金 | ◯ |
米ドルの証拠金換金 | × |
現受け | × |
初回入金額 | 規定なし |
(*1:みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行)
トレードスタイル
ひまわり証券は、ループ・イフダンコースがあるため、システムトレードに向いています。システムトレードとは、自動売買プログラムを使って機械的にトレードを行う方法です。システムトレードに対して、自身で売買のタイミングを決定するトレードを裁量トレードと呼びます。
システムトレード | ◯ |
スキャルピング | 明記なし |
バイナリーオプション | ◯ |
両建て | ◯ |
通知
FXでは、注文が確定した際やロスカットが行われた場合に通知が届くようになっています。以下は、ひまわり証券で利用できる通知機能です。
ロスカットメール | ◯ |
レートプッシュ(*1) | × |
注文受付通知 | ◯ |
約定通知 | ◯ |
ウィジェット(*2) | × |
(*1:あらかじめ設定したレートに到達した場合に、通知が届く機能)
(*2:アプリを起動しなくても、スマホ画面上にニュースやレートの通知が確認できる機能)
為替情報
ひまわり証券で利用できる為替情報は、以下の2種類です。
また、ひまわり証券では、FX初心者向けの自社コラムやレポートなど、独自に情報を配信しています。公式サイトでは、無料の講座動画も公開されています。
セミナー(会場) | ◯ |
セミナー(オンライン) | ◯ |
レポート | ◯ |
自社コラム | ◯ |
取引環境
ひまわり証券のFXは、パソコン、スマホから取引することができます。以下は、利用可能な取引環境です。
ウェブブラウザorインストール | ◯ |
mac対応 | ◯ |
モバイル対応(アプリ) | ◯ |
ガラケー対応 | × |
日本語対応 | ◯ |
運営会社
ひまわり証券では、FXの他に、くりっく株365と呼ばれる株式投資サービスも取り扱っています。くりっく株365は、ループ・イフダンを活用した自動売買システムです。
口座数 | 非公開 |
自己資本規制比率 | 888.4%(※2018年12月) |
資本金 | 3億 |
証拠金残高 | 非公開 |
証拠金の信託先 | 三井住友銀行 |
決済の公開 | ◯ |
上場 | 非上場 |
サポート(24時間) | × |
取引時間/注文受付時間 | 月曜日 午前7:00~翌6:55 (夏時間:午前7:00~翌5:55) 火曜日~金曜日 午前7:05~翌6:55 (夏時間:午前6:05~翌5:55) |
電話受付時間 | 平日9:00~17:00(土日祝・年末年始を除く) |
月間取引額 | 記載なし |
最短口座開設日数 | 3営業日 |
申し込みの流れ
ひまわり証券の口座開設は、WEBにて行います。一度の手続きでループ・イフダンとひまわりFXの両方の口座を開設することができます。
申し込みフォームを送信
まずは、ひまわり証券の公式サイトより申し込みフォームを送信します。申し込みフォームには、以下の情報を入力してください。特に、契約締結前交付書面などの確認書には、投資のリスクなど重要な情報が記載されています。必ず目を通すようにしましょう。
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 住所
- 居住地国
- 連絡先
- 米国納税義務・外国PEPsの確認
- 職業
- 資産情報
- 投資経験
- 取引動機
- 投資目的
- 契約締結前交付書面等の確認書
マイナンバー・本人確認書類の送付
申し込みフォームを送信したあとは、マイナンバーと本人確認書類を送付します。送付方法は、アップロード、メール、FAX、郵送から選ぶことができます。
なお、提出するマイナンバーと本人確認書類は、以下の3通りあります。
口座開設完了
マイナンバーと本人確認書類を提出した後、ひまわり証券にて審査が行われます。審査が完了次第、口座開設通知書が送付されます。通知書には、ログインIDなどが記載されているため、大切に保管しましょう。
こんな人はひまわり証券を
今回は、ひまわり証券のメリットやデメリット、特徴について解説しました。ひまわり証券では、ループ・イフダンと呼ばれる自動売買システムを利用することができます。一定の条件に従って機械的に売買を繰り返すため、FX初心者も取引を始めやすいことが特徴です。
ただし、ループ・イフダンのコースでは、スプレッドが広く設定されています。スプレッドは、取引にかかるコストのため、何度も取引を繰り返すと高いコストが発生してしまう可能性があります。また、裁量トレードであるひまわりFXのスプレッドも他のFX業者と比べると広めです。スプレッドを重視する方は、ひまわり証券は不向きかもしれません。
以上のように、ひまわり証券のメリットとデメリットの両方を考慮したうえで、口座開設の手続きを始めるようにしましょう。