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仮想通貨はなぜ暴落した?暴落理由と最新状況。今後の市場の動きは?

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仮想通貨の暴落はいつまで続き、今後はどうなっていくのでしょうか。
最新の仮想通貨市場の動きと、2018年の暴落の原因についてまとめました。
暴落中の仮想通貨市場の今後についても、様々な視点から見て行きます。
仮想通貨投資の暴落に関するリスクをしっかり理解して投資を行っていきましょう。

仮想通貨暴落時のチャートが表示されたPCの画像

仮想通貨の暴落はなぜ起こる?原因例

値動きの激しいと言われる仮想通貨は、たった1日で数十万円の損失が発生する場合もあります。
2018年3月にはビットコインが最安値を更新し、アルトコインも影響を受けて仮想通貨市場全体が大きく下落しました。
なぜこのような暴落が起こってしまうのでしょうか。

各国の規制強化

昨年、世界中で大きな波紋を呼んだ仮想通貨に対して、世界各国が規制を強化しました。

2018年の1月にドイツの中央銀行の理事が「仮想通貨は世界的に規制を行うべきだ」との声明を出し、同日に中国でも仮想通貨取引の禁止の声明が発表され、仮想通貨の価格は一気に下落しました。

これは、世界の仮想通貨規制の動きを見て、更なる規制によって仮想通貨のメリットと価値が失われると警戒された結果、多くの投資家が仮想通貨を手放したためと考えられます。

その後、韓国やインドネシア、フィリピン、ブラジルも仮想通貨取引に関する発言や取引を禁止する旨を明らかにしたことも、下落を加速させた要因と言えます。

ハッキング

ハッキングによって仮想通貨の盗難や、取引所が停止することで、損失を被る投資家がでてきます。

2018年1月中旬に、日本の仮想通貨大手取引所「コインチェック社」がハッキングされ、仮想通貨NEM(ネム)が日本円にしておよそ580億円分、不正送金されるという事件が発生しました。
損失を被った投資家も多く発生し、仮想通貨の信用性が大きく揺るがされたことで、多くの投資家が仮想通貨を手放し、価格はさらに下がりました。

仮想通貨の需要と供給のレベルによって価格が動く仮想通貨のレートは、仮想通貨の信用性を揺るがすこのような事態に非常に大きく影響されてしまいます。

インターネット広告の禁止

2018年1月末にFacebookが新たに広告規約を発表し、自社のサービス内における仮想通貨関連の広告の配信を禁止しました。
さらに、6月にはGoogleも広告の配信を禁止し、世界規模の大企業が続いて仮想通貨に関する広告を禁止したことで、仮想通貨市場はますます下落しました。

2018年6月の暴落例

2018年6月に、韓国の仮想通貨取引所である「Coinrail(コインレール)」がハッキングによってサイバーに侵入され、日本円にして約40億円分のオルトコインが不正に流出したという事件がありました。

また、米商品先物取引委員会(CFTC)が、ビットコインの人為的な価格操作を疑って、4つの取引所に取引データを提出させ、調査を行っているとの報道がなされました。
日本のコインチェック事件以来の巨額仮想通貨流出事件に加えて、仮想通貨の根底を覆す報道によって、仮想通貨市場全体で大幅に価格が下がりました。

仮想通貨の今後

様々な要因から、仮想通貨市場全体での価格の下落が続く中、今後はどうなってしまうのでしょうか。

今後の仮想通貨の買い時は?

昨年の仮想通貨バブル時期の盛り上がりから一転して低迷が続く仮想通貨市場ですが、この安値のタイミングで以前から狙っていた通貨を購入している投資家も多くいます。
安値で購入することのできる今が買い時とする意見が多いですが、大きく値上がりする保証もなく、今後の市場の動きも読めません。

新規買いが入らなければ、相場は上がらない

2018年の大暴落や取引所の盗難事件によって、多くの投資家が仮想通貨を手放しました。
そのため、仮想通貨市場のユーザーが減少傾向にあり、市場全体が以前よりも縮小しています。
加えて金融庁の業務改善の指摘を受けて、新規の口座開設を停止する取引所が出たことで、仮想通貨市場へ新たに参入するハードルがさらに上がりました。
新たな市場参入者が増えない限りは、このまま市場の縮小が進行し仮想通貨の価値も下がっていきそうです。

また、現在の仮想通貨に対するマイナスイメージを覆すだけの、大きなニュースがなければ以前のバブルような高騰は考えにくいです。

今後、急激に新規参入者が増え、ビッグニュースによってバブルが再来する可能性もありますが、現時点では予想し難いという状況です。

実需の方向で進むのではないか

仮想通貨は、実在しない近代的な通貨で、ブロックチェーンなどの最新技術が詰め込まれたことで大きく注目されました。
今後も送金スピードやセキュリティ技術の向上など、さらに利便性があがると予想されます。

投資としての仮想通貨はあまり期待されていませんが、仮想通貨の技術に対する需要が高まる可能性があります。

仮想通貨暴落の最新の情報源

突然価格が暴落する可能性のある仮想通貨市場について、どこから情報を収集すればよいのでしょうか。

Twitter

Twitterは情報公開までのハードルが低く、簡単に情報を公開することができます。
ニュースなどよりも早くリアルタイムな最新情報を手に入れることができ、動きの早い仮想通貨市場において、Twitterでの情報収集は最適と言えます。

字数制限があることで、簡潔な内容が拡散されやすいため、要点だけがまとまった最新の情報を手に入れることができます。

2ch(5ch)

2chも、Twitterと同様にリアルタイムな情報が手に入り、とても参考になる情報源です。
特に、2chのまとめサイトである「仮想通貨ちゃんねる」は、仮想通貨に関する情報を効率的に入手することができ、非常に便利です。

仮想通貨は投機要素が強いため、自己責任で、余剰資金の余剰資金で運用をしましょう

仮想通貨は値動きの激しさから、リスクもリターンも大きい投資です。
大きな損失を被る危険性も潜んでいるため、不測の事態にも対処できるよう、余剰資金を使って投資を行うようにしましょう。

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