iDeCo(イデコ)の引き落とし口座を変更する場合、運用管理機関にて変更手続きを行います。SBI証券や楽天証券によって資料請求の方法が異なり、また、利用できない銀行口座もあるため注意が必要です。手続き方法を確認してから、資料請求をしましょう。なお、楽天銀行に関しては2017年9月より指定可能となりました。
iDeCo(イデコ)の引き落とし口座の概要
iDeCoの掛金は、指定した引き落とし口座から口座振替されます。この引き落とし口座は、iDeCoを利用する運用管理機関の口座と同一でなくて構いません。ただし、引き落とし口座として利用できない銀行口座もあるため、引き落とし口座可能金融機関を確認しましょう。
引き落とし可能な金融機関
iDeCoの掛金を引き落とすことができる金融機関は以下の通りです。なお、証券口座に関しては、運用管理機関公式サイトでご確認ください。
引き落とし口座名義
iDeCoの掛金引き落としは、本人名義の口座のみ行われます。そのため、夫(妻)が配偶者に代わって掛金を支払うことはできません。ただし、会社員や公務員の方で事業主払込を利用している場合は、事業主の口座より口座振替で支払われます。
口座引き落とし手数料
掛金の引き落としの際には、収納手数料、事務委託手数料、口座管理手数料として毎月167円〜徴収されます。これらの手数料は、掛金から差し引かれます。なお、新規加入の方は、初月に新規加入手数料として、2,777円が徴収されます。
iDeCo(イデコ)の引き落とし口座を変更したい
iDeCoの引き落とし口座を変更する場合、運用管理機関にて変更手続きを行う必要があります。利用している運用管理機関の公式サイトにて、手続き方法を確認しましょう。
引き落とし口座変更方法
引き落とし口座の変更手続きは、以下の手順で行います。実際に、SBI証券と楽天証券で手続きの流れを確認しましょう。
- 資料請求orダウンロード
- 書類記入
- 郵送にて提出
SBI証券
SBI証券での、引き落とし口座変更手続きは以下の通りです。毎月15日までに変更届が受理されると、翌月から反映されます。15日以降に受理された場合は、翌々月から引き落としが開始されます。
- 公式サイトから書類請求フォームへ
- 「加入者掛金引落機関変更届」にチェック
- 書類の送付先を入力
- 書類を受け取り記入
- 「加入者掛金引落機関変更届」を返送
楽天証券
楽天証券での、引き落とし口座変更手続きは以下の通りです。楽天証券も毎月15日を締め切り日としており、翌月から変更した口座より引き落とされます。なお、15日が休日の場合は締め切りは14日となります。
- 公式サイトから変更届をダウンロード
- 書類記入
- 郵送にて提出
楽天銀行が引き落とし口座として利用可能に
2017年9月より、iDeCoの掛金引き落とし口座として、楽天銀行が利用可能となりました。楽天銀行を引き落とし口座に指定する場合、変更届の郵送後に楽天銀行で口座振替の設定をする必要があります。楽天銀行より口座振替設定依頼メッセージが送信されているため、各自設定を行いましょう。
注意点
引き落とし口座の変更手続きは、時間がかかることに注意しましょう。変更手続き自体はそれほど手間がかかるものではありませんが、書類が郵送されるまでに1週間程度かかります。毎月15日までに申し込まないと、翌月から反映されないため、余裕を持って申し込みましょう。
余裕を持った変更手続きを
今回はiDeCoの引き落とし口座について解説しました。iDeCoに加入する際は、掛金を拠出する引き落とし口座を指定する必要があります。引き落とし口座として利用可能な金融機関が指定されており、国民年金基金連合会と口座振替を行なっていない銀行口座は利用することができません。
もし、引き落とし口座を変更する場合は、運用管理機関にて変更手続きを行う必要があります。加入者の方は、各運用管理機関の公式サイトにて手続き方法をご確認ください。