NISA口座を開設する際には、マイナンバーを提出しなければならないのでしょうか。
NISA口座の開設とマイナンバーについてまとめ、提出しなかった場合にどのようになってしまうのかもお伝えします。
NISA口座の開設をどこでするか迷っている方に役立つ、おすすめのネット証券会社も紹介します。
メリットのあるNISA口座を開設して、お得な投資に活用していきましょう。
NISA口座開設とマイナンバー
NISA口座を開設する際に、マイナンバーは必要なのでしょうか。
NISA口座開設に、マイナンバー提出は必須
2016年に始まったマイナンバーは、証券口座の開設の際に提示が必須とされ、NISA口座についても同様に義務付けられています。
マイナンバーを提出しないとどうなる?
マイナンバーの提出を拒否すると、法令によりNISA口座の開設ができません。
既に通常の証券口座を保有している場合でも、マイナンバーの提出は必須です。
マイナンバー提出のデメリット
マイナンバーの提出は、ひとりひとりの保有資産が国に一括で管理され、納税の漏れを防ぐ目的で行われます。
個人情報が一元管理されることで、手続きが簡単になり、正確な所得や必要控除が分かる一方で、国に全ての資産情報が把握されてしまうというデメリットがあります。
現在は行政機関などにのみ適用されていますが、今後さらに利用が普及していくとされ、より正確な資産額が国に把握されることになります。
ネット証券会社は、オンラインで登録可能
マイナンバーの提出には、「マイナンバーカード(個人番号カード)」もしくは、「通知カードと本人確認書類」の提出が必要になります。
郵送にて送付する際には、それぞれの必要書類をコピーして送付する必要があり、手間がかかってしまいます。
そこで、ネット証券会社を利用することで、マイナンバー提出も含めたNISA口座の開設手続きをオンライン上で全て完了すること可能になり、非常に便利です。
NISA口座開設におすすめの証券会社
ここからは、手続きも簡単なネット証券会社のおすすめNISA口座を紹介します。
NISA口座はひとり1つしか開設ができないため、証券会社選びが重要になります。
SBI証券
日本のネット証券会社最大手、SBI証券のNISA口座です。
NISA口座でも国内株式の売買手数料と海外の上場株式、ETFの買付手数料が無料です。
投資信託の取扱い本数が2500本以上と非常に多く、新規の公開株であるIPO株の購入も可能など、幅広い投資家のニーズを網羅したNISA口座になっています。
楽天証券
資産運用で楽天ポイントが貯まる、楽天証券のNISA口座です。
国内株式の売買手数料と海外ETFの買付手数料が無料で、投資信託も2500本以上の取扱いと投資コストを押さえつつ幅広い投資を行うことができます。
SBI証券同様、様々な投資家のニーズに対応していますが、IPO株の購入ができないというデメリットがあります。
貯まった楽天ポイントで投資信託を購入することもでき、非常に便利です。
マネックス証券
外国株、特に米国株について高い評価を受けています。
投資信託の手数料も魅力的で、実質0円での取引が可能です。
取扱い商品数は1000本以上と少し劣りますが、そのうちのほとんどの投資信託を手数料なしで購入することができます。
IPO株の購入が可能で、サイトの情報量と利便性の高さにも定評があるため、初心者でも安心して使うことができます。
松井証券
国内ネット証券会社で最も歴史の長く実勢も十分な松井証券のNISA口座です。
日本の国内株式に特化した取扱いで、海外株式は一切取扱いがありません。
投資信託はおよそ500本の取扱いですが、手数料が無料なので、とりあえずNISA口座を開設しようという初心者にも最適です。
IPO株も購入することができ、使いやすいアプリなどから多くの投資家に利用されています。
GMOクリック証券
GMOクリック証券のNISA口座では、取引手数料がかからないという特徴があります。
また、口座開設によってスピーディーな取引を可能にする優れた機能の利用が可能になり、よりよい投資のサポートをしてくれます。
IPO株の購入も可能で、投資信託の取扱いは少なめですが、株式売買を中心に行っていく分には支障はないでしょう。
NISA口座開設にはマイナンバーが必須
NISA口座の開設にマイナンバー提示は絶対必要になります。
法令で定められた義務ですので、証券会社に提出を求められた場合には、提出するようにしましょう。