iDeCo(イデコ)に加入しようかと考えているみなさん、シミュレーションはもう試しましたか? 楽天証券やSBI証券など各金融機関では、iDeCo(イデコ)のシミュレーションサービスを提供しています。まずは、シミュレーションをして、受け取り金額や節税額を確認してから加入するか判断しましょう。
iDeCo(イデコ)の節税効果検証におすすめのシミュレーションツール
iDeCo(イデコ)に申し込む前に、まずはシミュレーションツールを試してみましょう。シミュレーションツールは、職業や年収を入力することで、あなたの月々の必要費用や節税金額を表示してくれます。
基本的にシミュレーションツールは無料で利用することができます。月額費用はいくら必要なのか、どれぐらい節税できるのかを知ってから、iDeCo(イデコ)への加入を決めましょう。
シミュレーションの流れ
シミュレーションツールはサイトによって異なりますが、入力事項は基本的に同じです。ここで簡単にシミュレーションツールの流れについてご紹介します。
操作は非常に簡単なため、ネットが苦手という方でも簡単にiDeCo(イデコ)をシミュレーションできます。
職業を選択する
まずはあなたの職業を入力しましょう。職業を入力する理由は、職種によって掛金の上限額が異なるからです。
自営業は68,000円、公務員は12,000円、専業主婦は23,000円、そして会社員は最大で23,000円が掛金の上限となっています。
なお、掛金の最低金額は5,000円で、これはどの職種も共通しています。
会社員の場合は、企業年金と確定拠出年金の有無を確認
会社員の方は、企業年金や確定拠出年金の有無を確認されることがあります。これらの年金の加入の有無などで、会社員の掛金の上限が変わるからです。
先ほど会社員の掛金は23,000円と言いましたが、これは企業年金に加入していない場合です。確定拠出年金のみ加入している場合は20,000円、企業年金もしくは企業年金と確定拠出年金に両方加入している場合は12,000円が最大掛金となります。
諸条件を入力
最後に年齢、年収、積立金額、利回りなどを入力しましょう。入力項目はシミュレーションツールによって異なります。
また、シミュレーションツールを提供している金融機関によって手数料も異なるため、複数のツールを利用してみることをおすすめします。
受け取り金額を確認
入力がすべて完了したら60歳時点での受け取り金額を確認することができます。受け取り金額のほかに、ツールによって所得税軽減額や住民税軽減額も表示可能です。
シミュレーションツールを利用すれば、将来のライフプランを立てることができます。iDeCo(イデコ)に加入する場合は、貯蓄と同時にお金の使い方も見直すようにしましょう。
NTTデータのシミュレーション
NTTデータが提供しているシミュレーションツールです。先ほどの入力の流れと同様に、職業、企業年金の有無、年収、年齢など入力して結果が表示されます。なお、STEP3の入力項目である移管資産とは確定拠出年金で積み立てた金額のことを指します。
iDeCo(イデコ)公式サイトのシミュレーション
iDeCo(イデコ)公式サイトが提供しているツールです。入力項目は非常にシンプルで、年収、年齢、掛金のみの入力となります。結果では、iDeCo(イデコ)加入前と加入後の税軽減額を各年数ごとに確認することができます。
楽天証券のシミュレーション
楽天証券が提供しているシミュレーションツールになります。そのほかのツールと同じように入力後に結果が表示されますが、サイトの下部にはiDeCo(イデコ)に関する情報が掲載されています。さらっと読める内容なので、一度読んでみることをおすすめします。
SBI証券のシミュレーション
SBI証券は運用結果を確認できるシミュレーションツールです。掛金や運用利回りから投資額とその運用益を表示してくれるため、どれだけ運用で利益ができるのか大体の金額を把握できます。SBI証券が気になる方は、一度こちらのツールを試してみてはいかがでしょうか?
ろうきんのシミュレーション
全国労働金庫協会、通称ろうきんでもiDeCo(イデコ)を取り扱っています。ろうきんのシミュレーションツールは節税効果をメインに確認できます。年齢、掛金、年収、さらには扶養配偶者や扶養者を入力すると、年間のiDeCo(イデコ)でできる節税金額を表示してくれます。
みずほ銀行のシミュレーション
みずほ銀行のシミュレーションツールでも節税金額を確認することができます。結果では①拠出時②運用時③給付時の3つの項目ごとにiDeCo(イデコ)の節税金額やメリットポイントを表示してくれます。運用にかかる費用や利益を詳しく知りたいという場合はみずほ銀行のシミュレーションツールがおすすめです。
iDeCo(イデコ)におすすめの金融機関
iDeCo(イデコ)の加入手続きは、利用する各金融機関で行います。金融機関によって手数料や投資できる商品が異なります。金融機関の選ぶ際には、①手数料②取扱金融商品の2つのポイントに注目しましょう。
今回は上記の2つのポイントを踏まえて、おすすめの金融機関をご紹介します。あくまでもおすすめなので、申し込みする際は必ず自分でも調べるようにしましょう。
SBI証券
SBI証券は手数料の安さ、金融商品の取扱いともに非常に優秀な金融機関です。まず手数料に関しては、申し込みをした全員が手数料無料になります。金融機関によっては手数料無料に条件があるため、非常に魅力的なポイントです。
また、SBI証券は大手ネット証券です。そのため、投資信託では充実した金融商品が取り揃っています。
楽天証券
楽天証券は楽天グループが展開するネット証券です。楽天証券でも積立金額やiDeCo(イデコ)加入期間に関わらず、手数料が無料となります。また、投資信託の内容も国内外株式、債権、REITなど幅広く揃っています。
楽天証券では、定期的にiDeCo(イデコ)のセミナーが開催されています。iDeCo(イデコ)についてもっと知りたいという場合は、参加することをおすすめします。
マネックス証券
株式投資をしている方はマネックス証券をご存知な方も多いかもしれません。そんなマネックス証券もiDeCo(イデコ)を取り扱っている金融機関の1つです。
手数料が無料、また費用を抑えた金融商品が揃っているため、評判の高い金融機関で知られています。さらに、マネックス証券ではロボアドバイザーを使った運用プランも利用することができます。
イオン銀行
イオン銀行のiDeCo(イデコ)も口座管理費が無料です。イオン銀行の特徴は、「たわらノーロードシリーズ」や「ひふみ年金」など、投資をしたことがない方でも選びやすい金融商品が揃えられていることです。
さらに、専用サポートツールSMART FOLIO〈DC〉でそれぞれの運用プランを提供してくれます。イオン銀行を利用している方は、ぜひiDeCo(イデコ)を利用してみてはいかがでしょうか?
シミュレーションをした上での選択を
今回はiDeCo(イデコ)のシミュレーションツールについてご紹介しました。シミュレーションツールは基本的に無料で利用することができ、iDeCo(イデコ)にかかる月額費用や掛金、受け取り金額を知ることができます。加入を決める前に、まずはシミュレーションツールを利用するようにしましょう。